フィロソロスさんが今度は1300年前の世界に関する依頼をしてきました。
オルセコ闘技会の歴代チャンピオンのサイン帳を入手したものの、ゾンガロンが暴れていた時期の第26~30代チャンピオンの名前だけが欠落しているので、それを入手してきてほしいとのことでした。
ちなみに、メインストーリーでゾンガロンの封印の日程を100年早める前でも後でも、このクエストにおけるサイン帳の欠落の人数は同じなので、「改変前の歴史でも、ゾンガロンが本当に脅威だったのは、ギルガラン王子の捨て身の攻撃を食らうまでの最初の数年間のみ」という仮説*1の補強証拠としても機能するクエストで~す。
1300年前の世界では名前に「闘士」とついているオーガがちょうど五人いて、彼らが第26~30代チャンピオンであったので、それに気づいてからは非常に楽な作業でした。
第26代チャンピオン。
27代。
28代。ちなみに鬼人のように見えるのは潜入用の着ぐるみで~す。
29代。
30代。
サインを持ち帰ると、フィロソロスさんはいくつかの設定を教えてくれました。カルトクイズに出そうなので要チェックで~す。
※「闘士メイガン」が女性では唯一のチャンピオンである。
※ルシェンダさんはフォロソロスさんの師匠である。
※フィロソロスさんはレスリングの練習台にされていた。
※ルシェンダさんはひざの故障で引退した。
オーグリード式レスリングについては、グロスナー王がバグド王に教えたという話題が3.0メインストーリーの冒頭で語られていましたが*2、意外に新しいものだったんですね~。
さてここで、「なぜ第26~30代チャンピオンのサインが欠落していたのか」を考えてみました。
フィロソロスさんはゾンガロンが暴れていたからとかいう曖昧な理由しか思いつかなかったようですが、はっきりいって歴史家としては無能ですね。
まずはこの五人の種族に着目すべきで~す。オルセコの闘技会は世界規模なのが建前なのに、全員がオーガだというのは少し変で~す。
続いてこの五人のオーガですが、全員がこれまた都合よくオルセコの近辺にいましたね~。
そして当時のオルセコに他種族が便せん娘のササミさんとダーマ神官のネムドさんの二人しかいないことや、他国出身と確定できる者もムニュ大臣一人だけであることや、関所によるザマ地方との交通の途絶や、オルの船着き場が休業状態であったことにも思いを馳せましょう。
こういった事情を勘案すると、「第26~30回大会は、ゾンガロンの脅威やザマの九ヶ国戦争等の事情による交通の途絶により、他種族のみならずオーガ族の他国民の参加も事実上ほぼ不可能となり、マイナーリーグと化していた。」と考えることができま~す。
そういう次第で、当時のサイン帳の管理者は、この五回の大会のチャンピオンたちを世界最強とは認めなかったのでしょう。だから、ゾンガロンの脅威が去った後に(改変前の歴史では「弱まった後に」)第31代チャンピオンのサインを求めにオルセコを訪れたさいにも、ついでにこの五人のサインを求めようとは思わなかったのでしょう。
(追記)
五人分のサインを集めた後で、クリア報告前に「闘士のサイン帳」を「つかう」と、31代チャンピオンの名前が見られると知りました。そしてその31代チャンピオンは、上記の26~30代チャンピオンの一人で~す。
つまりサイン帳の元の持ち主が、仮に26~30代チャンピオンのサインも欲していたのであれば、少なくとも31代とチャンピオン同一人物である代の分だけは集められたということになりま~す。
そういうわけで、「サイン帳の元の持ち主は、意識的に26~30代チャンピオンのサインを求めなかった」という星月夜の説が正解である可能性は、ほぼ100%となりました。