解放の間にいくと、トビアスさんと水魔ヴァーテルが戦っていました。
トビアスさんが完敗し、重傷を負ったので、次は星月夜が挑むことになりました。
エステラさんはトビアスさんを治療するため、戦闘には参加しませんでした。
ちなみに戦闘の場面では、部屋の中にいたはずのエステラさんとトビアスさんの姿は見えませんでした。
楽園行きのエレベーターでの戦いではサジェ君の姿も描かれていて、「『ドラゴンクエストX』もいよいよここまで進歩したか!」と感動したのですが*1、また元に戻ってしまいました。そうえいばキュラスとの戦いでも*2、倒れているはずのフィナさんを見かけなかったような……。
トビアスさんの負けっぷりがアグニースのときよりも激しかったので、ヴァーテルは物語上の設定ではアグニースよりも強いのでしょうが、体感的には今までの聖塔のボスの中で一番楽に感じました。
ただしそう感じた理由には、あのころよりもこちらのレベルが上がったというのもあるのかもしれませ~ん。
またトビアスさんは業炎の聖塔のときと違って部下がいなかったので、途中の通常モンスターを相手にかなり消耗をしていたのかもしれませんね。
アグニースとヴァーテルの実際の能力の比較は、次の攻略本あたりで確かめてみたいと思いま~す。
ヴァーテル自身は弱かったのですが、倒しても経験値などはもらえず、そのまま問答無用で神獣カシャルとの戦いが始まりました。同じ神獣でも、パチャティカより粗暴な感じがしますね~。
「ここで負けたらヴァーテルからやりなおし!」という恐怖感のため必死で戦ったおかげで、 何とかいつものソロ+サポ縛りでも一発で勝てました。
ただし自分用の記念写真を撮る余裕もありませんでした。今回ラスボスの写真がないのは、ネタバレ回避という崇高な目的のせいではなく、単に撮影していないからで~す。
戦いに勝つと、トビアスさんが解錠の円盤を即座にはめて、嵐の領界への道を開きました。
どうやらこの領界だけ、解放の間と円盤の遺跡が同じ場所にあったようで~す。
他の領界とちがってこれらの施設が同じ場所に存在した理由については、マリーヌ神の当初の予定では水中で呼吸ができるようにはなっていなかったので、最後の試練であるヴァーテルを倒した者にさらに余計な手間を与えないという配慮ではないか、と考えました。
そして、倒したカシャルの正体はフィナさんでした。フィナさんは長年カシャルの巫女を演じていましたが、カシャル本人だったというわけで~す。
フィナさんは声が出るようになったので、領界の接続に反対していた理由を語ってくれました。邪神になったナドラガが六大種族神によって封印され、ナドラガに従った竜族も罰を受けているのが現状であるから、それを維持したかったようですね。
一応納得できましたが、マリーヌ自身が認めていたヴァーテルを倒した者による領界の接続の邪魔までしたのは、流石にやりすぎでしたね~。フランス政治にたとえるならば、「党首マリーヌ自身が認めた国民戦線の穏健化路線に反発する古参党員の一部過激派の暴走」といったところで~す。
そこにナダイア神官長が出現し、フィナさんにとどめを刺すよう依頼してきました。「いいえ」と答えると、いきなり星月夜をナドラガ教団の敵とみなすと宣告してきました。
ナダイアはそこまで極論を唱えておきながら、自分ではフィナさんと戦おうともせず、部下と一緒に嵐の領界に行ってしまいました。
この態度を合理的に考えるなら、フィナさんを殺せという依頼とそれが拒否された後の決裂の宣言が最後の手柄を横取りするための名目上のものであったか、それとも本人が弱りきった神獣にすら勝つ自信がなかったかの、どちらかということになりま~す。
しかしカルト宗教の構成員たちの大部分はナダイアを疑うことなく、付き従っていきました。さすがカルトですね~。
その後は祈りの間で話を続きをし、ファルシオンもまたパチャティカやカシャルと同列の存在である神獣であるということが判明しました。また通訳の役目を終えたヒューザが以後単独行動をするということも表明されました。
そしてエンディングムービーが始まり、ナドラガ教団の幹部が大聖堂に帰還している様子が描かれていました。どうやら無事ルーラストーンを登録して、いったん帰還することができたようで~す。
今回入手した称号は「真実の解放者」でした。
フィナさんの発言の中で一つ気になったのは、「血で血を洗う争いの日々は 数千年に及び 竜族も 六種族も 幾万もの命の灯が 戦いの中で 絶えてゆきました……」という部分で~す。数千年の戦いの中での犠牲者が幾万ということは、年間当たりの犠牲者数って約十名ということになりま~す。まあ死者が原則として教会で復活できるこの世界では、一ヶ月に約一人でも永久に復活できないほどの深手を負う者が出たら、それだけで大事件なのかもしれませんね~。
話を全部終えて、星月夜が最初に決めたことは、「アストルティア・クイーン総選挙 大予選会」に関して「アストルティアに来たことがなさそうだから」という理由でやっていたフィナさんの落選運動*3を中止するということでした。「中のイルカ」は、かつて所属がアストルティアだったようですから。
このあとでナドラガ教団大神殿に行ってみたところ、立ち入り禁止を通告されてしまいました~。3.3のうちにこの大神殿を遊びつくすプレイヤーイベントをやっておいて*4、本当によかったで~す。
ただし、エステラさんへのぬいぐるみ授与が未完成だった人や、ぬいぐるみの内容を変えたいプレイヤーには、ちゃんと救済措置がありました~。
ベサワキさんが、「実家の手伝い」という名目で宿屋に来ており、ここで寝ると夢の中でエステラさんの部屋にいける仕組みになっていま~す。
ベサワキさんは人手が足りないから手伝いに呼ばれたとか主張していますが、本当に猫の手も借りたいほど繁盛しているのならば宿賃は上がるか、よくて現状維持のはずなのに、このベサワキさんが手伝いをしている部屋には逆に無料で宿泊できま~す。そしてちゃんと回復もしま~す。
おそらく実際には、ベサワキさんは実家の仕事の訓練をさせられているのでしょう。でもまだ素人のレベルなので、宿屋は「見習いが準備した部屋でよければ無料」ということにしているのだと思いま~す。そして本人のプライドを傷つけないよう「訓練」を「手伝い」と称しているか、あるいは本人がここでも勝手な勘違いをしているかの、どちらかなのだと思いま~す。
あとナダイアが定めた規則では、解放者は本来は教団大神殿どころか聖都エジャルナへの立ち入りすら禁止されてしまっていたようですが、エステラ派の兵士やアペカの村出身の兵士は通してくれましたし、ナダイア派でも弱虫の兵士や無知な兵士は星月夜と戦おうとしませんでした。
また各領界を往来する門については、オルストフさんの命により、水嵐間の門以外は使い続けてもよいということになっていました。
教団の分裂の日も近そうですね~。トビアスさんはどっちの側につくかな~?