ほしづくよのドラゴンクエストX日記

画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんにも著作権があるので転載しないで下さ~い。 初めてのかたには「傑作選」(https://hoshizukuyo.hatenablog.com/archive/category/傑作選)がオススメで~す。 コメントの掲載には時間がかかることも多いで~す。 無記名コメントは内容が優れていても不掲載としま~す。

6.4メインストーリー その1 神具創成計画

1.天の祭壇攻防戦

 ミトラーから、ジア・クト念晶体が二体攻めてきたので天の祭壇に向かってほしいと依頼されました。

 今回攻めてきたのは青いジア・サフィル赤いジア・ルーベ

 サフィルは多くの雑魚を指揮して、前回神になった英雄たちと空中戦をしました。

 ルーベのほうは単独で着地して、星月夜とユーライザに特攻をしかけてきました。彼女は火属性の攻撃が得意のようでした。

 ルーベに多少の打撃を与えて撃退しましたが、サフィルの攻撃で祭壇は結晶化して使いものにならなくなりました。ピュトスによれば天使も三名犠牲になったそうでした。

 敵軍は大して消耗しないまま地上に向かったので、飛べる英雄たちは彼らを追いかけることになりました。

2.楯と剣の再生計画始動

 残った星月夜らは、テトラルからアストルティアの楯が単なるジャミング装置ではなく、ジア・クトの侵入を許したあとでもそれなりに戦力として役立つという話を聞かされました。そしてアストルティアの楯と神剣レクタリスが作られた当時の情報があれば両者をもう一度作れるかもしれないとも言われました。

 そこで時渡りの専門家であるメレアーデに相談にいきました。

 メレアーデによれば神話の時代には原則として行けないとのことでした。

 過去記事「「レディメイドな錬金釜」をクリアーしました。ナドラガンドや時渡りに関する設定情報も見逃せませんでしたね~」で分析したとおり、この設定は五年ぐらい前からそれとなく示唆されていましたが、ついに確定したといえましょう。

 次にパドレの力を借りれば何とかなるかもしれないという話になり、まずはパドレ救出を目指すという方針になりました。仮に神話の時代に行けなかったとしても、パドレ救出はそれ自体で十分に目的とするにふさわしい価値のある事業で~す。

3.パドレ救出作戦

3-1.全体の方針

 メレアーデがキュレクスの航海船から得た知見によれば、時の牢獄は内側から誰かが時渡りの力を放出し続ければ出られるとのことでした。だからその放出をエテーネ王族ではなく機械にやらせれば、誰も犠牲にならずにすむという話になりました。

3-2.力の蓄積(クエスト「錬金術は時を超えて」)

 ワグミカによると、この計画のためには時渡りの力を蓄積する永久時環の小型版が必要であり、それは錬金術の祖であるユマテルですらやったことがない難題なのだそうでした。

 むむ、ユマテルが錬金術の祖ということになると、ユマテルを輩出した錬金術に秀でたケミル氏族って、大昔から錬金術が得意だったというわけではなく、ユマテルが錬金術を開始してそれを同族に教えはじめたばかりのころにマデ氏族と連合したということになりますね。

 ワグミカは捨て台詞として錬金術と時渡りに通じた人物の助力が必要だと無理難題を語ってきましたが、それなら我が義兄つくよみが適任で~す。

 つくよみを大エテーネ島に連れてきましたが、彼はまずかつての相棒であるクオードの墓参りをしました。数千年間もの間、彼のことを悔やみ続けていたそうで~す。一緒に墓参りをしたユーライザは、ヘルヴェルに対する似た感情を刺激されたようでした。

 つくよみはワグミカに会うと『叡智の指針』第二章三節にあるエテネオル理論を応用すれば小型化は難問ではなくなると説得しました。これ、知の祝祭で狙われそうで~す。

 あとは理論だけではどうにもならない材料の調達を星月夜がしてやり、めでたく小型の蓄積装置である「時の宝珠」が完成しました。

3-3.力の放出(クエスト「リンカの挑戦」)

