ほしづくよのドラゴンクエストX日記

ドラゴンクエストXの世界で体験したことを綴っていきま~す。画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんに著作権があるので転載しないで下さ~い。

ファーストディスクのボスたちのほとんどが、今でも魅力的な理由

 初代『ドラゴンクエスト』の最大の欠点は、中ボスの権威の低さだったと思いま~す。

 ローラ姫やロトのよろいを守る立場のボスが中堅モンスターであり、そうである必然性がほとんど感じられませんでした。

 無理に考察して、「キースドラゴンやしにがみのきしは、りゅうおうの命令に唯々諾々となって僻地に赴任する部下ではなく、同盟者と部下の中間的存在であった」とすれば、何とか説明がつきますが、そうなると今度はりゅうおうの魅力も激減してしまいますね~。

 これを反省したのか、『ドラゴンクエストII』では、ハーゴン側の大事なものを守る中ボスが弱小であっても無理のない状況が作られました。たとえば大灯台でほしのもんしょうを守るグレムリンについては、ハーゴンがもんしょうの重要性を意識していたかどうかわからない状況になっておりましたし、海底神殿でじゃしんのぞうを守るじごくのつかいについては、海底神殿自体が本来侵入できない鉄壁の要塞なので、「文官としての才能を見込まれて、安全地帯ではあくましんかんより重宝されていた」と考えることができま~す。

 その後も、戦闘力は中堅だけれども元来の人間の統治機構を上手に利用した者としてボストロールキングレオが登場しました。『ドラゴンクエストVI』では、何度倒しても死なない偽ムドーや、近接戦闘に持ち込むことが本来不可能な真ムドーや、初めから身の程を知って武力より謀略に頼った知将のジャミラスといった、強大な雑魚が登場する終盤で回顧しても十分魅力的な中ボスが、数多く登場しました。

 この『ドラゴンクエストX』のファーストディスク時代のボスも、セカンドサード・フォースディスクへと物語が続いた場合を見越してか、弱いなりに脅威であったことを上手に説明するためのかなり魅力的な設定がなされていたのだと、最近になって気づきました。

 以下に列挙してみましょう。

※怪獣プスゴン・・・戦闘で倒しても弱った様子はなく、本気で怒って「真のチカラ」を解放してくる。後のサブストーリーで登場する「怒りのプスゴン」が本来の実力。

※水竜ギルギッシュ・・・永遠の命を持つと噂されている。

※ウルベア魔神兵・・・そもそも人々に脅威を与えていた存在ではなかった。その後のキーエンブレム授与の経緯も異色である。

※悪魔ザイガス・・・一時的に弱っていたところを倒したが、本来の実力はもっと上。しかもそこを起点として、プクリポの子供を食べれば食べるほど強くなっていくという設定もある。

※キャット・リベリオ・・・武力より智謀に頼っていた。

※魔軍師イッド・・・武力より智謀と変身術に頼っていた。

※呪術師マリーン・・・武力より変身術といただきボールに頼っていた。有力なオーガが100人集まれば悪鬼ゾンガロンより強力になるので、マリーン軍の脅威がゾンガロンの脅威を越えるのは時間の問題であった。

※怪蟲アラグネ・・・武力より智謀と変身術に頼っていた。

※暴君バサグランデ・・・歌の力で弱体化していたが、本来の実力は「バサグランデ強」と同等。

※天魔クァバルナ・・・倒しても誰かに憑依して復活するので、完全に倒すことは不可能。封印するしかない厄介な相手。

※守護者ラズバーン・・・倒すと史上最強の兵器レイダメテスが崩壊を始めるので、その心臓部分だったと思われる。レイダメテスとセットで評価するならば、今でも最強級のモンスターといえる。

※冥王ネルゲル・・・大魔王との契約に基づいたレンダーシア封印で一時的に弱体化したこともあって倒されたが、本来は放置していれば死者の魂を食らって無限に強くなっていく設定であった。生者には決して解けない「冥府の縛鎖」を使えるので、生き返しを受けた者以外だと、弱体化状態を見計らって襲っても一対一では決して勝利出来ない。

冥獣王ネルゲル・・・登場した瞬間、挑戦者が飛行手段を持っていなかった場合、戦うことすらできずに無限の奈落へと落下してしまう。

※災厄の王・・・時の王者以外は、挑むことすら不可能。そういう理由で皆が手をこまねいている内に、世界を地道に滅ぼしてしまう。しかも倒しても本体ではないので、何度でも復活する。

※真・災厄の王・・・時の王者ですら、挑むこと自体が困難。戦闘で弱らせたところを世告げの姫たちが命を投げうつと、ようやく封印できる。しかしここまでやっても問題を約5000年後に先送りしたにすぎない。

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 キーエンブレムを集めていたころは、「どこの王国も謀略型の魔物が取り入っている話ばかりでワンパターンだな~」とか不満を持っていました。でも、レベルが99になってから回顧すると、「あの連中は状況次第では今でも怖い」と思えたので、制作陣の遠大な計画に今さら震撼しましたよ~。