さらにラウラリエの丘の奥地に行くと、そこには墓石がありました。
なんとそれはシャンテさんの墓でした。シャンテさんは混乱し、とりあえずゼフの店に帰ることにしました。
店に帰ると、魔法生物たちがベルマに連れ去られた後でした。
これは想定通りの事態ですね。これまでにすでに発表されていた情報によれば、ベルマは指針書の原理から外れた星月夜の存在を警戒していて、星月夜の動向はちゃんと監視していて、次こそは必ず任務を達成するといきまいていたのですからね。星月夜がフローラルダンディを相手に足止めを食らっている時間帯こそが「次」の機会なのは当然で~す。
そしてどうやら魔法生物たちは残響の海蝕洞で処分されるらしいという話になりました。
シャンテさんはそれを止めにいきました。姉のリンカさんはシャンテさんがベルマに殺されてしまうと警告をしましたが、通じませんでした。
このあたりでもう筋書きが確信できましたね。本物のシャンテさんは半年前のリンジャハルの事件で死んでいて、今のシャンテさんは声以外が完璧な魔法生物なのでしょう。だから「ゼフの店の魔法生物は全部処分」というベルマの指針の標的になりそうなのでしょうね。
さて、残響の海蝕洞に行くと、まだ釣ったことのない魚が泳いでいたので、釣りました。シャンテさんが心配だったので大急ぎで釣りましたとも。
イクチオサウルスで~す。
これでノーマルサイズの魚は95品種釣ったことになりま~す。4.0時代の釣り老師のご褒美もこれでコンプリートで~す。魚の品種のコンプリートにはリーチで~す。
奥のほうでは、シャンテさんがベルマに魔法生物としての正体を見破られていました。
あとベルマは、以前倒した異形獣の赤いバージョンを従えていました。
ベルマは魔法生物の人格を認めないので、シャンテさんを「ただの悪趣味なドレイ人形」だとみなし、リンカさんを彼女なりに説得しました。
これって、「本物の人間ではなく、かつ危険なほど強い」という理由で偽ウェスリーの抹消をアイゼル先輩に命じた学園長の立場と同じですね~*1。
リンカさんはアイゼル先輩と違ってそんな説得には応じなかったので、「強化異形獣」をけしかけられそうになりました。でもシャンテさんがあの「はげしいおたけび」をしてくれたので、強化異形獣は暴走し、指針監督官まで襲いはじめました。
ここで「強化異形獣・狂」と戦闘になりますが、そんなに強化された印象はありませんでした。あるいはシャンテさんの音波攻撃のせいで、通常版程度まで性能が落ちていたのかもしれませ~ん。
戦闘後はクオードが登場し、ベルマたちを拘束しました。副団長がいってた軍団長の作戦行動って、実はこのベルマ粛清だったようでした。
そういうことなら、とりあえずこれで副団長による待機命令も終わったことになりますね~。詳しい話は軍司令部で話そうということになりました。
ゼフの店でリンカさんはシャンテさんに事情を全部話し、今後も姉妹として仲良くやっていこうという雰囲気になり、一件落着となりました。
アイゼル先輩と偽ウェスリーの関係も、こういう落着の仕方が十分にありえたと思うんですよね~。勝手に生み出しておいて勝手に粛清して、それでめでたしめでたしなんていう展開は納得しがたかったので、こういうアスフェルド学園に対する運営の事実上の自己批判みたいな話を体験できて本当によかったで~す。
なお店員の一人であるルオンさんの推測によると、魔法生物版のシャンテさんの誕生および生存を警戒する記述がリンカさんやベルマの指針書に登場したのは、シャンテさんに異形獣を狂わせる力があるからだということでした。つまり、「異形獣の元締めは指針書の元締めである国王だ」といいたそうでした。