 リンカは放出装置として、自動人形を作ろうとしていました。

 自動人形とは魔法生物から赤い宝石を除いたようなもので、簡単な命令だけ実行できるそうでした。4.0では中ボスとして自動人形ドミネウスが出てきましたが*1、多分同じようなものなのでしょう。

 ちなみに魔法生物の自意識や個性は赤い宝石に宿っているのだそうで~す。宝石こそが本体となると、ジア・クトと同じような原理なのかもしれませ~ん。

 リンカからは、自動人形を作るのに必要な粘土を取りにいかせたシャンテが返ってこないのでラウラリエの丘まで探してきてほしいとたのまれました。

 現地ではまたもやフローラルダンディに誤解を受けて襲われました。

 根は悪いモンスターではないと知っていたので、ユーライザが「天に仇なすものに裁きの剣を!」とか叫ぶと複雑な気分になりました。

 ただしここで激しく戦ったおかげで地面が荒れて粘土が手に入ったので、しばしば騒動を拡大させてきたユーライザの妥協を知らない性格も、今回は無駄ではなかったようでした。

 ちなみにこの「現・ラウラリアの丘」で討伐モンスターリストを開くと、「今いるマップ」には敵が一種類もいないことになっていました。そして「フローラルダンディ」の項目の「主な生息地」には「古・ラウラリエの丘」しか書かれていませんでした。

 過去記事「旅芸人のクエストを終わらせ、職業クエストコンプリート(暫定)」で指摘した、悪魔道化師ゲイザーの「主な生息地」に再登場時のほうのマップが掲載されていないという問題も、あれから約八年経過しても改善されないので、この傾向は運営の確固たる方針なのかもしれませ~ん。

 この粘土を元に作られた自動人形は、パドレそっくりでした。その原因はリンカがパドレの姿を強くイメージしたせいとのことでした。

 なお服は「黒衣の剣士」風でした。キュロノスに寝返る前を再現したムービーではいつもの服だったので、黒衣を着るようになったのは寝返った後だと思っていたのですが、リンカの記憶にあるパドレもこの服だったということは寝返る前から黒衣も頻繁に着ていたことになりま~す。

3-4.仕上げ

 以上の品にメレアーデがディアンジに用意させた「伝声の琴・改」とマローネ直筆の「パドレへの手紙」を加えて、同じ時の牢獄の経験者同士の縁である「時の糸」を使ってパドレへと送り届けました。

 あとは順調に計画通りにいき、パドレは帰還できました。

4.神話時代への跳躍

 王家の書物をあらかた把握しているパドレにも、神話時代に飛んだ者についての記録は見たことがなかったようでした。

 しかし航海船から知識を得たメレアーデからは、神話時代と縁の深い場所に強い時渡りの能力を持つ者が二人そろい、一人がジャンプ台になれば、もう一人は行けるだろうという話が聞けました。

 ユーライザからはその縁の深い場所として、「神代(しんだい)の島」を紹介されました。

 しかし現地にいくとサフィルが待ち構えていて、襲ってきました。彼は氷属性の攻撃が得意のようでした。

夕月夜「ん? パドレの熱烈なファンとして有名な旅人が友情出演している気が…」

 戦闘でサフィルに損傷を与えたあと、パドレは「今の戦いで 俺にも よくわかった……。 こいつは アストルティアに生きる あまねく生命の敵だ」と語りました。

 パドレ級になると、敵の戦いかたを見ただけで、その敵の根本的な思想まで読み解いてしまうんですね。すごーい。

 でも古語の形容詞「あまねし」の連体形は「あまねく」ではなく「あまねき」で~す。現代語においてこれが副詞化すると活用が無くなって「あまねく」で固定化されますが、この発言中のあの位置に副詞があるのは不自然で~す。

 サフィルは撤退する前に力を振り絞って最後の攻撃を仕掛けてきました。これでパドレは「回復呪文が 追いつかないくらい 深いキズ」を負い、一時撤退という案も出ました。

 しかしそのとき、世界の一部と化してずっと見守っていてくれていたキュルルが力を貸してくれたので、なんとか神話時代まで渡ることができました。