本日は大地の箱舟の速度について考えてみました。
まず外見上の速度については、線路があるフィールド上で数分ごとに観測することができま~す。
正確に計算したわけではありませんが、目分量で測ってみたところ、ガートラント領縦断ぐらいの距離の移動には、1分前後かかる速度でした。
ここで二つの不思議がありま~す。
第一は、ゲーム中で箱舟を使用したときの移動速度と比較した場合、箱舟の移動速度の見た目があまりにも遅すぎるということで~す。
たとえばカミハルムイからメギストリスまで移動するとき、ルーラストーンで瞬間移動するのにかかる時間と大地の箱舟で移動するのにかかる時間とがほぼ同じで~す。フレンドさんと一緒に実験をしてみればわかると思いま~す。
第二は、『蒼天のソウラ』で箱舟が使用されたときの移動速度と比較した場合、箱舟の移動速度の見た目があまりにも速すぎるということで~す。
『蒼天のソウラ』の第2巻の設定では、グレンからドルワームまで箱舟で一週間以上かかるということになっていま~す。
第二の問題については、今回は深く語りません。本記事の続編として別に発表しま~す。
よって、以下の文はすべて第一の問題に関する考察で~す。
とりあえず二つの仮説を考えました。
仮説1.すべてはプレイヤーの時渡りの能力のなせる技である。
500年前の世界に行くために時渡りの術を使う場合、大地の箱舟の力を借りま~す。よって時渡りの力と大地の箱舟とは相性がいいのでしょう。
だから普段の利用でも、プレイヤーは数分~数十分過去の世界に渡っていると考えました。漫画版の設定を流用するなら数日前の世界ということになりますが、本質的には同じで~す。
しかしこの説では、自分以外のどの冒険者も元エテーネの民ということになりま~す。
たしかに冒険者たちの「中の人」たちは、誰もが自分と同じくエテーネの出身であるプレイヤーなのでしょうが、それはゲーム中の世界観ではありませ~ん。
よってこの仮説1は廃棄しました。
仮説2.すべては大地の箱舟の時渡りの能力のなせる技である。
次に大地の箱舟自体に、時渡りの能力が備わっていると考えてみましょう。
大地の箱舟は、通常の冒険者を数分~数十分前(または数日前)の世界に送ることが可能であり、すべての乗客にそのサービスをしていると考えました。
そして乗客がエテーネの民やその同行者などの特別な相手だと、相乗効果で数百年前の世界に送ることまで可能だというわけで~す。
大昔の世界のグレン駅に行きたいという意味の希望を駅員に伝えたときに、やや驚かれつつも落ち着いた対応をしてもらえるのは、大地の箱舟に時渡りの能力があるということが駅員には常識であるという、何よりの証拠となりま~す。
メインストーリーでホーローと出会って会話をした場合に時間が普段ほどには巻き戻らないのは、会話に夢中になってうっかりサービスの利用申請を忘れたか、ホーローの趣味につきあわされたか、偶然にも時渡りシステムが故障中だったかの、どれかが理由だと考えればいいと思いま~す。メイガ戦の時間が巻き戻らなかったことなども、この応用で説明がつくと思いま~す。
星月夜はこの仮説2を採用し、大地の箱舟での移動にかかる実際上の所要時間と、大地の箱舟の外見上の速度から推測される所要時間のズレは、大地の箱舟に元来備わっている時渡りの力を利用したサービスが原因であると考えました。