ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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プレゼントに対するミラン君の反応 & アクアマリンの宝石問題の告発

 本日はミラン君の反応とその感想で~す。

 雑学王子のセリフなので、本人の性格のみならず、世界観の探求のためにも必要な情報が満載でした。

 またこの機会に、以前から告発したいと思っていた問題の告発に踏みきりました。

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※アクアマリンの宝石

 この宝石の深い青色を見ていると、とても心が落ち着くのだそうで~す。

 地球で「アクアマリン」というと宝石の名前であると同時に青緑色の名前でもあるので、この「アクアマリンの宝石」が「宝石としてのアクアマリンそのもの」なのか「単に青緑色をした宝石」なのか、曖昧ですね~。

 でもその答えがどちらであれ、大問題となるミスがこの道具には存在していま~す。本日はその問題を告発しま~す。

 このアクアマリンの宝石の道具としての情報を見ると、アイコンと説明は以下の写真のようになっていま~す。

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 ご覧のとおり、アイコンにおける宝石の色は青緑色で~す。ところが説明文では「深海を思わせる深い青色の宝石」だと言い張っていま~す。アイコンと説明文とで、立場が分かれていますね~。

 そして「この宝石の深い青色」と述べたミラン君は、アイコン派ではなく説明文派なわけで~す。

 ちなみにフランジュさんの反応についての記事でも紹介する予定ですが、フランジュさんも説明文派で~す。

 「アクアマリン」の語源は、たしかにラテン語で「海水」を意味する"aqua marina"で~す。

 社会常識がないくせにそういう知識だけ知っていて、しかも念のための確認をしない人は、「アクアマリン」と聞いただけで日本周辺の海の水を連想して深い青を想像してしまうのでしょう。そしてこのアイテムの説明文を書いた人や、ミラン君とフランジュさんの反応の文を書いた人は、そういう非常識な人だったというわけで~す。

 ラテン語を使っていた当時のローマ人には、深海まで潜る技術なんてありませんでした。そしてイタリア半島の海岸では、海の色が青緑色をしているので~す。だからこそ、「アクアマリン」は青緑色なので~す。

 そしてアストルティアでも「アクアマリン」という単語が青緑色を意味することは、「アクアマリンマリー」という青緑色をした道具の存在からも明らかで~す。

 よって「アクアマリンの宝石」については、アイコンが正しく、説明文やフウキ委員の反応のほうが間違いで~す。

 以上の星月夜の主張やアイコンの作成者に対して、説明文を書いた者やその同情者が反論するとすれば、「「アクアマリンの宝石」とはアクアマリン色の宝石の意味であり、なおかつアスフェルド地方の方言では例外的に「アクアマリン」とは青い色を意味するのだ。だから間違っているのはアイコンのほうだ」というものが考えられま~す。

 2017年9月6日のアップデート*1までは、そう言い張ることも可能だったでしょう。

 しかしこの日以後、シャフル先生が学園内の職員室で容姿を変えてくれるようになり、その作業においては「アクアマリン」という単語がちゃんと地球や外部世界と同じく青緑色の意味で使われているので~す。証拠は以下の写真で~す。

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 これでアクアマリンの宝石問題については、完全にアイコン派の勝利で~す。

 説明文とフウキ委員の反応を、今からでも修正すべきで~す。

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※エゼバスソルト

 母のお気に入りの品だったから幼い頃には自分でもよく使っていたので、何だか懐かしいのだそうで~す。

 そもそも塩風呂とは、浸透圧を利用して大量の老廃物を皮膚に吐き出させるもので~す。だから普段空気中に暮らしているだけで汗がだらだら出るようなアラハギーロでは、わざわざ塩風呂につかる意味が、ほとんどありませ~ん。むしろミネラルの無駄な排泄までしてしまいそうですね~。

 そう考えると、母親の死後にミラン君がその影響下から脱したのは自然で~す。そして母親は、出身がアラハギーロではないために生来の慣習でこれを使い続けていた可能性が高いですね~。おそらく他国から政略結婚で嫁いできたのでしょう。

暁月夜「自然科学の知識がちょっとあるだけで、片言隻句からこんなに大量の合理的な推論ができるのか~。羨ましい。私もがんばらないとな~」

※エッチなしたぎ

 「やけに小さな布きれ」であることに注目し、「新種のヘアバンド」と解釈していました。

 天然にふさわしい勘違い発言ですが、ひょっとしたらアイゼル先輩はもっと天然でこの思考過程を飛ばしてミラン君と同じ結論にたどりついたからこそ、ああした落ち着いた反応になったのかもしれませ~ん。アイゼル先輩はハチマキとか好きですしね。

