ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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4.1メインストーリー その2 1000年前の世界へ跳躍し、まずは猛将ギーグハンマーを討ち取り、腐敗した王宮へと招かれました。 & ジュテ国王の名前を分析しました。

 不死の魔獣を倒す方法の調査の第一歩は、アルヴァン像を眺めることから始まりました。

 これが大当たりだったようで、キュルルによれば1000年前の物品であるこのアルヴァン像を媒介にすれば、1000年前に行けるそうで~す。

 そうして不死の魔王の断末魔を見学して参考にしちゃうぞツアーが始まりました。

 アンルシア様は自分も何とかして千年前に行きたいと思っていたようですが、キュルルに不可能だといわれ、さらにレリオが国王からの伝言を伝えたことで、頭が冷えたようでした。

 レリオ、4.1で二度目の活躍ですね~。持ち場が玉座からかなり離れているのに国王からの伝言を伝える役になったということは、繭関連の問題は彼が一手に責任を持つ立場なんでしょうかね~?

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 姫様曰く、「……そうだったわ。 賢者さまたちが いない今 私まで 1000年前に 旅立ってしまっては お父様や 城のみんなを守れない」だそうで~す。ノガートのリストラの日は近そうですね~。

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 前回の行先は5012年前という端数混じりの過去でしたが、今回はピッタリ1000年前でした。着いたところは教会でした。

 ちょうどカミルが、以前王家の迷宮で語ったあの不死の魔王を倒す禁呪の情報を得た場面でした。情報をもたらしたヤスラムという男は、外国人同士でグランゼドーラを見捨てて、さっさと駆け落ちしようとカミルを誘惑していました。

 そこへ突然またまたレリオ似の兵士が敵襲を知らせてきたので、カミルは話を打ち切って戦いに赴くことになりました。

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 のちに、この兵士の名は「レリオット」と判明しま~す。さらにのちに、レリオの先祖であるとも判明しま~す。

 バージョン4.1を貫くテーマは、「眼鏡男子の伝令」でしょうか?

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 ちなみに、この教会は珍しく紫の服の聖職者が緑の服の聖職者よりも偉そうに見える配置で~す。ただしのちのムービーで緑の服の神父が王宮に招かれているので、やはり緑の服のほうが偉い可能性が高いですね~。

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 外に出ると大砲がいっぱい配置されていましたが、敵襲の直前だというのに砲撃手の姿が見えませんでした。絵として省略されているのでしょうか? それとも魔王軍が武器の破壊よりも兵士の殺害を優先しているのでしょうか?

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 そして、驚いたことにプクリポとエルフがレンダーシアに存在することが許されていました。レンダーシアに五種族が上陸してはいけないというルールは、千年前にはまだなかったのでしょうか?

 そうなると、やはりこの禁令は災厄の王の襲来に備えたルールだという星月夜の説*1が正解である可能性が高まりますね~。予測される襲来の日の数百年ぐらい前から禁止すれば、目的達成にはそれで十分でしょうから。

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 料理屋には冒険者向けの料理は売っておらず、店員のシバーラさんは漬け物の話しかしてくれませんでした。

 漬け物は「シバーラ」さんだけに柴漬けだったりするのでしょうか?

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 中央広場で猛将ギーグハンマーに出会いました。ギーグハンマーが空を飛んだり言葉を喋ったりしていたので、少々驚きました。

 レリオットはここでもうムービーに二度目の出演を果たし、逃げろと忠告してきましたが、星月夜はこいつとその強化版と狂乱版とをあわせて、すでに91回も勝利してるんですよ~だ。

 と思ったら、たしかに魔法の迷宮で登場したときよりは強かったで~す。装備が外見からして豪華なので、その錬金効果のせいでしょうか? もしくは現代の四魔将のように、魔王によって強化されたんでしょうか?

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 とはいえ、耐性などは現代のギーグハンマーと同じらしく、4thディスクのボスにしてはスタン耐性が非常に低かったで~す。戦士や盗賊にとってはいいカモで~す。

 戦闘で倒すと最期の力をふりしぼって大量のガーゴイルとシャドーサタンを召喚してきましたが、これらは駆けつけたアルヴァンとカミルが始末をしてくれました。

 のちに判明した情報によると、この時点の二人は不死の魔王に負けて逃げかえってきた直後だったそうで~す。

 そしてこの時期にギーグハンマーがグランゼドーラを襲った理由は、「まめちしき」によると「ある魔軍十二将の 入れ知恵で 勇者と盟友が 留守と知り グランゼドーラ王国を 襲撃したらしい」となっておりました。

