「牧場のみなと」制度を使うと、自分やフレンドの仲間モンスターの手で依頼書のクエストをこなすことができますが、これに関して普段のゲームの設定ではうまく説明のできない現象が多々発生しま~す。
ちょっと列挙してみましょう。
1.決して負けない。
2.達成の速度は、レベルとは無関係で、なつき度と関係している。
3.達成までの労力は、対象の数とは無関係で、対象一匹の強さと関係している。
4.緊急依頼書の時間制限が甘くなる。
本日はこれらの現象を合理的に説明する設定を考えてみました。
最大のヒントとなったのは、仲間モンスターだけで討伐をしているということで~す。
つまり彼らは、他のモンスターに対して、味方を装うことができるので~す。
これを利用し、戦闘ではなく謀略によって討伐をしているのだと考えれば、最初の謎「決して負けない」は不思議ではないことになりま~す。
またその謀略も、「後ろから殴る」といった暴力的なものではなく、「毒の入った料理をふるまう」といったものであれば、レベルは関係ありませ~ん。そして冒険者になついていればなついているほど、誠実に毒を調合したり食欲のわく料理をこしらえたりするでしょう。これで「達成の速度は、レベルとは無関係で、なつき度と関係している」問題もクリアーできそうで~す。
仲間モンスターに騙された標的たちが、戦闘によって各個撃破されていくのではなく、偽の慰安旅行の最中に毒で徐々に体調を崩していくのだと考えれば、達成までの労力が対象の数と無関係であり、対象一匹ごとの生命力と緩やかな相関関係があるというのも、説明がつきま~す。これで「達成までの労力は、対象の数とは無関係で、対象一匹の強さと関係している」問題も解決ですね~。
緊急依頼書の時間制限が甘くなるのは、偽の慰安旅行先が時間の流れの異なる世界だからだと考えてみました。あまり美しい説明ではありませんが、これでなんとか「緊急依頼書の時間制限が甘くなる」もクリアーで~す。
最後に、以上の主張を一つの段落にまとめなおしておきま~す。
「牧場の仲間モンスターによる敵モンスターの討伐は、戦闘によって行われるものではない。外見が敵と同じモンスターであることを利用し、自分たちが六種族の側に寝返ったことを伏せ、味方のふりをして討伐対象を招きよせている。時間の流れの異なる異世界への慰安旅行に討伐対象を無料で招待し、そこで毒の投与などを通じて徐々に相手を弱らせていく。この作業を誠心誠意実行するのは、戦闘のステータスが高い仲間モンスターではなく、なつき度の高い仲間モンスターである。毒で徐々に弱っていった討伐対象たちは、最後には全員がほぼ同時に死亡する。このため、一匹だけ招かれたときも団体で招かれたときも、生命力が同じであるかぎり、殺害までに必要な労力はほぼ同じである」