1.5.5後期でネルゲル強の自己再生能力の程度が確定
強戦士の書で挑める強ボスたちのうち、幻影ではないのに自力で再生していると思われるのは悪魔ザイガス強・悪魔長ジウギス・冥王ネルゲル強ですが、ネルゲル強だけは5.5クリアまでその再生能力が曖昧でした。
ネルゲル強の「大いなる闇の根源のチカラで この世に よみがえった」という記述は、ザイガス強の「魔瘴が活性化した影響で この世に復活した」とほぼ同じ意味とも解釈できますが、ジャゴヌバの意識的な関与で復活したとも解釈できたからで~す。
このため一年前に書いた過去記事「ザイガスの勤務先の代表取締役は第二のネロドスのような存在なかもしれませ~ん」では、ネルゲル強を完全な自己再生能力の持ち主とは認定しませんでした。
しかし5.5後期でジャゴヌバを倒したのちもネルゲル強が何度でも復活すると判明したので、彼もまた一定の濃度の魔瘴が残っている限りは自己再生が可能だと確定しました。
しかもよくよく調査したところ、冥獣王ネルゲルのまめちしきに「不死身の肉体」とあったので、5.5後期以前にそう認定しても大した勇み足ではなかったのだと気づきました。
2.ネロドス・ザイガス・ネルゲルらの不死以外の共通点
ネロドス・ザイガス・ネルゲルらには、「不死」以外にも「死者の魂を利用」という共通点がありま~す。
まずネロドスですが、部下のバズズ(コイン)は「人間の魂を集める役割だった。 その無数の魂は 主君から 十二将へ受け継がれたのだ」とまめちしきに書かれていま~す。その魂の使われ方についてはキングレオのまめちしきに「主君から得た無数の魂により 彼らは不死となっていた」とありま~す。人間以外の種族の魂も利用できたのか否かは不明ですが、少なくとも人間の魂を自軍の強化に使っていたのは間違いありませ~ん。
次にザイガスは「プクリポの子供を喰らい 魔力を増やす性質を持つ」とされていま~す。犠牲者の種族や年齢に限定があり、また自分で食べた相手しか利用できないようですが、ともかくも死者を自己強化に使っていたのは確実で~す。
最後にネルゲルですが、ムービー「冥王の出迎え」によると、冥王の心臓に死者の魂を集めて闇の魔力を高めることができるようで~す。死者の種族や年齢の限定はなさそうですし、最初に一度苦労して冥王の心臓を作ってしまえばあとは最深部で寝ていても自然に魂が集まってくるようで~す。
利便性には違いがあるとはいえ類似性が高く、かつ彼らには「不死」という共通点もあるので、これらの能力には同じ原理が使われている可能性が非常に高いで~す。
3.原点を探る
ネルゲルは人為的に造られたモンスターであり、かつ死者の魂の活用能力についても前述の三匹の中で最高峰であったので、この能力もいわば決定版として人為的に賦与されたものである可能性が高いで~す。
そしてネルゲル製造機であるレイダメテスを作ったのが魔祖である可能性が高いという話は、過去記事「ラズバーンの出身地の有力候補が急浮上」で書いたとおりで~す。
そこでこの魔祖らの周辺に、この死者の魂の活用能力の素材となったものがないものかと探してみました。
すると巨大魔瘴魂のまめちしきに「魔瘴によって失われた命を 取り込み 己のチカラに変えて 巨大化する邪悪な魂。 自己の強化に余念がない」とありました。利用する死者の死因が魔瘴でなければならないという点でまだまだ能力は粗いですが、このシステムを製錬してモンスターに移植することで、より高度な死者の利用ができるようになるのかもしれませ~ん。
またその機関が内臓されてこそ、三匹のもう一つの共通点である「不死」も実現できるのかもしれませ~ん。
そしてメインストーリーで会った魔祖たち自身にはこの能力がなかった、もしくはこの能力が非常に低かったということは、原則として誕生前にこの能力を付与する必要があるのだと思いま~す。
(12月27日追記)
ザイガスの本拠地が滅星の邪園である可能性がさらに高まりました。詳細は昨日の記事にて。