前幕
星月夜「今日の課題。ジア・クト念晶体を瞬殺する方法を考えよ」
夕月夜「かしこまりました」
暁月夜「朝飯前だ」
※夕月夜案
ジア・クト念晶体は、アストルティアに飛来した直後のジャゴヌバと同じ性質のものと考えられま~す。
そこでかつて七賢者が使った技を浴びせれば、ジア・クト念晶体もジャゴヌバ同様に魔瘴の塊にできるはずで~す。(1ターン経過)
その魔瘴の塊にドゥラがクァバルナから学んだ技をさらに浴びせれば、巨大な太陽の石にできるはずで~す。5.4メインストーリー終盤でルティアナに勝ったはずのジャゴヌバがまるで敗北者のようにアストルティアから即座に撤退して本拠地に籠城したのは*1、この展開を心底怖れていたからであると考えられま~す。(2ターン経過)
これで2ターンでジア・クト念晶体を滅ぼせま~す。
星月夜「50点。現代において七賢者が使った技を再現できるとは限らないので、減点20。変質後のジャゴヌバは魔瘴を生産し操る存在とはいえ、自身が単なる巨大な魔瘴の塊であるとも限らないので、太陽の石にできない可能性もあり、減点20。そして2ターンもかかったのでは「瞬殺」とは評価できないので、減点10」
※暁月夜案
ペリポンまたはペリポン2号に、「どんな敵でも 一撃で滅ぼす 超破壊メカ」*2をもう一度作らせる。
これで1ターンでジア・クト念晶体を滅ぼせる。
星月夜「100点。すばらしい、暁月夜君。君は英雄だ。大変な功績だ」
1.重要な伏線、ペリポンの不慮の死
4.4の新マップのアストルティア博物館にあるビッグホルンの模型の解説文には、「増殖獣バイロゴーグ 襲撃の際 プロッペの子孫 ペリポンは 対魔獣兵器として ホルンの改造を試みた。 しかし 着手した直後 ペリポンは 作業中の事故により死亡し ビッグホルンの改造は 完成しなかった」と書かれていました。
当時はこの文章を重要な伏線であると思った人は少なかったでしょうし、運営自身すらこの文章がのちに伏線として活きてくると思っていなかった可能性がありま~す。
しかしこの文章があったおかげで、その後はペリポンをどれだけ有能に描いても「そんなペリポンがいたのに、なぜ改変前の歴史ではバイロゴーグ側が勝てたのか?」という疑問がプレイヤーから出なくなりました。
だから「願い星瞬いて2022」でペリポンと同等の能力を持ったペリポン2号に「どんな敵でも 一撃で滅ぼす 超破壊メカ」を作らせることができたので~す。
2.「願い星瞬いて2022」は増殖獣バイロゴーグの末路の謎への回答
過去記事「4.4クリアーから4.5未クリアーまでの時期における未来の歴史を考察すると、増殖獣バイロゴーグの再登場の可能性は非常に高いで~す。せっかくなので再登場希望で~す」では、4.4クリアー後も4.5クリアーまでは「アストルティアは増殖獣バイロゴーグの群に滅ぼされた」という歴史が変わらなかったことを指摘しました。
これに続けて「実はバイロゴーグの一部は4.4クリアーのあとも生き延びていた」ことを証明し、4.5クリアーの時点でバイロゴーグの勝利の確率が50%未満になった理由を「キュロノスという強大な支援者を失って、世界を滅ぼすほどの脅威ではなくなったというだけの話」と書きました。
このときはキュロノスが具体的にどのような「支援」をバイロゴーグに対してしたのかについては語れませんでした。
しかし「願い星瞬いて2022」でペリポンが「どんな敵でも 一撃で滅ぼす 超破壊メカ」も「それを作れる自分の複製」も作れると判明した今では、自信を持ってこう書けま~す。
「キュロノスのバイロゴーグへの最大の支援とは、ペリポンの暗殺だった」と。
「事故死」に見せかけたのは、「ペリポンならバイロゴーグに勝っていた」と六種族側にばれてしまうと、パルミオら有力な科学者の目標も「第二次ゴフェル計画の完遂」から「ペリポンの大量破壊兵器の開発研究の継承」に変わってしまうからだと思いま~す。
4.5をクリアーした途端にバイロゴーグ残党が消えたわけでもないのに未来が変わった理由も、今では自信を持ってこう書けま~す。
「4.5クリアーでペリポンがキュロノスに殺されない未来になったので、バイロゴーグ残党はやがてペリポンにより一撃で滅ぼされる未来が確定した」と。
