ほしづくよのドラゴンクエストX日記

画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんにも著作権があるので転載しないで下さ~い。 初めてのかたには「傑作選」(https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2017/12/31/000000)がオススメで~す。 無記名コメントは内容が優れていても不掲載としま~す。

クエスト「仮面の下の素顔」 & 後日談とサッカーでわかるネクロデアの弱点 & その弱点を見事に突いたゾブリス将軍の秘策

1.クエスト「仮面の下の素顔」紹介

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 デリウム軍団長からクエスト「仮面の下の素顔」を依頼されました。

 ゾブリス将軍の死によって多くの魂が解放されたようですが、例外的な仮面が一つあるので救ってほしいとのことでした。

 この仮面の魂は多くの男性に慕われていたマドンナのものなので、彼女が救われないことにより、地上を去るに去れない他の魂も多いようで~す。

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 それは王都の北方の関所の左側の仮面でした。

 幸い対となる右側の仮面は正気だったので、「くさった死体・強」が落とす「ようかいオイル」で仮面を外して集落跡の酒場でそれを粉々に砕けば解決する、という助言をしてくれました。この情報は旅の呪術師からの又聞きらしいのでイマイチ不安でしたが、やってみました。

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 これでマドンナの亡霊は、ゾブリス将軍に操られて恋人を殺して自分も死んだのち、ネシャロットと契約して仮面になった経緯を思い出し、解放されたようでした。

 王都の本棚の本では、独断で軍を動かしているだの何だのといわれていたゾブリス将軍ですが、なんと再現映像では単身で乗り込んできていました。

 これは現在のバルディスタでゾブリス将軍が「行方不明」の扱いなのと整合性が高いですね~。少数とはいえ部下を率いていたなら、生き残りの一人ぐらいいて事情を故国で話すのが普通でしょうし、仮に全滅したとしても「作戦行動中の不慮の死だったんだろう」という形で追憶されるでしょうから。

 なおこの本棚の本で予測されていた事態と再現映像で描かれた実際に起きた事態との差については、後述の考察で非常に重要になっていきま~す。

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 こうしてクエスト自体はクリアーとなり北の門は無事開かれました。

2.後日談

 でもマドンナの魂はまだ酒場にいると、デリウム軍団長が教えてくれました。

 そこであの酒場跡にもう一度行くと、生前の恋人だった右側の仮面の中の人の亡霊と再会して昇天していくマドンナの姿を見ることができました。

 これを見てこそ真のハッピーエンドですね~。

3.後日談のそのまた後日談

 ここまでやって自分ではこのクエストの物語を完全に終わらせたつもりになって、ミルクティさんの記事を読みにいったところ、さらにまだ続きがあることを知りあわてて体験してきました。

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 ハッピーエンドを見たあと、さらに酒場跡のピアノを調べることで、マドンナが仮面になる前に分離した楽しい思い出も見ることができたので~す。

 ここでマドンナの名前が「マリーラ」であることも判明しました。

 多くの客は会話で死亡フラグならぬ死亡後フラグを立てまくってました。死後に「がいこつ・強」や「くさった死体・強」になるに違いないような内容の発言をしまくっていたので~す。

 なおこのマリーラの記憶の酒場、珍しいことにダーマ神官がおりませ~ん。ダーマ神官のいない酒場なんて、オフラインモードの60年前のナルビアの酒場以来かもしれませ~ん。

 暗鉄神ネクロジームを絶対的に崇拝するあまり、ダーマ神への信仰が弱い地域だったのかもしれませんね。

 なお仏教の真言「阿吽」に由来する「アッサム」と「ウンサム」の兄弟なら酒場の客として存在していますが、発言を聞くとやはり暗鉄神への信仰を語っていましたので、やはりこれも作中の設定では異教的要素とはいえませ~ん。

