ほしづくよのドラゴンクエストX日記

画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんにも著作権があるので転載しないで下さ~い。 初めてのかたには「傑作選」(https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2017/12/31/000000)がオススメで~す。 無記名コメントは内容が優れていても不掲載としま~す。

5.1メインストーリーその4 バルディア山岳会戦 & 通常モンスターコンプリート(追記あり)

 ナジーンが約束通りファラザードに連れていってくれました。やはりあの血潮の浜辺の謎の施設こそ、関係者のみが扱い方を知る抜け道の装置でした。

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 その途中の道にいた「ビッグファング」で5.1時代の通常モンスターをコンプリートできました。

 モンスターリストの配置の解釈次第では輝晶獣も通常モンスターの一種とみなす立場も考えられますが、星月夜はその立場を採用しておりませ~ん。

 こうして無事にファラザード城内に入れました。こちらのルートでは、入ったところが地下牢でした。

 地下牢では罪人への処罰をナジーンが独断で決めており、虐殺や拷問に対する罰が重い傾向があるという情報が聞けました。

 これは恐るべき権力であり、またさらに強大な権力の源泉にもなりますね。『韓非子』二柄篇によれば、宋の子罕は「嫌われ役になる」という名目で君主から処罰権を移譲された後、その力に怯える者を従えて君主を脅かす存在になったそうで~す。

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 囚人の一人であるウバダバは、「死せる大魔王は 魚を食べずに またがりますか? ゲハゲハゲハ!」と語りかけてきました。PCならありふれたキッズのレベルですが、NPCにしては珍しいキャラですね。

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 ユシュカに会いにいくと、イルーシャがピンピンしていました。どうやらバルディスタ軍をジャリムバハ砂漠深くにおびき寄せるためのエサとしてさらっただけであり、予定通りそのスキにゼクレスがバルディスタ本国に攻め込むと大人しく解放してくれました。

 そしてナジーンが説得したことで、ユシュカは星月夜との協調を決めたようでした。

 ゼクレスの奇襲によりヴァレリアは本国の防衛のため撤退し、魔界大戦の主戦場は一気にバルディア山脈へと移行しました。

 アストルティア民としては侵略的なバルディスタを弱体化させるべきでしょうし、イルーシャもそうするよう頼んできましたし、個人としてもヴァレリアには恨みがあるので、当然ファラザード・ゼクレス連合軍の側につくことにしました。

 ただしその前に久々にファラザードで情報収集で~す。戦時中の特別なセリフはこの時期にしか聞けないので、裏通りも含めて全員と会話しました。

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 ネクロデアを封印した呪術師がネシャロットであることが判明しました。彼女は自分の封印を簡単に破ったのが魔仙卿だと聞かされても、その魔仙卿の存在を知らないようでした。

 このクラスの人物にすら知られていないとは、魔仙卿ってファラザードでは知名度が低いんですね。5.0のラストでファラザードの民がユシュカの落選の噂をしていなかったことを不思議に思ったものですが*1、こういう理由があったんですね。

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 バルディスタに攻め込まれていた時期にファラザードのアビスゲートを閉鎖し、そして今また解放したのが、今まであまり目立ってこなかったこの「ハーリー」さんだということも判明しました。

 他にも、ファラザード軍は正規兵が少なく傭兵が多いので、組織的な通常の戦いよりも遊撃などの方が得意だという情報が聞けました。

 そしていよいよ星月夜もバルディア山脈に行きました。

 現地では二ヶ国を同時に敵に回しているバルディスタがむしろ優勢でした。星月夜には大砲だらけの高台の陣地を潰す役割が自然に回ってきました。

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 最初はモブの兵士ばかりが襲ってきましたが、徐々に偉そうな階級の敵がやってきました。バルディスタ軍は階級が高いほど一個人としての戦闘力も高いのが原則なので、「将軍クラスを戦場に引きずりだした」などと喜んでいる場合ではありませ~ん。

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 最初に出てきた幹部はメルカバ兵長

 「メルカバ」の語源としては、まず当然ながら外見どおり「河馬」があげられま~す。またヘブライ語には「戦闘用馬車」を意味する"מרכבה"(メルカバがありま~す。

 ただし、後に出てくる他の幹部たちの語源は、いずれも近代の戦車と深い関係があるものばかりで~す。だからこのメルカバも多分、イスラエル軍の戦車の名前が直接の元ネタで~す。

