ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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プクレット地方・ポーポラ地方・ミュルエルの森・光の郷フィネトカ・チョッピ荒野の語源の調査

0.今までのプクランド大陸の地名の探求の成果とその限界

 星月夜は、プクランド大陸の地名の語源については過去に三つ探求記事を書いていました。

 メギストリスの都については、「通常の三倍――赤い彗星とメギストリス」「トリスメギストス」だと主張しました。

 オルフェアの町については、「オルフェウスの弓その2 & 仲間モンスター紹介その3」オルフェウスだと主張しました。

 エピステーサ丘陵については、「4.4メインストーリーその1 またもや繭出現 & 大陸の地形の歴史やイッドの能力に関する考察」エピステーメーだと主張しました。

 これらの語源はどれも古典ギリシア語やその訛りであり、また古典ギリシア語由来の名を持つ賢者エイドスプクランドと縁が深いこともあって、プクランド大陸の他の地名を見てもまずはギリシア語に似た単語がないかを考えるクセがついてしまいました。

 そのせいでプクランド大陸の地名の探求は以上の三件のまま行き詰っていました。

 5.4で「光の郷フィネトカ」がプクランド大陸の地名に追加されたので、それを機にプクランドの他の地名の語源をギリシア語禁止縛り」をするぐらいの勢いのイノベーションで、虚心坦懐に考えてなおしてみました。

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1.プクレット地方

 北海道に「ペケレット」という湖沼がありました。

 「ペケレット」とは、アイヌ語で「明るい沼」を意味するようで~す。

 アイヌ語由来の地名といえば、和風のイメージの強いエルトナ大陸に「ツスクルの村」と「カムイラの穴」がありますが、一文字目がパ行であることと「明るい」という意味が重視されてプクランド大陸にペケレットが置かれたのでしょうね。

 プクリポは3.1までは光属性耐性がありましたし、プクランドには「キラキラ大風車塔」などの明るそうな名前の場所が他にもありま~す。

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2.ポーポラ地方

2-1."popolare"説を思いつくも不満

 まずは「人気(にんき)がある」を意味するイタリア語"popolare"(ポポラーレ)ではないかと考えました。

 しかしむしろ人気(ひとけ)が少なく街道ばかりが続き、賢者が隠れ住むのにピッタリの地域で~す。

 よって"popolare"は多少の影響もあるかもしれないものの、第一の元ネタではないと考えました。

2-2."Via Popilia"説で決まり!

 そこで、三つの根拠からイタリアの"Via Popilia"(ポピリア街道)こそが真の元ネタであると考えるようになりました。

 第一の根拠は、やはり「発音」で~す。

 「ポーポラ」との類似性だけを見ると、「ポピリア」は「ポポラーレ」にたしかに一歩負けていま~す。

 でも同じ語源から派生したと思われる近隣の地名「ポポラパ」・「ポポリア」まで含めて考えると、かなり「ポピリア」に似ていま~す。

 そしてプクランドにおいては近縁の語らしき地名も語源探求のヒントになるということは、「オルフェア」の語源が「オルフェウス」でありさらに遡ると「オルペウス」である証拠の一つに「オルッパ」を数えられることからも、明らかで~す。

 第二の根拠は、「ポラの碑」で~す。

 ポピリア街道の成立過程や細かな道筋には通説の他に異論もあるのですが、通説を強く支えているのがカンパニア州サレルノ県ポラで発見された碑文なので~す。異説を唱える人でもこの碑文は避けて通れないほど、ポピリア街道研究に欠かせない非常に貴重な史料なので~す。

 そしてポーポラ地方の近隣にある「プーラのほら穴」は、このようにポピリア街道にゆかりの深い「ポラ」からとられた可能性が非常に高いといえましょう。

 第三の根拠は、「街道のイメージ」で~す。

 ポーポラ地方では長い一本道とその脇の街灯が整備されており、「街道」の名を持つモガリム・イナミノ・レビュールよりもずっと街道のイメージがありま~す。

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3.ミュルエルの森

 英語圏の女性の名前に"Muriel"(ミュリエル)があり、これが語源だと断定しました。

 発音が似ているだけではありませ~ん。

 "Muriel"の語源を遡ると、前半はゲール語の「海」、後半はゲール語の「明るい・白い」を意味しま~す。

 明るいのが沼か海かという規模の違いこそあれ、「明るい巨大な水たまり」という面では前述の「ペケレット」とほぼ同じ意味だということになりま~す。

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4.光の郷フィネトカ

4-1.第一の語源"Winnetka"

 アメリカのイリノイ州クック郡に"Winnetka"(ウィネトカ)という村がありま~す。これが第一の語源だと考えました。

 ウィネトカは小さな村ですが、ここを舞台に行われた画期的な教育「ウィネトカ・プラン」のせいで世界的に有名で~す。

 フィネトカでは六聖陣を師として学ぶ者が多いので、郷全体が一つの教育機関という雰囲気がありますね。

4-2.第二の語源"fin"

 第二の語源としては、「終わる」を意味する英語の語根"fin"もあると考えました。物語の最後の町ですから~。

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5.チョッピ荒野

5-1."choppy"説を思いつくも不満

 発音だけに着目すると「波が頻繁に変化しているさま」を表現する英語の"choppy"やその類義語に引き寄せられてしまいますが、発音以外の共通点がせいぜい「海岸があって波が見られる」程度なので、その影響は非常に弱そうで~す。

5-2.「チョコレート」説

 そこで以下の四つの理由から「チョコレート」こそが最大の語源だと考えました。

 第一に、「多少は発音が近い」ということで~す。

 「ピ」が余るのが弱点ですが、そこはチョコレートと縁の深い「ピーナッツ」ということで許してもらいま~す。

 第二に、荒野の休憩所付近の長城が板チョコの外見であるということで~す。

 第三に、美容院でチョコレートカラーを使えるようになるエスト「スイートな色やねん」の舞台だということで~す。

 依頼者の「ココナ」チョコレートの材料である「ココア」にちなんでいるのでしょう。

 キーアイテムの「チョッピカカオ」は、ココアのそのまた材料である「カカオ」の一種で~す。

 第四に、チョコレートと相性のいい「アーモンド」にちなんだと思われる「アラモンド鉱山」がありま~す。

 この説については多分先行者が山ほどいらっしゃると思いま~す。

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