4.ダーマ神官不足と、それに対応したゾブリス将軍の秘策

 理由が何であれダーマ神官が他国より少ない、あるいはまったくいないというのは、やはり国防の観点から不利ですよね。「ゼクレス魔導国と戦うときはマホカンタを使える者を増やし、バルディスタのヴァレリア派と戦うときはスクルトを使える者を増やす」といった臨機応変の対応がしにくくなるわけですから。以前指摘した魔法戦士団の弱点*1に似た欠陥を恒常的に抱えている国だった可能性が高いで~す。

 そうなるとネクロデアのほうでは事前に王も議会も軍も得ていた「ゾブリス将軍が軍を動かしている」という情報自体が、ゾブリス将軍のワナだった可能性も高いですね~。

 ゾブリス将軍が単身でこっそり攻めてこようが軍勢を率いて大々的に攻めてこようが、ダーマ神官の人数が普通である「普通の国」ならば、途中から事態に対応した職を増やして応戦できるわけで~す。

 具体的には、単身でこっそり乗り込んできて住民たちの脳に次々と状態異常をしかけてきたのであれば、事態を把握した直後にエンドオブシーンなりプラズマリムーバーなりひかりのはどうなりを使える者を増やして対応することができま~す。逆に軍を率いて目立つ形で攻めてきたのであれば、状態異常の特技はどうせ戦場で目立つ形でしかできないでしょうから、それへの対応は最低限にして、敵の一般兵とも戦える戦士の比率を上げるべきでしょう。

 しかしダーマ神官が少ない、またはいないネクロデアでは、事前に得た情報に基づき対応を練っておくしかありませ~ん。足りなそうな職については、国外のダーマ神官に転職を頼んだりその職の傭兵を雇ったりしておき、あとはほぼその構成のまま侵略に備えるという形になるわけで~す。

 だからゾブリス将軍としては、実際には単身で攻めるつもりでありながら、いかにも大々的に軍を動かす準備をしているという情報を流しておいたのでしょう。

 普通の国を攻める場合にはそうした情報はなるべく秘匿して奇襲を狙うわけですが、ダーマ神への信仰の薄いネクロデアに限っては、事前に多少間違った情報を流しておくことこそが奇襲の秘訣だったというわけで~す。

5.サッカーの試合に隠された深い意味

 ネクロデアの民家の本棚の本には『魔界スポーツ サッカー号外』という紙切れがはさまっていて、そこには「第12回魔王杯」におけるバルディスタ・ブラッディーズとネクロデア・ハンマーズの試合の記録がありま~す。

 それによると、ネクロデア・ハンマーズはメンバー全員が前回から総入れ替えされた未知数のチームだったようで~す。

 知将がこういう試合を観戦すれば、以下の二つのことを学べるでしょう。

 第一は「ネクロデア人にとって転職は滅多に機会のない重大なイベントである」ということで~す。

 ダーマ信仰が強い国ならば、サッカー選手と鉱山労働者を行き来することは日常茶飯事であるので、練習不足とはいえ若造よりは上手な元選手が、大切な試合では復帰してくれたりということもあるでしょう。

 でもネクロデアではそう簡単には転職ができないので、一度引退を決意したら基本的にその選手はもう終わりとなり、選手の世代交代がこのように激しくなるというわけで~す。

 第二は「一般論として未知数の敵は手強い」というもので~す。

 前回の試合を元に対ネクロデア・ハンマーズの作戦を立てていたバルディスタ・ブラッディーズとしては、敵が全員未知数の新人であるがゆえに予想外のスキを突かれたりもしたことでしょう。

 よってこの『魔界スポーツ サッカー号外』で、「ダーマ神官不足のため、予想外のタイプの侵略で滅ぶ」というネクロデアの末路は、大方予告されていたといえましょう。

 のみならず実際にゾブリス将軍がこの試合の観戦を通じて、「一般論としてどの国も、事前の予想とは異なるタイプの侵略に弱い。特にネクロデアは臨機応変がほぼできない国である」という教訓を得たということは、十分に有り得ることだと思いま~す。

 ちなみにこの『魔界スポーツ サッカー号外』は、試合結果の部分が読めないようになっていました。これこそまさに、運営からの「読んでほしい部分は試合結果なんかじゃない、世界観の設定の部分なんだ」というメッセージではないでしょうか。