旅の覇者モンジの源流を求める旅　＆　ついでにアバターも帰省

０．はじめに

　ジパングにある『ドラゴンクエスト』シリーズ全体の聖地といえば、東京都新宿区のスクエニ本社・兵庫県洲本市のドラクエ記念碑・兵庫県淡路市のドラゴンクエストアイランドの三ヶ所といったところで～す。

　また『ドラゴンクエスト』の中でも『X』に限定した場合の聖地といえば、神奈川県足柄下郡箱根町の強羅・北海道札幌市のペケレット湖、兵庫県加古郡稲美町のいなみ野の三ヶ所だと思っておりま～す*1。

　でもさらに「旅の覇者モンジ」に限定した場合、過去記事「旅の覇者モンジには、「木枯し紋次郎」の他に、もう一人隠れたモデルがいると考えておりま～す」で紹介した二大元ネタにゆかりのある二地区こそ、聖地であると考えていま～す。

　最近その二地区を探訪したので、旅行記を書きました。

夕月夜「お供は夕月夜で～す」

１．上州新田郡三日月村

星月夜「まずは『木枯し紋次郎』の生地である上州新田郡三日月村にいくよ～」

夕月夜「あの作品は私も読みましたが*2 *3 *4 *5、フィクションですよね？」

星月夜「群馬県の藪塚駅の近くに、三日月村をモデルにした紋次郎のテーマパークがあるらしいのだ」

夕月夜「紋次郎自身が故郷の三日月村をあまり好いていないのに、中々商魂たくましいですね。『坊っちゃん』で儲ける松山市みたい」

　「三日月村」や「スネークワンダーランド」のある異界へと至る関所を発見。

　紋次郎の碑を発見。

　ここから三日月村。

　内部。

２．上州佐位郡百々村

星月夜「次は博徒「百々の紋次」が支配したという佐位郡百々村跡地に行くよ～」

夕月夜「1889年まで存在した村ですね。その後は周辺の五村と合体して采女村となり、1896年に佐波郡采女村となり、1955年にその采女村が境町の一部となり、2005年にはその境町が伊勢崎市の一部となったようです。そんなに併合されまくったのに、まだ痕跡が残っていたりするのでしょうか？」

星月夜「とりあえず境町駅に行ってみるしかない」

星月夜「心配してたのに、いきなり駅の側で見つけちゃったよ、「百々東」という公的な地名の表記」

夕月夜「これなら真正版の「百々」も見つかる気がしますね」

星月夜「むむ、さっきと似た掲示板が見えてきたぞ」

夕月夜「やりましたね！　流石は御姉様です！」

星月夜「さあ、目的もかなり早々と果たせたし、折角群馬まで来て時間も余ったから、私たちの地球でのアバターの設定上の故郷である月夜野町に帰省するわよ！」

夕月夜「ちなみに月夜野町は2005年に「みなかみ町」の一部となりました。「月夜野町出身」と名乗る限りは、もうこのアバターは「永遠の18歳」とか言い張るわけにはいきませんね～」

星月夜「「みなかみ町の一部となった」と書くと水上町に併合されたかのように思われるかもしれませんが、この鈴木荘六の書の巨大な忠魂碑で有名な現みなかみ町役場は、旧月夜野町役場で～す」

夕月夜「この付近でよく遊んだものです」

星月夜「月夜野ホタルの里、六月中旬から見頃で～す*6」

夕月夜「そろそろですね。みんな来てね～」