ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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5.2メインストーリー その1 ゼクレス魔導国復興プロジェクト

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 魔仙卿にゼクレス魔導国とバルディスタ要塞を復興するよう依頼されました。

 ついでに「魔仙卿のカギ」をもらえました。「魔界各地にあるこの謎のマークの扉の正体は何だろう?」という5.0からの伏線はあっさり回収されてしまいましたね。

 このカギについてはまだ語りたいこともあるのですが、それはまた別稿にて。

 まずはゼクレス魔導国に行きました。

 城下町の情報を総合するに、アスバルはエルガドーラのために喪に服しており、代わりに政治をしているオジャロス大公の名声が高まっているようでした。

 でもオジャロスのせいでアスバルに会えないリンベリィは、オジャロスを陰謀家扱いした上で、アスバルへの伝言を頼んできました。

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 普段ならここで「果たして二人のうちどちらに正義があるのか?」と面倒なことを考えはじめる星月夜ですが、リンベリィの部屋にあったこの五体のぬいぐるみが真の正義を物語っていました。

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 ゆーえーにー、オジャロスが君側の奸であることは客観的に疑いようのない事実ですね。許せませんね~。できるだけむごたらしく倒さなければ。

 ベラストル家の名代の名目ではじめてゼクレス城に入ると、ここでまた様々な情報が聞けました。

 まず先代イーヴ王は貴族たちのいうことを聞かずに身分制の廃止をしようとしたり他国との国交を結ぼうとしたりしたため、内乱の寸前にまでなったそうで~す。このときエルガドーラがイーヴ王を幽閉したり王家の領地の一部を貴族たちに分け与えたりしたため、何とか問題は解決したのだとか。その後イーヴ王は脱走して幼いアスバルを連れてアストルティアに行ったと判明しました。でもエルガドーラがアスバルだけ連れ戻したのだそうで~す。イーヴ王は現地で死亡したと伝えられていますが、ひょっとしたらまだ生きているかもしれませんね。

 5.0でアスバルがアストルティアに行ったことがないかのように語られていたので、「ナイトたちの血戦2020」ではナイトにふさわしくないと思ってしまったのですが*1、投票しておけばよかったで~す。

 父もまたアストルティアに惹かれていたのだとすると、「アスバル」の「アス」は「アストルティア」の「アス」である可能性が高いですね~。これは語源を遡ると「星」で~す*2。もしそうであれば「スバル」が、日本語で「(星々を)統べる者」を意味する「昴」であることはほぼ確実でしょう。

 あと城内の反オジャロス派は次々に謎の失踪を遂げているようで~す。きっとオジャロスが陰で粛清しているんでしょうね。

 アスバルの部屋に行こうとすると、カギがオジャロスの手にあるから誰も入れず困っているという話になりましたが、オジャロスの部屋を護る兵士がベラストル家に買収されていたので、あっさりカギを入手できました。

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 オジャロスの部屋には、彼が最近飼い始めたとかいう謎のペットもいました。そして謎の詩を口ずさんでいました。

 この部屋の本棚で、魔瘴魂が魔瘴塚から生まれるという設定を知ることもできました。

 アスバルの部屋に行くと、そこには声だけ似ている影武者のボッガンとかいうのがいて、アスバルはオジャロスの勧めで魔界を出たと語ってくれました。

 身分証兼通信機兼転移装置の「しもべの証」を通じて話を聞いていたリンベリィは、ここで我慢しきれなくなったらしく、アスバルの部屋に来ました。

 ボッガンはさらに、アスバルがアストルティアのヴェリナードに行ったと教えてくれました。

 それを知ったリンベリィは「よりによって アストルティア!? ヤダッ おぞましい! ……アストルティアへ転移する 魔法儀式なんて この私でも 1ヶ月以上 かかるわ」と叫びました。

 やはり魔界から行ける異界はアストルティアに限られなかったようですね~。かなり前に「アストルティアの地獄の研究」という記事で、モンスターのまめちしきからの情報を元に「魔界は地獄や冥界に行きやすい」という仮説を提唱したのですが、これが正解である可能性が少し高まりました。

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 ヴェリナードに行くと、王家から依頼がありました。王子の家庭教師は昔から知り合いだったはずなのに、なぜか彼についての記憶が曖昧だから、念のため正体を調べてきてほしいと。

 これはいきなりドンピシャですね。

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 会いにいくと、やはりウェディに変装したアスバルでした。星月夜と同郷人のふりをして場を誤魔化したり、二度と魔界に戻らないと主張していたのに、エルガドーラが愛していた詩をオジャロスのペットも詠っていたと知ると、突然帰還を決めたようでした。

