プリエラさんという人から「オンディアヌと魔法のペン」というクエストを依頼されました。
プリエラさんは、詩人のミハイルが窓から捨てる原稿を勝手に出版して一儲けしようと企んだのに、ミハイルが詩を書き捨てなくなったので計画が中断しているようでした。
プリエラさんは基本的に指針書に従う人のようなので、きっとこの国では著作権の概念がないのでしょうね~。
プリエラさんの語源は「印刷」を意味する"print"かな?
ミハイルは羽根ペンが折れたので、指針書の命令である、愛するオンディアヌへ捧げるための詩の作成ができなくなったようでした。それでオンディアヌの場所を探してほしいと依頼してきました。
オンディアヌは水の精霊でした。彼女と結婚した人間は死んでしまうのだそうでした。元ネタはドイツの"Undine"(ウンディーネ)ですね~。
彼女はマッドファルコンの落とすメモリアルフェザーを要求してきました。
メモリアルフェザーを渡すとオンディアヌはそれに魔法をかけ、メルクルに錬金してもらうよう依頼してきました。
メルクルはこれで魔法の羽根ペンを作り、ミハイルに届けるよういいました。
どうやらこれを使って詩作をしている間は、ミハイルのオンディアヌ関連の記憶は具体性を失い、会いに行って結婚して即死するという事態を避けられるようでした。そして羽根ペンが折れるたびに、オンディアヌとメルクルとでこうして作りなおしているとのことでした。
それが本当にミハイルにとって幸せなのか、メルクルは悩んでいました。
ミハイルに魔法の羽根ペンを届けると、万事元通りになり、プリエラさんからは報酬がもらえました。
ミハイル一人の命を維持するために定期的に狩られるマッドファルコンたちの生命の価値に思いを馳せる登場人物は、いませんでした。