本稿は元々は「防具(実用)の説明文の研究」の後半部分でしたが、文字数の増加により分割にいたったもので~す。
「防具(非実用)」とは、ドレスアップ用の鎧や服を意味しま~す。。
(2023年5月21日追記)本稿には「盾」も掲載していましたが、分割することを決定しました。分割記事掲載ののち、重複する盾関連の項目を削除しま~す。
非実用防具
1 テレパスバンド
「思念を伝達する アンテナを備えた ヘアバント」だそうで~す。
これについては過去記事「ハロウィンイベント「集え! カボチャのもとに2」 & アストルティアにおいて「テレパス」とは何か?」をご覧くださ~い。
1 スライム帽子・白 & スライム帽子・黒
「スライムベスの 気分を体感できる」「スライムベス帽子」は別個にあるのに、これらは「スノースライム帽子」や「スライムダーク帽子」ではなく、あくまで「スライムの気分を体感できる」「スライム帽子」の一種とされていま~す。
ジャアクッキー団や魔シュマロ団のホワイトタワーの一番上にいたスライムなどの白いスライムや、まだ見ぬ黒いスライムは、この世界ではスライムベスよりもずっと品種として水色のノーマルスライムに近いということになりま~す。
1 お祭りのぞうり
これは七夕の里で買える防具ですが、「異国の履き物」とありま~す。
アストルティアには国がたくさんありますが、おそらく漠然と「広い意味での一国」という意識もあって、「異国」といえば原則として七夕の里クラスの異世界を指すのでしょう。
江戸時代まで「日本は六十数ヶ国である」という意識がありつつも、同時に全体で一国でもあるという意識もあり、幕末に「異国」といえば原則としてその外を指していました。その事例に近いと考えました。
1 天使のドレス
フォーリオンの天使たちは己の存在を原則としてアストルティア民に隠していますが、破魂の審判に勝った側にはサービスで正体を明かしていましたので、天使の存在は絶対に秘密というわけではなさそうで~す。
1 竜王のローブ上
公式の文で「王の中の王 竜王」と表記されたので、これが単なる自称ではなかったことが判明しました。
初代『ドラゴンクエスト』の解釈にも影響する、非常に重要な一文で~す。
1 モモリオンの王冠
モモリオン王のいるジャディンの園については、メインストーリー中のムービーでは「モーモン王国」という別名が紹介されていましたが、この装備の解説文には「モフモフの国」というさらなる別名が書かれていました。
1 有翼人のころも
「伝説の有翼人種が」愛用したのだそうで~す。
これも天使を指しているのでしょうか?
1 宰相のコート
ウルベア地下帝国を指して「とある帝国の」とあるので、ウルベア以外にもこの世界には帝国は存在したことになりま~す。
災厄の王はかつて「帝王」だったとされているので、他の帝国としては彼の支配した国などが想定できま~す。
1 キャプテンマント
「七つの海を制した 大海賊」のマントらしいで~す。
この世界でも海を七つに分ける慣習が存在したのか、または「八以上の海があるとはいえ内七つ制したら大したもの」ということなのかは、不明で~す。
1 くノ一の装束上
「女の忍者が 隠密任務で着る」とありま~す。
1.0時代からずっとレベル35ブーメラン「ニンジャカッター」が存在していましたが、あちらは「忍びの者が用いた」という過去の話になっていました。このため、アストルティアで忍者が絶滅したのか、それとも忍者はまだいてニンジャカッターを使わなくなったのかが、しばらく不明でした。
忍者の現在について語るこのセットや忍び装束セットなどの登場で、その議論に決着がついたといえましょう。
1 神将の装束上
「妖魔を討伐する 最強の将」とありま~す。
おそらく「妖魔」のほうも最強クラスの敵なんでしょうね。
「竜将のよろい上」では竜将が竜と戦うという話が出てきますが、そんなのが雑魚同士の小競り合いに思えてしまうような高度な戦いがどこかでおこなわれているのでしょう。
1 炎帝のいくさ装束上
3.1に登場した盾である「炎帝の大盾」では、炎帝とは何者なのか不明でした。地球なら神農の別名なのですが。
しかし5.5後期も終わりかけた2021年10月25日に突如としてこの装備が配信され*1、炎帝とは「炎帝の異名を持つ 一騎当千の武人」であると判明しました。
1 サハラコート上
「荒野を往く さすらいの民族の」コートなんだそうで~す。
文化的にはアラハギーロに近そうなので、デフェル荒野にそうした民族がいるという設定なのかもしれませ~ん。
小盾
1 猛火竜の盾
「グレン産の赤色結晶」というものが存在すると書かれていました。
同じイベントで出た他の四つの小盾でも、各大陸の各小国で独自の色の結晶が産出されることが書かれていました。
その色はルーラストーンで表示される各大陸の色と同じであるので、大陸を象徴する色はそれぞれの大陸の小国の特産結晶で決められた可能性が非常に高いで~す。
1 銀雪結晶の盾
「雪の結晶を模した」とあり、これでこの世界の雪の結晶は地球の雪の結晶と酷似していることがわかりました。ちなみにスノースティックにも同様の記述がありま~す。
大盾
1 鬼人の大盾
「シールドオーガが持つふたつの盾を合体させた大盾」とありま~す。
だからシールドオーガは「鬼人」なのでしょう。
「シールドオーガは鬼人兵の子孫」説は4.2時代の鬼人兵のまめちしきから存在していましたが、6.4で追加されたこの大盾により、その説が正しい可能性が高まりました。