星月夜「読者の皆様、こんにちは~。ジパングの緊急事態も終焉に近づき、フェスタ・インフェルノで新たに取得できるまめちしきもコンプリートし*1、久々に妹と遠出をする気になりました。そこでプクレット地方の元ネタと思われるペケレット湖*2に来ました」
夕月夜「北海道は人口密度が低いせいか鉄道網が脆弱で~す。なのでレンタカーの運転手役として暁月夜も仕方なく連れてきました」
暁月夜「仕方なく連れてこられたので、仕方なく運転がんばるぞ」
星月夜「ペケレット湖の周囲の土地は全部このジンギスカン屋さんが所有しているので、湖を間近で見るにはこのお店で何か飲食する必要があるのよ」
暁月夜「ほうほう、では今日のランチはジンギスカンの食べ放題というわけだな」
星月夜「ところがジンギスカンを食べるには事前予約が必要なので、ここではドリンクだけ頼みま~す」
暁月夜「予約を怠るとは、用意周到な姐御にしては珍しい」
星月夜「週間天気予報や北海道の紅葉の経過を睨みつつ、直前になって決断したのだからしょうがないわ~」
星月夜「湖一周開始!」
夕月夜「ホワイトウッドとか拾えそうで~す」
暁月夜「一周約40分もある道にしては、丁寧に掃除されているな~。歩けば歩くほど入場料がどんどん安く思えてきたぜ」
暁月夜「紅葉がまだ少ないな。来週にしたほうがよかったのではないかね?」
星月夜「なんか今週を逃すと一気に寒くなりそうだったのよね。この私が迷った末の決断にあまり文句をつけないで~」
星月夜「一周して戻ってきました~」
星月夜「古式ゆかしい薪ストーブで温まりながら、注文した紅茶をいただきましょう」
暁月夜「それでランチはどーんするんだ?」
星月夜「少し移動すると海だから、その近くの海鮮レストランで食べましょう」
移動中。なお写真撮り忘れました。
夕月夜「大きなトラックがいっぱい走っていて、巨大な風力発電機がブンブン回ってま~す。一昔前の漫画に出てきた工業都市みたいで~す」
暁月夜「この海岸線の道はオロロン鳥が飛来することから「オロロンライン」と呼ばれているらしいな」
星月夜「私の大好きなファミコン版『ドラえもん』第一作で、原作漫画では正体は単なる岩と風と虫けらの集合体だったものが、「オロロン岩」というご立派な実体のある中ボスにまで昇華しているのは、製作元のハドソンが北海道発祥だからなのかしらね?」
到着。
夕月夜「なかなかいい景色で~す。目の前にあるのがこの店の名前の元になった「オールドリバー」なんですの?」
星月夜「近所にある石狩川という大きな川が、昔ここを流れていたらしいのよ。今では小学校でよく習うあの「三日月湖」みたいな存在になっているのだとか」
星月夜「私と夕月夜は「ずわい蟹いくら重」だ~!」
夕月夜「キャッキャ!」
暁月夜「私は海鮮醤油ラーメン大盛だ。お二人の半分の値段だが、腹は倍膨れそうだ」
夕月夜「さすが男の子ね~」
暁月夜「車を運転させた成人に向かって「子」はいかんじゃろ」
夕月夜「想定外の方向から反撃がきたわ」
そして帰宅。
星月夜「これで星月夜の私選のジパングに存在するドラゴンクエストX三大聖地は、二つ巡礼したことになるわ。第一の聖地は、魔幻都市ゴーラの元ネタにしてエヴァンゲリオンの聖地でもある強羅*3。第三の聖地は、イナミノ街道の元ネタである印南野。これもいつか一緒に行きましょうね」