ほしづくよのドラゴンクエストX日記

ドラゴンクエストXの世界で体験したことを綴っていきま~す。画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんに著作権があるので転載しないで下さ~い。

「オルストフ」の名が示唆するもの(第一仮説)

 ドラゴンクエストシリーズの世界には、現実の世界にある言葉の文字の一部を入れ替えたり変化させたりすることで生まれた単語が数多くありま~す。有名な例だと、「ロンダルキア」は「飽きるだろ」が語源だと言われていますね。

 以前の記事でも指摘しましたが、ドラゴンクエストXの世界にも、こうした例は見られま~す。

 「メギストリス王国」は、中世の錬金術におけるヘルメス崇拝において重要な形容詞となったギリシア語の「トリスメギストス」が語源であると思われま~す。その前身である「パルカラス王国」も、錬金術師の「パラケルスス」が語源であると思われま~す。

 そして語源の持つイメージの一部が、造語の意味に投影されていることも多いです。

 「ロンダルキア」には、飽きるほど長い洞窟がありますし、ゲームに飽きてきたころになってようやく行ける場所でもありま~す。

 パルカラス王国の最後の国王もかつては大陸一の魔術師でしたし、メギストリス王国の初代国王もまたそんな前任者を魔術で超えた人物でした。

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 さて、本日から二回にわたって、ナドラガ教団総主教オルストフの名前の語源と、そこに投影された意味について考えたいと思いま~す。

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 星月夜は「オルストフ」の元となった可能性の高い言葉を二つ見つけたのですが、本日はより原型を保っているほうを紹介したいと思いま~す。

 「オルストフ」は第一に、ロシア語の"остров"(オストロフ)やウクライナ語の"острів"(オストリフ)が語源であると思われま~す。これらは「島」という意味で~す。

 本来はアストルティアとつながっていたナドラガンドですが、アストルティアから切り離され孤島的存在となり、さらにはナドラガンド自体もまた五つの領界に分断されてしまいました。そういう狭い世界の支配者というイメージが、彼の名前に投影されているのだと思われま~す。

 ちょうどジパングでも『Dr.コトー診療所』というマンガがありましたが、あれも「五島」という主人公の苗字と「孤島」という舞台を同時に表現した題名だったのです。それのロシア語版みたいなものだといえば、わかりやすいかもしれませ~ん。

 さらには、ロシアにもウクライナにも、「オストロフ」という固有名詞の地域があるそうで~す。ざっと調べた限りでは、どちらも「大聖堂のある街」みたいですね~。

 そういった関連情報を総合的に勘案するに、この第一仮説は正解である可能性が相当高いと自負しておりま~す。

 明日はもうちょっと飛躍した第二の仮説を紹介したいと思いま~す。