1.単位「日」についての既知の情報の確認
アストルティアには「日」という単位の意味が、これまで二通り発見できていました。
一つは「地球における1昼夜」という意味で、日替わりクエストなどではこの意味で語られま~す。地球の時間に換算すると当然24時間で~す。
もう一つは「アストルティアにおける1昼夜」という意味で、メインストーリーのムービーなどではこの意味で語られることが多いで~す。地球の時間に換算すると1時間12分で~す。
ちなみに二通りある原因については、過去記事「単位「日」の研究」で考えました。
2.アストルティアの「三日月」は「三」とは無関係の可能性が高かった
アストルティアの月は8昼夜すなわち9時間36分で満ち欠けが1周するので、新月から1昼夜弱で三日月型になりま~す。
これは第一の意味の「日」なら0.05日間弱であり、第二の意味の「日」なら当然ながら1日間弱で~す。
ゆーえーにー、レシピ「三日月と短剣」などのようにアストルティアで「三日月」という言葉が出てきても、それは単なる日本語への意訳である可能性が高かったので~す。
ポランパンのダジャレを見るとアストルティアでは日本語によく似た言語が使われている可能性が高いですが、「その場合ですら現地では「三日月」については「クレセント」とか「イシュラース」とか「いちにちづき」とでも実際には発音されているのはないか」と長らく星月夜は考えておりました。
「クレセント」は説明文に「三日月型の大剣」とある両手剣「クレセントエッジ」やレシピ「三日月と短剣」で作れるようになる短剣「クレセントダガー」からの類推、「イシュラース」は『蒼天のソウラ』第7巻168ページが根拠で~す。
3.潮目を変えた、第7回バトルトリニティ対抗戦
ところが最近発表された第7回バトルトリニティ対抗戦の公式ページでは、「みかづきプリズム」をベースにした形状の「プクリポTRIプリズム」が新作の交換アイテムとして発表されていました。
「トリニティ」の接頭辞の"tri-"とは「三」という意味で~す。この"tri-"を強調したプリズムが三日月型となると、アストルティアでも「三日月」が「三」と深く関係している可能性が高いことになりま~す。
この可能性は決していきなり100%になったというわけではありませ~ん。閃光の神殿の壁画には三日月と太陽が対なる存在として描かれていますので、「プクリポTRIプリズム」のデザインは「三」とまったく関係なく決められた可能性も一応残っていま~す。
とはいえその壁画ではプクリポと縁の深い「花妖精」は月よりも太陽に近い位置に描かれているので、「三」とは無関係に壁画だけを理由に「プクリポTRIプリズム」の形状が決められた確率は50%未満と評価せざるを得ませんでした。
以上により「プクリポTRIプリズム」の予告を機に、「三日月」が「三」と関係している確率が自分の中で50%を超えてしまいました。
そこで「仮に関係しているとするならば、どう関係しているのか?」を真剣に考えることになりました。
4.アストルティアにおける「三日月」と「三」の関係についての諸仮説
4-1.「アストルティアには約20分を1とする単位が存在する」説
前述のとおりアストルティアでは9時間36分で月の満ち欠けが1周しま~す。
これを地球における月の満ち欠けの周期の日数である29.5で割ると、約19分30秒で~す。
ゆーえーにー、約20分を1とする単位があれば、新月から3単位経過すると三日月になりま~す。
その単位が「日」の第三の意味であるのか、それともアストルティアでは別の呼び名があって意訳により「三日月」の「日」になっているのかにより、この仮説はさらに細分化されま~す。
4-2.「アストルティアでは満月から月齢を数え始める」説
こちらは新たな単位を考えるのではなく、既知の単位の使い方を変えたもので~す。
8昼夜で月の満ち欠けが1周するということは、満月から約3昼夜で逆三日月になるということで~す。
つまり「アストルティアでは満月から月齢を数え始める」と仮定すれば、三日月に酷似した形状の二十六日月をアストルティアで「三日目の月」という意味で呼んだとしても、特に不思議ではないということになりま~す。
夕月夜「天文・語源・計算と、今回はお姉様の得意分野が三拍子揃いましたね」
暁月夜「ジパングで旧暦の26日ごろの明け方に見える月って綺麗だよな~。あれこそが月の代表例になるべきだ。よって4-2の仮説を強く支持する」