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 フレンドさんから先に聞いていたおかげで体験できたのですが、ここでいったんヴェリナード城に戻ると、オーディス王子からこの時期限定のセリフを聞けました。しかもこのセリフ、ウェディではまた別のセリフになるんだとか。

 メルー公によると、アスバルは物陰から切なそうにディオーレを見ていたそうで~す。やっぱりエルガドーラのことが忘れられないんでしょうね~。

 セーリアによると、300年前にアスバルの先祖らしき人物がラーディス王を訪ねてきたのだとか。多分イーヴ王ですね。

 リンベリィとともにオジャロス大公の部屋に行くと、アスバルは王位をオジャロスに譲るという相談をしていました。

 リンベリィは「王家の血を引いていない オジャロスには 王位継承権は 存在しないはず」と主張していました。これはゼクレスの王家の家系と王位継承法に関する重要な設定なので、しっかり覚えておきましょう。

 そしてアスバルはこっそり星月夜にメモを渡してきました。六大陸堂にある『古秘術大全 4巻』11章の内容を実行してから店に戻ってくるようにとのこと。

 そして『古秘術大全 4巻』11章によると、他人の精神を束縛する「呪縛の術」は大魔導士リドが打ち破り使い手もすべて滅ぼしたのだそうで~す。そしてこの秘術がよみがえったときは魔幻都市ゴーラ跡北東の朽ちた霊廟で合言葉を叫べば力を貸してくれるのだとか。

 原文に「魔幻都市ゴーラ」と書かれていたので、この本はマデサゴーラ没後にジャオマンダが暴走してゴーラを滅亡寸前に追いやった後に書かれた、非常に新しい本だということになりますね~。しかも「現代ではゴーラは魔瘴だらけで魔族でも入れない」みたいな注意書きがないということは、5.1でジャオマンダが死んだ後に出版された可能性が高いですね~。

 新刊書なのでイマイチ権威がありませんが、エルガドーラが呪縛の術を使っていた時代には検閲のせいで出版できなかった本が5.1以後にやっと出たのだと解釈すれば、非常に整合性がとれる設定だと思いま~す。

 余談になりますが、ジュレイダ地下廃坑にいる「どれいへいし」の「絶対服従の呪い」って、この呪縛の術と同じものなのか違うものなのかとか、仮に違うとしてリドの力でも解呪できないものなのかとか、知りたいですね~。

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 この霊廟、5.1ではマデサゴーラの遺品置き場だと思っていたのですが、実はもっと古い歴史のあるものだったんですね~。

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 奥にはリドの「写し身」である「タリスマンの守護者」がボスとして待ち構えていました。

 非常にスタンに弱かったので、スタンが使える職や武器でいくといいと思いま~す。あと足場を「沼」で減らしてくるので、遠隔攻撃の職や武器もオススメでした。

 倒すと「リドのタリスマン」をくれたので、それを六大陸堂に持ち帰りました。

 アスバルによると、オジャロスのペットの正体は姿を変えられた上に呪縛の術をかけられているエルガドーラなのだそうで~す。そこで王位の禅譲をちらつかせてオジャロスを油断させた上で、リドのタリスマンの力でエルガドーラを救うつもりなのだとか。

 そして王位継承の儀式の日が来ました。

 テラスで罪を問われたオジャロスは開きなおって、魔瘴で民を操って対抗しようとしましたが、これはイルーシャの魔瘴吸収の術で失敗に終わりました。

 次に自分で魔瘴の力を使って「魔瘴魂オジャロス」になって抵抗してきました。

 これにはイルーシャは手出しを一切しなかったので、戦闘になりました。「吸って弱体化しようとしたけど吸えなかった」という描写もありませんでした。

 思い起こせば同じく魔瘴魂の一種である魔瘴竜ジャオマンダのときも、イルーシャは魔瘴吸収の力をジャオマンダ退治後のペペロゴーラ救出のために使うばかりで、退治自体のための支援はしてくれませんでしたね*3。何か重要な設定が隠されているのかな~?

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 オジャロスを戦闘で倒した後、アスバルはそのトドメを刺さずに、エルガドーラにかけられた呪縛の術を解除しました。

 しかしオジャロスは最後の力を振り絞り、あらかじめ仕掛けておいた細工を使ってエルガドーラの身体を爆弾に変え、王として母を殺すか息子として国ごと消し飛ぶかの二択を迫りました。

 やはりこういう狸おやじと戦うときは、「命だけは助けてやろう」とか甘っちょろいことを考えるべきではありませんでしたね。

 色々悩んだ末、アスバルは母と叔父を殺し、王として生きていく覚悟を決めたようでした。

 これにて「ゼクレス魔導国復興のおはなし」は終わりました~。