星月夜が受けた傷は深すぎたようで魂まで死んだらしく、何度ザオリクを受けても復活しませんでした。
そこで六大種族神が神の器を通じて力を発揮し、六人の神の器が自発的に寿命の一部を譲ってくれたことで、星月夜はようやく復活できました。
そしてこういう手法で星月夜が復活することすら、オルストフの予定通りだったようでした。オルストフは突然出現し、六大種族神の力が付近で顕現した瞬間にしか破壊できない創生の霊核の外殻を破壊し、中に入っていた「竜神の心臓」を回収して去っていきました。
これで一応、兄が殺されずにすんだことの説明がつきましたね。オルストフとしては、クロウズが援軍としてかけつけなかった場合に備え、自然回復した兄に星月夜の死体と魔瘴で弱ったアンルシア様とを、持ち帰らせようとしたのでしょう。
オルストフは、ナドラグラムにてエステラさんと竜神の心臓を使ってナドラガ神を復活させようとしはじめたようでした。
星月夜・兄・シンイの三名は、オフラインモード以来の、久々のパーティを組んでその邪魔をしにいくことになりました。作戦はいつもどおり「正面突破」で~す。
ここからナドラグラムに行けるようになったようでした。
オルストフが一足先に行ったらしいのですが、バジネヅさんはそれをただ見ていただけのようでした。
バジネヅさんは、悪しき竜をアストルティアに行けないようにするだけが使命で、それ以外のことには干渉してくれないんですね。
ついでにいうと本業のほうも大雑把ですよね。ゴウシルシャに勝っただけでアンテロを「善」認定して常世の門を通過させたりするから、こういう面倒なことになったので~す。
やってきました、ナドラグラム。
運営にその存在の設定をすっかり忘れられていると思われていた、炎の戦士の闇の領界バージョンが、ようやく登場!
種族神たちの武器が置き去りにされた上、封印されていました。
亡霊たちの話によると、種族神たちはこれらの武器でナドラガ率いる竜族の大軍を苦しめたそうでした。
これらの武器を所定の位置に納めると、ナドラガの鎮座する一番奥の扉が開くのが、神代からの仕組みなのだそうで~す。
そのころは、ナドラガが神々の調停者であり、神同士のもめごとがあるとこの仕組みによって彼が呼び出され、裁定をしていたのだそうで~す。
このハンマーは、ワギの「チャカニル」だそうで~す。
語源は不明ですが、「ドワチャッカ」の「チャッカ」と発音上の類似点がありますね。
マリーヌ神の槍、「トリト」。
語源はギリシア神話の海神"Τρίτων"(トリトーン)。ウェディは長母音が大好きなくせに、今回はなぜか逆に長母音を短母音化してきました。
ガズバランの剣、「ガラング」。
デルタニス王子が組織の名称を決めるさいに、この剣を念頭においていたかどうかは、謎で~す。
ピナヘトの杖、「パナパナ」。
きっと漢字表記は「花花」で~す。
エルドナの扇「カザヒノミ」。
漢字表記だと「風日祈」で~す。
グランゼニスの剣は実物が地面に突き刺さっていました。これでナドラガを倒したのだそうで~す。
神々の中心で祈りを捧げました。新たな調停者の誕生の瞬間で~す。
さあ、扉が開いた。
中ではオルストフがナドラガ神の器であるエステラさんを使って、復活の儀式をしていました。
オルストフによれば、彼はナドラガ神が封印されたさいに、その体の一部から生じた存在なのだそうで~す。そしてそれ以来ずっと、ナドラガ神を復活させるために努力と苦労を重ねてきたようでした。
二年ほど前に星月夜が提唱した「ナドラガには、ゼウスと戦って負けたテュポーンのイメージが投影されており、オルストフの語源はテュポーンの息子のオルトロスだ」という仮説*1は、ほぼ完全に正解でした。やったー!
対話の後、戦いが始まりましたが、冒頭でクロウズが竜化して先走ろうとした途端、瞬時に一人だけ無力化してしまいました。どうやら竜化した竜族だと、始祖たるナドラガ神やその一部には逆らえないようでした。
シンイ君のままがんばってくれてたら、相当役にたったでしょうに…。
仕方なく、その実力が未知数な兄と二人で頑張りました。
星月夜「ゼエゼエ、兄者、真面目に戦ってくだされ~」
月夜見「レンジでチーン!」
この戦いにはかろうじて勝ちましたが、儀式はずでに完了しており、ナドラガ神が復活してしまいました。