 敵軍の連携はあまりとれていないようですね~。情報源の「ある魔軍十二将」は、出撃するアルヴァンたちの姿を見て「今がチャンスだ!」とギーグハンマーに教えるだけでなく、不死の魔王に「苦戦するふりをして戦いを長引かせて下さい」と伝えていれば、より大きな戦果をあげられたでしょうに。

 まあこの時代の魔軍は、ドラゴンガイアに「主君の後釜を狙っていた」という設定があったり、バリクナジャに「主君に逆らうこともあった」という設定があったり、ハヌマーンに「はみ出し部隊を率いて 敵味方ともに恐れられた」という設定があったり、ギーグハンマーに「ときには味方も犠牲と」したという設定があったりする上に、逆に主君に忠実で有能で十二将のまとめ役でもあったキングレオが「獅子身中の虫となるのではと 疑われることもあった」という設定のある、かなり酷い組織なので、互いに謀略を仕掛けて足を引っぱり合うことも、しばしばあったのかもしれませ~ん。今回もそのケースだと考えれば、納得がいきま~す。

 その後、ギーグハンマーを倒した英雄としてアルヴァンから城へ招かれました。

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 城下町は火の海だというのに、城の中では呑気に、アルヴァンの許婚のヴィスタリア姫の出身国のフェルエンデが小国で歴史あるグランゼドーラとの釣り合いがどうとか、どうせ他国に嫁ぐフェリナ姫よりヴィスタリア姫の機嫌をとったほうがどうとか、そういう話題で盛り上がっていました。

 そして玉座の間に行くと、エメリヤ妃とヴィスタリア姫がアルヴァンの負傷の責任をカミルに押しつけていびりぬいていました。

 魔軍は魔軍で内輪もめをし、人間は人間で内輪もめをし、互いにその余力で戦争を継続しているわけですね。そして長引く戦いの中で一般のグランゼドーラ兵やガーゴイルが無駄に死んでいくわけで~す。救いようのない世界ですね~。

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 あと、勇者と盟友の像が完成していたので、エルノーラはもうハシゴから落ちてポックリ死んでいるんだと思ったのですが、玉座の間にちゃっかりいました。「完成後の式典」が不死の魔王との戦いが終わるまで延期になっているってことでしょうか?

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 会議の後、カミルは単独で不死のチカラを封じる禁忌の秘術を探しに出かけました。

 星月夜はジュテ国王から、負傷中のアルヴァンに代わってカミルを手伝うよう依頼されました。

 ちなみにこの腐敗した王宮の主であるジュテ国王は、生まれた瞬間から踊りスキルが高く、剣術においてもアルヴァンの師であるなど、個人としては有能であるようで~す。

 この踊りが得意という設定から考えるに、「ジュテ」の語源は、「跳躍」を意味し、バレエの用語でもある"jeté"でしょうね~。

 またフランスで1962年に作られた短編映画"La Jetée"(ラ・ジュテ。日本語で「送迎台」の意)の影響もありそうで~す。

 この映画は、荒廃した未来を救うために過去へと時間旅行をする話だったので、繭による破滅を回避するために向かった先の過去世界の代表者の名前としてふさわしいもので~す。

 加えてこの映画では、支配者の命令で出発した者は大半が死ぬか廃人化してしまう設定でした。部下の兵士がどんどん死にまくっているという設定と、アルヴァンがやがては廃人として帰還するという定められた運命とを、王と同名の映画を通じて確認しているとも考えられま~す。

 最後に、これは少々こじつけになってしまうのですが、『ラ・ジュテ』は押井守監督の『アヴァロン』に強い影響を与えたといわれていま~す。地球ではアヴァロンの母がラ・ジュテアストルティアではアルヴァンの父がジュテ、という対比も考えられま~す。

 なお、「アルヴァン」と「アヴァロン」の類似性は単なる発音上のものではありませ~ん。地球におけるアヴァロンの本来の意味は、致命傷を負ったアーサー王が深い眠りについた架空の島の名前で~す。禁呪により魂がけがれて王家の迷宮へと引きこもったアルヴァンと、イメージ上の共通性がありま~す。

 以上色々と「ジュテ」の部分について考えましたが、この人が「アリオス王」とは違い、「ジュテ王」ではなくあえて「ジュテ国王」と表記されている理由は、残された課題となりました。

 この「国王」という称号を持つ王にはドルワームの「ウラード国王」がいま~す。「村王」などのように、普通の「王」とは微妙に地位が違うのでしょうか?

 とりあえず区切りがいいので、今日はここまでとしま~す。