ほしづくよのドラゴンクエストX日記

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5.2以降に判明してきたイーヴ王の物語は、『創世記』の影響もあり

1.過去の探求の成果と、その後の事情

 過去記事「魔界の情勢と『風の谷のナウシカ』との類似性。そしてそこから考える、ピュージュの立場」では、イーヴ王の元ネタとして「ヴ王」のみを挙げました。

 その後、5.2以降はゼクレス城に入れるようになり、「身分制を廃止しようとして失敗し、逃亡先のアストルティアで行方不明になった」という追加情報が入ってきました*1

 さらにサブストーリー「ある魔術師の悔恨」で、イーヴがゼクレスに帰還するとたちまち死ぬという結界が張られていたことも判明しました*2

 そこでそろそろこれらの情報も加味した上で、イーヴ王の物語におけるヴ王以外の元ネタを探してみよう、という気分になりました。

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2.新しい探求の結果 『創世記』

 複数の元ネタから成り立っているであろう物語・人物を解釈するとき、個々の元ネタの発見は、その物語・人物のイメージ全体を見ているとうまくいきませ~ん。

 過去記事の成果の自画自賛になってしまいますが、「ナダイア」の元ネタとして「ダイアナ」もあると気づけたのは、「ナダイアといえば立派なヒゲのオッサンだ」という偏見をいったん捨てたからこそで~す。

 そこでナダイアのときと同じく、いったん音声だけに注目して「イーヴ! イーヴ!」と1分ぐらい声に出して悩んでいると、「『創世記』のイヴだ!」と気づきました。

 イヴといえば、蛇の語る思想の影響を受け、楽園のルールに背いたため、楽園を追放された上に門番のケルビムのせいで自力では楽園に戻れなくなった女性で~す。

 そしてイーヴは、アストルティアの思想の影響を受け、長年のゼクレス魔導国のルールに背いたため、権力を失った上にサラジャンの呪いのせいで自力ではゼクレスに戻れなくなった王で~す。

 わお、ぴったり!