ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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近過去において、ドルバイクプリズムとは異なる、本物のドルバイクも存在したようで~す。そして現在それをほとんど見かけない理由を考えてみました。

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 昨日の記事で紹介した、ターヴリが少年時代に盗んだドルバイクでフィーヤ孤児院を脱走したという設定は、尾崎豊の『15の夜』へのオマージュとして聞き流してしまいそうですが、世界観的には非常に重要ですね~。

 ドルボードは現代ではまだメンメさんが研究を始めたばかりであり、採算のとれる商品にはなっておらず、使われているものは古代の製品を改修したものばかりというのが、公式設定でした。そして燃料のドルセリンが世界各地で売られるようになったのも、ドルボード乗りが増え始めたつい最近のことでした。

 なので不良少年時代のターヴリが盗んだドルバイクは、「プリズムによってドルバイクの外見にしたドルボード」ではなく、正真正銘のドルバイクだったのでしょう。

 ドルバイクは名前に「ドル」がついているので、おそらくはドルセリンが燃料なのだと思いま~す。

 しかし前述のとおり、ドルセリンが大々的に売られ始めたのはつい最近のこと。しかもその「本物のドルバイク」を庭に置いている家も城も見たことがありませ~ん。

 このように、存在する(した)はずの本物のドルバイクが、あたかも初めから存在しなかったかのように思えてしまう理由を、考えてみました。

仮説1.「元々不人気だった」

 復活し始めたドルボードに地位を奪われるまでもなく、元々不人気な乗り物だったと考えれば、つじつまが合いますね。

 不人気の理由としては、「馬と比較しての速度・旋回性能・急停止性能・運転の難易度・値段・燃費・維持費などを総合すると、一部の好事家以外所持する気になれない乗り物だった」ということが考えられま~す。

 この説の弱点は、もしもそんなに不人気な物品ならダストンが放っておかないだろうということで~す。

 自己評価の正解率は20%程度ですね~。

仮説2.「魔瘴の活性期と相性が悪かった」

 魔瘴の活性期と相性が悪かった場合も、設定上の矛盾がなくなりま~す。

 必要な部品か構造上の問題のせいで、魔瘴の活性期になるとどうしても暴走してしまう乗り物だったと仮定してみましょう。

 この場合、魔瘴の活性期が始まったあの冥王によるエテーネ襲撃の日*1までドルバイクが大人気だったものの、その日から一気に使えなくなったということになりま~す。

 思い出としてとっておきたい人も、危険物ということで泣く泣く破壊したのでしょう。だからガラクタ城にすらもう存在しませ~ん。

 そして彼らの懐古趣味を満たすために作られたのが、偽のドルバイク、すなわちドルバイクプリズムだったというわけで~す。

 ドルボードが復活した途端に世界中の道具屋が即座にドルセリンを販売できたのも、元々精製技術と販売網が存在していてそれを復活させただけだと考えれば、説明がつきますね~。

 プレイヤーにとって都合のいい時期にメンメさんがドルボードの研究をして、急に世界中でドルボードの発掘・修理・再利用が盛んになったのも、単なる偶然と考えるよりは、必要に迫られての文明スタイルの一大転換と考えたほうが自然で~す。

 こちらは自己評価の正解率が70%を超えていま~す。

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(2022年10月20日追記)

 総論で書いた「ドルバイクプリズムとは異なる、本物のドルバイクも存在した」が正解であることが6.3メインストーリーで明らかになりました。

 しかしそもそも廃れてなどいなかったようでした。

 それなのにドルボードが復活するまで道具屋でドルセリンが売られていなかったとなると、ドルバイクの「ドル」はドルセリンとは直接関係がなさそうで~す。

 「ドル」がつく類似の燃料で動いていそうで~す。