昨日の記事では六種族の墓文化を比較研究しましたが、本日はナドラガンドの各領界の墓文化を比較研究してみたいと思いま~す。
ナドラガンドの各領界は最近つながったばかりなので、相互の影響関係などは考えないほうがいいですね。現地の環境と思想のみによって差異が生じているはずで~す。
※嵐の領界の墓
ムストの町にはお墓がいっぱいありますね~。
※水の領界の墓
海底都市ルシュカにはおそらくナドラガンドで一番立派な墓が置かれており、その周囲にも群小の墓が置かれていま~す。そして墓守なんていう職業までありま~す。
※闇の領界の墓
闇の領界には、プレイヤー視点では墓が存在しません。ただしデリダさんの墓がどこかに存在することは、サブストーリー「闇照らす花ほころびて」の内容とその後のバジューさんの発言から明らかで~す。
とりあえず、墓と墓参の文化は存在はしているものの、墓の数は嵐・水と比較してかなり少なそうですね。
※氷の領界の墓
氷の領界には墓が存在しませ~ん。話題にも存在しませ~ん。
※炎の領界の墓
炎の領界にも墓は見当たりませんでした。
※墓の数の差異の原因を考えてみました。
昨日の記事で、「五種族において少なくとも一度は墓の文化が失われたのは、二度目の災厄の王のせいで、過去の墓と余剰生産の余裕とが同時にほぼ消滅したからだ」という内容の仮説を書きました。墓というものは、ある程度余裕がなければ作れないもので~す。
闇の領界で、墓文化自体があるのに墓の数が少ないのは、やはり貧しさが原因であると思われま~す。貧しいがゆえに人口自体が少なく、当然死者も少ない。そして死者によっては遺族が貧しすぎて墓も作ってもらえない。作ってもらえたとしても、すぐに腐敗してしまうような物質で作られていたりする。
水の領界の墓地が一番豪華なのは、逆に一番豊かな領界だからでしょうね。カシャルによる減刑で、みんな不自由のない生活をしていました。
嵐の領界は、水に準じるレベルの生活水準なので、あの程度の規模の墓になったのでしょう。聖塔で聞いたエルドナ神の発言によると、エルドナ神自身はナドラガンドの分断計画に反対だったようなので、聖塔の構造のみならず富に関しても、こっそりと現地住民を優待したのでしょうね*1。
炎・氷の領界については、水・嵐ほどではないにせよ、闇よりは明らかに豊かそうに見えるのに、なぜ墓を見かけないのでしょうか?
氷の領界に関しては、まず地面を掘るのに多大な労力を要するということが挙げられるでしょう。なにしろ土ではなく永久凍土ですからね。
しかもその氷の中に埋めてしまうと、生物を構成するために貴重な物質が生態系から半永久的に失われるという欠点も挙げられま~す。自分の大事な人物の死体が他の生物に食われるのを見るのは辛いでしょうが、氷の領界でそんな甘いことをいっていたら、やがて自分たちが食べる生物も減ってしまうので~す。
炎の領界に関しては、死者の魂が聖鳥と合一化するという信仰があったので、死体というものをいつまでも尊重しようという発想が消えたのだと思われま~す。