3.物語の外部の五大根拠
前章の説は物語内部の理屈に基づくものでしたが、いわゆる「メタ的」な物語の外部を分析すると、それを補強するような根拠が五つも出てきました。
3-1.わざわざ出てきた2号
ペリポンが「どんな敵でも 一撃で滅ぼす 超破壊メカ」を作れるという話を配信するだけでも、前章の「回答」は導けま~す。
あえて運営がそこにペリポンの複製のペリポン2号を登場させたのは、「これは「複製」や「増殖」に関する物語と関連性がある」と伝えたかったからだと思いま~す。
3-2.最近頻繁に描かれるプクラス
6.1の新マップ「時の王者の悔恨」ではプクラスの後日談が再現されていました*3。
また「願い星瞬いて2022」は7月7日から配信されましたが、その前日に始まったバージョン6.2ではサブストーリークエスト「世紀の新発見」*4にて現代においてプクラスが生まれるエピソードが描かれました。
これで6.1や6.2のスタッフが増殖獣バイロゴーグ関連の物語について注目しているということは証明できますし、さらにはプクラスを頻繁に登場させることで「そろそろバイロゴーグの末路の回答編をやるぞ」という意気込みを遠回しに伝えようとした可能性すらありま~す。
3-3.6.2で急に登場したバイロゴーグの色違い
増殖獣バイロゴーグの色違いは長らく登場していませんでしたが、やはり6.2でパニガキャッチャーが登場しました*5。
この件への評価も前節と同じで~す。
3-4.6.2で急に不自然に再登場した「アストルティア博物館」
6.2から流浪のアスバルが登場するようになりましたが、ガタラで彼がデルクロアに関して語った話題の中で、不自然に「アストルティア博物館」という言葉が出てきました*6。
3-5.6.2ストーリーの題名「ふたりの勇者」
6.2ストーリーの題名は「ふたりの勇者」であり、これはアシュレイとレオーネの双子を指すものでした。
ここにも「複製」のイメージがありま~す。
もう「6.2の真のメインテーマは増殖獣バイロゴーグだ」ぐらい言えそうな雰囲気で~す。
4.もうアストルティアは最低でも1000年間安泰
ちなみに4.5クリアー後は、メインストーリーでジャゴヌバやレオーネがいくら暗躍しても、1000年後のアルウェーンで情報収集をするとアストルティアはいつも安泰のようで~す。
これは「ジャゴヌバやジア・クトの実力がバイロゴーグと比較して極度に劣っていたから」と説明するよりは、本稿第2章の説を採用した上で「キュロノス以外はペリポンの脅威に気づけず、勇者と盟友に勝てたルートでも最後はペリポンに瞬殺されたから」と説明するほうが、世界観の上で整合性が高そうで~す。
しかもペリポンn号にペリポンn+1号を作らせ続ければ、初代が寿命で死んだあとも材料であるキラーマシンが枯渇しない限りは半永久的にこの究極のアストルティア防衛体制が続くということになりま~す。
もちろん2000年後にペリポンシリーズの危険性に気づく新たな敵が出現する可能性もあるので、油断はできませ~ん。
*1:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2021/01/14/180000
*2:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2022/07/07/202107
*3:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2022/03/25/190000
*4:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2022/08/09/190000
*5:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2022/07/16/190000
*6:https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2022/10/10/101010