 『ドラゴンクエストX』系ブログ限定で戦車のメルカバの雄姿を見たいというかたには、テクノポリスさんの「タイムアタック!」という記事がおすすめで~す。

 なおメルカバ戦車のそのまた元ネタは、『旧約聖書』のエゼキエル書に登場する特別な神のメルカバとしてのケルビムで~す。その特別な神のメルカバについては、「3.3メインストーリーその9 キリスト教的原罪論が漂う冥闇の塔を攻略し、メシアとなりました」という記事「楽園における「4」の強調について」という記事で以前語りました。

暁月夜「戦争に戦車か。今回の記事は心躍るぜ!」

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 次は雑魚兵と区別のつけにくい、レグアン小隊長。

 ラテン語で「軍団」を意味する"legio"の意味も多少はあるかもしれませ~ん。でもやはり直接の元ネタはドイツ軍の架橋戦車"Panzerschnellbrücke Leguan"(パンツァーシュネルブリュッケ・レグアン)ですね。その意味は「装甲迅速橋・イグアナ」。

 せっかく「イグアナ」という意味なんだから、モブっぽいオーガ型魔族なんかではなくドラゴン系の魔物の外見にすればよかったのに~。

 このあとしばらくして大幹部が三名同時に襲ってきました。

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 ゲパルト大隊長

 鉄血と暴力の国の軍人なので、「暴力」を意味するドイツ語"Gewalt"の影響も多少はあるでしょう。しかし真の元ネタはドイツ語で「チーター」を意味する"Gepard"(ゲパルト)ですね~。

 シャドーサタンの外見でネコ科っぽくないですが、戦車としての"Gepard"は対空戦車なので、ツバサのある魔物の外見にしたのは大正解で~す。

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 やはりモブっぽいティーガ師団長。

 語源は、同時に出てくるゲパルト大隊長とのドイツ語つながり兼ネコ科つながりで、「虎」を意味する"Tiger"(ティーガー

 戦車としての"Tiger"は、ナチス時代のドイツ国防軍の重戦車で~す。

 『ドラゴンクエストX』系ブログ限定でティーガー戦車の雄姿を見たいという人には、テクノポリスさんの「首位獲得記念号」がオススメで~す。

雨月「ナチスドイツの兵器が元ネタの師団長の下で、イスラエルの兵器が元ネタの兵長ががんばってたんか~。国際色豊かやな~」

夕月夜「謎の勢力にこの世界が潰されるきっかけにならなければいいけど…」

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 カーボーン将軍。

 おそらく「炭」を意味する英語"carbon"と「骨」を意味する英語"bone"の複合語ですね。全体的に黒いですし骨ですし。

 彼だけは元ネタの戦車の名前が見つかりませんでした。戦車の装甲にカーボン複合材が使われることもあるのでそこからとったのか、単に星月夜の知識と検索能力が拙いのか、それとも彼だけは完全に戦車と無関係なのか、まったく不明で~す。誰か研究して教えて下さ~い(後に読者様に教えていただきました。詳細は最後の追記部分にて)。

 戦いのあとのムービーでは、カーボーン将軍がトリを飾っていました。討伐モンスターリストに登録されるのも彼だけで~す。だからきっとティーガより偉いで~す。師団長の上となると「軍団長」クラスでしょうか?

 カーボーン将軍を倒したころ、アストロンを持ったユシュカとヴァレリアが一見互角な一騎打ちをしていました。

 しかしゼクレスのエルガドーラが「ミアラの宝杖」でアスバルを「いにしえの魔人」の姿に変え、味方も巻き添えにして戦場を焼き払いました。声優つながりでずっとクシャナ役だったヴァレリアですが、ここで一気に巨神兵使いとしての役割を奪われました。

 ヴァレリアはやはり戦争の天才だけのことはあってすぐに危険を察知して撤退して被害を最小限に抑えましたが、ユシュカはこういうときにボロが出て戦場での状況判断が一歩遅れ、ナジーンを死なせてしまいました。

 こうしてバルディア山岳での戦いは、ファラザードを裏切ったゼクレスの一人勝ちという形で終わりました。

 戦いの後にまたファラザードで情報を集めたところ、「乱暴なだけの バルディスタ」よりも「卑怯なゼクレス」のほうが憎まれていました。

 ナジーンの魂は、ネシャロットの技術ならば仮の器に保存して現世にとどめることは不可能ではないらしいで~す。でも生前のナジーン自身が両親の魂についてそのような処理をすることを拒否していたらしいので、そんなことしないほうが本人の遺志に忠実だという雰囲気が出ていました。

※2020年3月2日追記

 ツイッターで相互フォローの関係にあるドビよしさんから、イギリス軍の戦車"Caernarvon"(カーナーヴォン)の存在を教えていただきました*2。おそらくこれがカーボーン将軍の最大の元ネタですね~。感謝で~す。