一昨日の記事で予告した通り、本日は20年前にレンダーシアへの上陸が五種族にも解禁された理由を考えてみました。
『アストルティア創世記』の25ページによると、「通常、魔王が異界からアストルティアへ侵入してくると、それに反応するように勇者が誕生し、結果的に魔王は倒されてしまう」のだそうで~す。そして冥王ネルゲルは、魔族がその法則を回避するため、アストルティアの内側で生み出すことに成功した存在なのだそうで~す。
外からの侵攻には強くて内側からの反乱には脆いというのは、東ローマ帝国の歴史みたいですね~。
またこのページには、勇者が覚醒するとその盟友も覚醒するという法則が書かれていました。
そして冥王にとっては不運だったことに、誕生の時期が偶然にも大魔王の侵攻の時期と重なってしまいました。これによって勇者が覚醒し、さらにそれに呼応して勇者の盟友も覚醒し、その盟友の力によって冥王は倒されてしまいました。
一方、大魔王としては非常に幸運に恵まれたといえま~す。本来なら抗体によってほぼ確実に滅ぼされる運命のウィルスのような存在であったのに、偶然にもアストルティア内の有力者と同盟を結べたのですから。
そして20年前といえば、アルウェさんが長男を産む6年前で~す。未来を予知し、未来の不幸を回避する方法まで告げられる人材が、アストルティアには少なくとも一名いたことになりま~す。もちろん、もっと大勢いた可能性もありま~す。
そういう人材から、「次の魔王は20年後に誕生する冥王と手を組むので侮れない。今までの魔王と同列と思っていては敗北の可能性もある。五種族のレンダーシア上陸を許し、有力な人材を確保すべきだ。一方、次の災厄の王については、同時期に時の王者が八人以上も輩出されるので、怖れる必要はない」と告げられたと考えると、大昔から続いていた規則が最近になって急に廃止されたことの説明がつくと思いま~す。
そうして五種族の上陸が許された結果、冥王誕生に先立ってルシェンダ・ユーリ・フルーレといった人材が続々とグランゼドーラに登用されました。大魔王と契約した冥王によるレンダーシアの隔絶の効果を、ある程度弱めることに成功したことになりま~す。
ドラゴンクエストX アストルティア創世記 (SE-MOOK)
- 作者: スクウェア・エニックス,スタジオベントスタッフ
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