炎の領界の物語は、十年以上かけて徐々に領界全体が暑くなってきて苦しいというものでした。だから氷の領界の物語も、徐々に領界全体が寒くなってきているという話だと、事前に予測していました。
しかしこの領界に暮らす人々の苦難とは、食糧の供給源である「恵みの木」が突然凍りついてしまったことによる飢餓でした。その期間も、ここ数ヶ月だけの話のようで~す。
炎の領界でオルストフが創始した新興宗教が、はたして氷の領界でどこまで受け入れられるものかと疑問に思っていましたが、進出した時期がこういう苦難の時期だったせいで、村人たちは食糧の支援を約束したナドラガ教団を好意的に受け入れているようでした。
そして村人たちは、この領界に落ちてきたダストンさんを、恵みの木を再生できる「緑の者」だとみなして、崇拝すると同時に軟禁していたようで~す。
とりあえずダストンさんが敵の手に落ちていなかったのは幸いでした。
なお、恵みの木が凍りついたことで、次の領界へ行くための試練の塔への道までもが厚い氷によって閉ざされてしまっていました。
こうなると、ダストンさんを無理に奪還しても、話は進みそうにありませんね。恵みの木を復活させるための儀式とやらに協力することにしました。
ノグリッド村長によると、「極光の魔鉱石」というアイテムが不足しているせいで儀式の準備が整わないのだとか。不測の原因は、そのアイテムが採れるアヴィーロ遺跡に、手強い魔物が住み着いてしまったからなのだそうで~す。そこで星月夜は、これを採りにいくことにしました。
途中の道で、洞窟とナドラガ教団の兵士を発見しました。トビアスさんを半殺しにした危険な「白銀の死神」がいるから封鎖しているそうで~す。星月夜のほうがトビアスさんよりも強いのだから、中に入れてくれてもいいのに……。
アヴィーロ遺跡で~す。この奥に極光の魔鉱石がありま~す。
ちなみに村長から遺跡を荒らす魔物の話を聞く前に立ち寄ると、そんな魔物なんか住んでおらず、極光の魔鉱石に普通に近づけま~す。
さて、ここからが本題。
ここのボスである「遺跡を荒らす魔物たち」は大変強いと聞いておりました。そこで自分の職業・装備の選択とサポート仲間の人選には、大いに気を配りました。
まず、そこそこ強い敵が大量に出てきて、倒しても倒しても新手が来るとのことでした。これは以前ランガーオ村で経験したドラゴン軍団との戦い*1に似ていますね。そこであの時の経験に従い、海魔の眼甲を装備することにしました。
また大量の敵が出てきたときには、範囲攻撃とパラディンガードが非常に役に立つことも、星月夜はやはりランガーオ村での経験を通じて知っておりました。そこで自分を槍パラディンにし、さらにもう一人、ハンマーパラディンを雇いました。
残りの二名の構成は、ビート役の旅芸人と回復役の僧侶にしました。
敵の軍団には獣系と物質系が多かったので、槍パラディンとハンマーパラディンのコンビは、攻撃面でもかなり活躍できました。
そして誇らしいことに、この構成で一度も全滅せずに勝利してしまいました。
今回星月夜が考えた「パラディン・パラディン・旅芸人・僧侶」の構成は、かなりの成功例だと思いま~す。ソロプレイ縛りの同志たちで、まだ遺跡を荒らす魔物たちを倒せていない人は、是非一度試してみてくださ~い。
当初は「これは単なるビギナーズラックかも?」とも思ったのですが、数日後にあるフレンドさんの依頼でこの構成でもう一度戦ったところ、やはり一発で勝てました。AI仲間が二人に減ったものの、その人の雇っている僧侶が弱かったので、難易度はソロの時と同じぐらいだったと思いま~す。
なお、この構成を思いつけたのは、やはり3.0のランガーオ編でパラディン縛りをしたおかげだと思っておりま~す。縛りプレイというのは苦しいものですが、自分にとって大きな経験にもなりますね~。
そういうわけで毎週の「達人クエスト」も、単なる報酬のための週課ではなく、本当に「達人」になるための修行なのだと、考えることにしました~。