『ドラゴンクエストX』においては、内容が類似した物語が近い時期に配信されることが多く、星月夜はその現象を「予型論」と呼んでおりま~す*1。このブログで「予型論」で検索をすれば、そこそこの数の事例に出会えると思いま~す。
そして今回また一つ予型論構造の事例を見つけてしまいました。4.3配信の遊び人の職業クエストと4thディスクのメインストーリーで~す。
※最大の類似点、ラスボス
遊び人の職業クエストのラスボスである労魔デスワークは、本来は六種族に奉仕する存在として人工的に造られた存在でした。しかしながら遊び人に活用されているうちに負の感情が蓄積され、遊び人の全滅を願う人格が生み出されたわけで~す。彼は他人の人格を変え操ることもできました。
4thディスクのラスボスであるキュロノスは、本来はエテーネ王家に奉仕する存在として人工的に造られた存在でした。しかしながら王家に活用されているうちに負の感情が蓄積され、生物の全滅を願う人格が生み出されたわけで~す。彼は他人の人格を変え操ることもできました。
※ラスボスと表裏一体の味方キャラ
労魔デスワークと表裏一体の存在であるパイセンは、遊び人の味方でした。
キュロノスと表裏一体の存在であるキュレクス・キュルルは、主人公の味方でした。
※「父」を語源とする父との対立、そして和解
ルッチーの父であるトーチルは、和語の「父」が語源で~す。ルッチーとトーチルは最初は対立していましたが、やがて和解しました。
主人公の父であるパドレは、印欧語の「父」が語源で~す。主人公とパドレは最初は対立していましたが、やがて和解しました。
※「母」を語源とする母との対立、そして和解
ルッチーの母であるカーネラは、和語の「母」が語源で~す。ルッチーとカーネラは最初は対立していましたが、やがて和解しました。
主人公の母であるマローネは、印欧語の「母」が語源で~す。主人公とマローネは最初は対立していましたが、やがて和解しました。