3.2で六種族のおもさが平等になりましたね。鍛え方や装備が同じだと、プクリポもオーガも同じおもさになってしまうというわけで~す。これは中々に不自然ですね~。
ついでにいうと、3.1までのプクリポとオーガのおもさの差もあんまり大きなものではなく、当時だってかなり不自然でした。
この原因について、最初に考えた仮説は「ドラゴンクエストXにおける「おもさ」とは、体重に摩擦係数を加味したもの。プクリポの足の裏は滑りにくく、オーガの足の裏はツルツル」というものでした。
しかし足の装備が共通である以上、これは瞬時に否定するしかありませんでした。
よって「プクリポは比重が大きく、オーガは中身がスカスカ」という、常識的な見解に落ち着きました。
しかしこの見解も盤石ではありませ~ん。最近のジュレットの町の海やイベントにおけるキュララナビーチの海で、どの種族も浮き具合がほぼ同じであることの説明をしなければなりませ~ん。
オーガの比重が約1だとした場合には、プクリポは海水より完全に重くなってしまい、浮き輪なしで泳ぐのは不可能となりま~す。
仮にプクリポこそ比重が約1だとした場合には、今度はオーガの体の大半が水からはじき出されなければおかしいことになりま~す。
ちなみに『蒼天のソウラ』のプロローグと第27話と第28話を読むと、薄着のウェディの少年少女や薄着のドワーフの青年あたりの比重こそが1に近そうで~す。彼らは通常の海水に放り出された状況下で、首一つぐらいの体積が自然に海面上に出ていました。
比重が全然違うのに海水との関係が同じに見える理由は、「魔法」に求めるしかなさそうで~す。一定の海域にのみ、「六種族が海水に対してちょうど首の分だけ浮く魔法」がかけられていると考えてみました。
ゲームの奇妙な設定の理由を「魔法」の一言ですませるのは、原則としては考察の禁じ手であり最後の手段なのですが、この件についてはゲーム中で泳げる場所がかなり限られているので、例外的に魔法説との相性がよさそうで~す。
もしプクリポがいつでもどこでも楽しく泳げるのならば、ギルザの入り江の水の深い場所で裸や薄着になって「ねる」のしぐさをした場合、ジュレットやキュララナの海と同程度に浮くはずですから。
ジュレットでもキュララナでも、ある距離より遠くまで泳ぐことが禁じられているのは、プクリポでも浮けるようになりオーガでもかなり沈んでしまうこの特殊な魔法が通用する結界の広さに限界があるからなのでしょう。
以上の思考過程はかなり雑駁であったので、以下に今回得た知見をわかりやすく列挙しておきま~す。
1.各種族の「おもさ」は摩擦係数の差を考慮したものではなく、本当の重さを意味している。
2.だからプクリポは比重が大きく、オーガは比重が小さい。
3.プクリポの比重は通常の海水よりも大きい。その証拠は、ギルザの入り江の水の深い場所で裸や薄着になって「ねる」を試せば一目瞭然。
4.漫画の内容を信じるかぎり、ウェディの少年少女やドワーフの青年あたりが、地球人と同じような比重である。
5.ジュレットの町やキュララナビーチでは、魔法によって一定区域で六種族の比重が平等になり、種族の垣根を越えて水泳を楽しめる。