※銀の圧力なべ

 「銀は金属の中では最高の熱伝導率」という雑学を披露してきました。

 銀が金属の中で最高の熱伝導率をほこるというのは、地球でもそうですね~。アストルティアにおける金や銀や銅や鉄について、地球の同名の物質とどの程度同じ性質を持っているのかについては、今後もじっくり考察したいもので~す。

※古代の石板

 貴重品とみなしてとにかく喜んでいました。

 入手方法を見抜けないで驚いていますね~。でも仮に友情の木を使いこなせる生徒がほとんどいないとしても、購買部では「わくわくプレゼント箱」が普通に売られてますからね~。あまり驚かれても困りま~す。

※最強クイズ問題集

 この手の本はけっこう読んだのだそうで~す。

 ミラン君は雑学の知識が豊富なので、とりわけカルトクイズが得意そうですね~。

※さらつやシャンプー

 「このシャンプーの成分なら まちがいなく さらさらツヤツヤな カミの毛に なれそうだね」だそうで~す。

 シャンプーの成分表示を見てその効果まで判断するとは、かなり深い知識があるようですね~。

※白い花のブーケ

 自分でも植物を育てるから、かなり手がかけられているとわかるのだそうで~す。そして、ずっと大事にしたいからドライフラワーにすることを考えていました。

 植物の専門家みたいなことをいっていますが、ミラン君の部屋には鉢植えが二つあるだけで~す。砂漠の国の常識では、これでも植物好きなのかもしれませんけど。

※超合金ダンベ

 この「超合金」がどんな合金なのか知りたがっていました。

 金銀銅鉄以外の金属を鍛冶職人が使っているのをみたことがないですね~。オーブなどの素材の中に希土類元素でも混じっていてそれを活用して超合金製品を作っているのでしょうか、それともこのダンベルはドワチャッカ三国時代ロストテクノロジーの遺品なのでしょうか。

※彫刻刀セット

 何か作ってみようかという意欲を表明していました。

 結局作りませんでした。

※ときめく砂糖菓子

 精密な細工に菓子職人の技術の粋が込められているのが感じられて、食べるのがもったいないぐらいなのだそうで~す。

 味よりもまずは観察し、対象の背景を考える。これがミラン君で~す。

※ひまわりのタネ

 植物を育てるのが好きなので、このひまわりもきっとキレイに咲かせるとのことでした。

 またまた植物を育てるアピールをしてきましたよ~。そういえば菜園は、思わせぶりの空間がありながらほとんど活用されないまま物語が終りましたが、当初の運営には彼を菜園で活躍させる計画でもあったのかな~? まあ太陽の王国の法統を継ぐアラハギーロ王国の王子なら、太陽にゆかりの深いひまわりを愛しても不思議ではありませんね~。

※福まねきのタヌキ像

 すごく幸運を呼んでくれそうな気がするといい、これをくれるような主人公と会えたことこそが最高の幸運なのかもとかいう、プロポーズじみた発言をしてきました。

 理由は不明ですが気に入ってもらえたようで~す。

※レインボーアイ

 この宝石の色彩はわずかな光の加減で千変万化するので、いくら見ていてもあきることがないのだそうで~す。

 名前を最初に見たときには、レッドアイやブルーアイたちとこのレインボーアイの関係を、五色のオーブと虹色オーブの関係に対比させて考えていましたが、この発言とアイコンを総合考慮するに、どうやら宝石自体の表面が虹色なのではなく、内側にプリズムみたいな効果を作る部分があって色が変わり続けるようですね~。

※ワカメスープ

 かなり嫌がっていました。

 ワカメスープが苦手な理由は、祈望館での会話で語られま~す。ワカメ王子にされる前のムーニス王は、その後の嗜好とは逆にワカメが大好きで、幼いころのミラン君は食傷したらしいので~す。

※踊るマドハンド人形・学園ゴシップ新聞・勝てるケンカの本・きれいめリップ・金色のなわとび・激辛トマトジュース・ニンニクぎょうざ・ぺろぺろキャンディ・もこふわパジャマ

 全部同じセリフ。

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 このシリーズ次の連載は、11月8日の記事となりました。

(2021年2月18日追記)

 著作権に配慮して、セリフ部分の省略化に努めました。