以前、ドラゴンクエストシリーズにおけるダーマ神とは仏陀のようなものであるという立場の記事を書きました。
その後、輪王ザルトラの元ネタが仏教における転輪聖王であるという記事を書きました。
その二つの記事と、ザルトラがツンデレであることと、ザルトラのかつての上司が召喚術師であることを根拠に、その召喚術師とはスキルマスターである可能性が高いという記事を書きました。
これだけでも、スキルマスターとは法を体現する仏陀の垂迹した姿であるという仮説は、ほぼ間違いないと自負できておりました。
そして最近になってさらに別の根拠を二つ思いつきましたので、発表しておこうと思いま~す。
その後、根拠をさらに思いついたら、さらに追記していきますね~。(この段落も追記です)
※その1 震王ジュノーガ(≒白象)が乗り物
明言はされていませんが、まめちしき1の内容が似ていることから、迷宮で召喚札を使うと挑戦できる牙王・輪王・剣王・震王たちはみな、かつての同僚である可能性が高いで~す。
そしてまめちしき2によると、震王ジュノーガは召喚術師の乗り物だったようで~す。
仏教では白象はしばしば神聖視されま~す。そしてしばしば仏や菩薩の乗り物として扱われま~す。
ジュノーガは、鼻が短く、ウシ目ウシ科のヌーが悪魔化したモンスターであるヌーデビルに酷似した容姿をしているので、地球の常識では象とは呼べませ~ん。でもこれに似た容姿のモンスターに「秘宝の魔象兵」というのもいるので、アストルティアの常識では「ヌーかもしれないし象かもしれない」生物とみなしてよいということになりま~す。
以上、「輪王ザルトラの上司がスキルマスターなら、震王ジュノーガの上司もスキルマスター。ジュノーガは魔象兵の色違いで白い。そして白い象に乗るのは仏教では大物と決まっている」という理屈により、スキルマスターは釈迦かそれに近い地位の菩薩である可能性が高いと考えたわけで~す。
※その2 不自然なまでの三尊像型の立ち位置の維持
まずはこの写真をご覧くださ~い。
スキルマスターの両脇に二人の弟子が立っていま~す。これは伝統的な「釈迦三尊像」の立ち位置を模したものである可能性が高いで~す。
高位の弟子がこの二人だけであれば、ごく自然な立ち位置であり、三尊像に雰囲気が似たのは偶然の一致ということになりま~す。現に仏教とほぼ無関係そうな青の教団でもこの立ち位置は採用されていましたから。
しかし運営は、この二大弟子と同格かそれ以上の地位のサリアスを登場させたときに、色々と設定を作って彼を遠くに立たせました。これはかなり不自然でした。
おそらく、かなり無理をしてでも「釈迦の脇侍は左右一名」という伝統を守りたかったのではないでしょうか?
※その3 剣王ガルドリオンは仏教を守護する獅子(追記)
「剣王ガルドリオン」は顔がライオンっぽいので、「リオン」は「ライオン」のフランス語風の発音なのでしょう。
すると「ガルド」もフランス語の"garde"の可能性が高いですね~。
そして仏教において獅子は、仏教を守護する獣として扱われることが多いので~す。
※その4 ダーマ神官は阿弥陀籤を使う(追記)
神官ラプラドによると、真のココラタの浜辺はダーマ神官たちの間で赴任地として人気であり、「あみだくじ」で競争をするそうで~す*1。
ただの「くじ」ではなく「あみだくじ」であることを、わざわざセリフで強調していて、若干不自然で~す。
「あみだくじ」とは「阿弥陀籤」、すなわち阿弥陀仏が監修するくじで~す。
ここにも仏教の片鱗が感じられますね~。