破界篇第2話「世界を肯定する者」に挑戦しにいきました。
1.クマリスと組む
すると見慣れない女性が寝ていました。
スライミーズは彼女がいつここに来たのかわかっていないようでした。星月夜を彼女に紹介したファビエルも彼女には自己紹介をさせていたので、実際は彼女の詳細をわかっていなかったのかもしれませ~ん。
彼女は「クマリス」と名乗りましたが、この名は即興で考えた雰囲気が強かったで~す。近くに転がっている空きビンのラベルの絵がクマとリスでしたし。
あと「食っちゃ寝」が趣味と自称していましたが、どう見ても「飲んじゃ寝」が趣味のようで~す。
ファビエルによると、護りの手として次の仕事をするには「無垢なる原石」をパワーアップさせる必要があり、そのためにはこの偽りの世界の人々の、偽りの世界を肯定する愛の力が必要なのだとか。そしてクマリスはそれを集めるのに適した場所を見抜く能力があるらしく、星月夜の相棒として活躍することになりました。
2.メルン水車郷
最初の目的地はメルン水車郷でした。
写真撮影ができる場面ではクマリスは登場しないのですが、ムービーで登場したときは魔勇者アンルシアそっくりの剣を持っていました。詳細はクラウスさんのツイートをご覧くださ~い。
クレルはここでメルサンディ村に配るパンを焼いていましたが、まだ納得のできる味には仕上がっていなかったようで~す。そこで極上の麦だけを厳選して盗むバサラーナの上前をはねることになりました。
そもそも「盗む」自体が悪ではないこの世界では当然の発想なのかもしれませんが、現代日本の価値観に基づくとまだ十分に「魔女」ですね~。
こうして極上のパンが仕上がりましたが、クレルはまだ満足しませんでした。
でも村人が大勢でパンを受け取りにきてなし崩し的に問題は解決しました。
ここでラスカが今までの「失敗作」もメルサンディ村で配っており、パンがすでに高い評価を得ていたことが判明しました。
クマリスは現地の事情をあまり知らなかったようですが、クレルが他者の評価を怖れて味の追求ばかりしていたことをしっかり見抜いたようでした。中々鋭いですね~。
また自称「食っちゃ寝」が趣味のはずなのに、ここではパンを食べている描写がありませんでした。やはりあれはフェイクだったんでしょうかね~?
あと「こういう民草を 護りたいと思ったものだ」とか言っていました。やはり正体は魔勇者なんでしょうかね~?
仮にそうである場合、魔勇者が復活しかけて結局倒されるというクエスト「真実に気づいた男」*1のクリアーがこの破界篇第2話の受注の条件になっていない理由も知りたいで~す。
この直後、世界を肯定する愛の力が無垢なる原石に宿ったようでした。
3.セレドの町
次にクマリスが愛のさざなみを感じたのはセレドの町の方向。
メルンを見つけるときはココラタからの方角を定めるのにも苦労していたようでしたが、今回は一発で方向が定まりました。
リゼロッタに相談したところ、セリクからのメッセージがあればそういう「愛」も集まるのではないかという話になりました。
セリクにその件を相談しにいったところ、ティードが「音色の結晶」とかいうものを持っていたので、手紙ではなく音声のメッセージと演奏を届けることができました。
この「音色の結晶」って「記憶の結晶」とどう違うのかよくわかりませんが、名称から考えるに複雑な音色もしっかり録音できるという点でより優れている可能性が高いですね~。でも一回使っただけで壊れてしまったので、その点では劣っているのかもしれませ~ん。
そして自称「食っちゃ寝」が趣味のクマリスは、ここでも何も食べなかったのですが、お茶は飲んでいました。やはり星月夜の見立て通り、実際は「飲んじゃ寝」キャラなんでしょうね~。
クマリスは生者と交流する偽りのセレドの町の民を見て「私なら……嫉妬で 狂いそうになる」と語っていました。やはり一度か二度は死んだ身である可能性が高そうですね~。
ここでのリゼロッタの気高いふるまいは、クマリスに大きな影響を与えたようでした。
4.アラハギーロ王国
次にクマリスが愛のさざなみを感じたのはアラハギーロ。
今までは方角を見定めてからゆっくりポイントを探していましたが、今回は一発でピンポイントの指定をしてくれました。徐々にクマリスが腕を上げている描写がさり気なくなされていますね。こういうの好きですよ。
ここでは、少し前にセラフィがシャイニーメロンに関する本を読んで、すぐにその採取に向かったという話でした。
マデサゴーラはピラミッドの構造を根本から変えてしまったため、こちらの世界ではシャイニーメロンが絶滅したままになっていましたが、実はちゃんとジャイラ密林の大樹の根本に残っていたという設定を作っていてくれたようで~す。
さすがは絶滅していたアルゴングレートを復活させただけのことはありますね~。そういえばオーグリードへ甲羅を輸出するための乱獲によって絶滅させられたという設定*2のガメゴンも、未完のモンセロ温泉峡で復活していました。マデサゴーラは生物多様性の大切さがしっかりわかっていますね~。
大樹の根本に行くとセラフィがシャイニーメロンの捜索に苦心していました。
無垢なる原石を「かかげる」と、マデサゴーラが創りかけのまま放置したシャイニーメロンが登場しました。
創りかけのため幻のような状態で触れなかったので、クマリスはセラフィに「あきらめろ。うまいモノなら ほかに いくらでもあるだろう」と言いました。
この発言はクマリスが偽の世界に対して絶望していたことを示すのみならず、食べ物への執着心が薄い証拠となりますね。やはり「食っちゃ寝」が趣味なのは嘘だったのかな~。
幻のシャイニーメロンでしたが、セラフィが本気で欲したところ、実体化しました。これにはクマリスも驚き、成長するきっかけになったようでした。
ここで無垢なる原石のための愛が満タンになったようで、ファビエルから帰還要請が来ました。
今回の旅は原石を成長させるためのものでしたが、クマリスの成長の役にも立ったようでした。
5.破魂の審判の真相
帰還するとファビエルがやっと破魂の審判の真相を話してくれました。
この世界は未完成のまま創造主が消えたため不安定になっており、隣接する他の世界にも迷惑がかかっているので、存続するか滅びるかをしっかり決める審判の儀式が必要とのことでした。
こういう複雑な事情があるのはいいですね。破界篇が単に「シドーが偽りの世界を滅ぼすかもしれないので大変だ!」というだけの物語だったならば、数年も前に配信された「ダークドレアムがアストルティアを滅ぼすかもしれないので大変だ!」という内容の夢現篇の約1/6の規模の劣化版になってしまいますからね。
そして「護りの手の選定者」・「滅びの手の選定者」と彼らに選ばれし「護りの手」・「滅びの手」の他に、「手」のパートナーである「護りの盾」・「滅びの剣」も儀式のキーマンであり、クマリスこそが護りの盾に当たるのだそうでした。
クマリスは護りの盾を務めることを最初は嫌がっていましたが、見知った人間の大量死を見過ごせないという理由から結局承諾しました。
第1話では、ファビエルが破魂の審判についての説明を先送りにしていたことについて、メドナムがいぶかしがりながらも何か考えがあるのだろうと推測していましたが、どうやらこのようにクマリスを引き返せない状況に追い込んでから真相を話すのが目的だったようですね~。