四日前の記事で「ブラックリストを使うのは実に久々で~す」と書きましたが、決して長らく悪質プレイヤーに遭遇していなかったわけではありませ~ん。
ツイッターの読者のみなさんは知っているかもしれませんが、3週間ぐらい前に、あるフレンドさんの連れてきた悪質プレイヤーによる背信的行為により、事後的な回復が不可能なタイプの被害を受けました。つまり何時間金策をしたり経験値を稼いでも、損害を取り返せないタイプの被害で~す。しかも謝罪も補償も一切ありませんでした。
このとき、地球にいた分身は精神的なショックで肉体まで傷つきました。とても苦しかったで~す。異世界の住人まで攻撃するなんて、まるでゾーマですね。
ではなぜブラックリストに入れなかったかというと、入れられなかったので~す。被害時はショックでゲームを続けられずリストの作業をしないままログアウトしてしまい、あとで目覚めし冒険者の広場の「一緒に冒険したキャラ履歴」を見ると、非公開になっていました。
「その場ではミスを装っていたけど、意図的ではないか?」という疑惑がますます深まりました。
その場で作業をしなかったのは、星月夜の痛恨のミスで~す。
でも、「あんな人を連れてきてごめんね」というフレンドさんの謝罪には、八つ当たりをせずに「いや、それはいいよ」と答え、舌たらずながら以下の理由も説明できました。
もしも「悪質プレイヤーの悪を見抜けず連れてきたこと」も悪質プレイに該当するなら、そのフレンドさんも「悪質プレイヤーその2」で~す。でもそうであるなら、そんなフレンドさんと組んだ自分も「悪質プレイヤーその3」で~す。悪が悪に謝罪を求めるのは身勝手で~す。
そして「悪質プレイヤーの悪を見抜けず連れてきたこと」が悪質プレイに該当しないなら、二人ともその件については「善」で~す。善が善に謝罪を求めるのは八つ当たりで~す。
星月夜は地球においてもこの論理で、連帯責任を追及しすぎないようにしておりま~す。
暁月夜「やれやれ、随分と理屈っぽい恨みかただな~。メソメソと観念の遊戯をしていないで、ムカついた奴はとりあえず全員ぶっとばしちゃえよ」
星月夜「暁月夜は粗暴に見えて、本質的には私よりずっと賢いのね」
夕月夜「そいつは単に馬鹿なだけで~す! 騙されないで~!」