「スカルド」・「サーガ」・「ベルセルク」・「ベオウルフ」などの地球の北欧文化にまつわる単語やそれらの改変語を多用して*1、北欧の戦詩の語り部のイメージをふりまいていたナスガルドさんですが、本日発表された彼の新作は『魔瘴の夜の夢』でした。
これはシェイクスピアの『真夏の夜の夢』に着想を受けた作品のようですね~。
たしかにシェイクスピアは緯度の高い地域の人物ですし~、『真夏の夜の夢』には北欧文化の系譜から生まれたオーベロンも一応出てきますけどね~。でもね~、やっぱりね~、この作品の舞台は基本的にギリシアですからね~。ちょっと残念ですね~。
安易に南欧の古典古代の権威に屈せず、素朴で力強い北欧の伝統を維持していってもらいたいもので~す。ましてまだ第四作なんですからね~。