北方面小隊が向かったメネト地方は、いつも夜だという以外には特に障害物のようなものは無かったようなのですが、レストリア地方から少し北に行っただけのメネト村の入口でまだ足踏みをしていました。かなり仕事が遅いで~す。これは最強たる西方面小隊が援助してやらないとまるで話が進みませんね。
合流後、アスバルが魔族としての正体を見せたときの悶着はすぐに解決しましたが、ポルテはかつて役立たず扱いしてきたヒューザへのわだかまりが強そうでした。
メネト村は「眠りのフクロウ」の謎のチカラのせいで、火がついている状態の「夢見の香炉」を持っていない者は立ったまま眠ってしまうという状態でした。
調査隊も眠りかけましたが、レイジバルスに村の外まで運んでもらうと一気に目が覚めました。
これならば、事態を一気に完璧に解決するよりは、まずは面倒でも有力な情報を持ってそうな村人を村外まで運んでやれば良いような気もしました。
でもポルテが、夢見の香炉は創生のチカラが強い者が持てば効果が高まるという法則を発見してくれた上、香炉の元の持ち主である少年「トープス」ではなく星月夜がこれを持っていると「寝言」を通じて住民がかなりハッキリした情報をくれると判明したので、この力技は不採用となりました。
「力技」といえば、「眠りのフクロウ」を一応一匹だけ倒しましたが、すぐに量産型だと判明してしまい、単純な戦闘での解決という案も不採用となりました。
なお、この戦いでのヒューザのレベルは100でした。3.4メインストーリーのころの90から、あまり向上していませんね。
夢見の香炉で調査をしたところ、村人の大半は自分に都合の良い夢を見ているようでした。そしてニワトリたちはフクロウになった夢を見ていました。ニワトリたちにとっては、自身がフクロウになれれば何か都合が良いのでしょうか?
香炉を使いロナ長老の寝言から聞いた伝承と、ドラキュラムで眠りのフクロウを追跡したアスバルからの情報を総合すると、北の山の神殿のフクロウたちの巣を壊滅させれば事態は解決するようでした。
しかしここまではずっと協力的だったトープス少年は、「おやまのしんでん」というワードで何か気づいたらしく、急に離脱を表明してきました。怪しいで~す。
神殿への入口の門番は、メネト村に伝わる伝承を知っているか否かを基準に試練を仕掛けてきました。
神殿の中では、最低限の知能と戦闘力を問う試練が待ち構えていました。
一番奥では「守護者」とやらを尊敬する「永眠のフクロウ魔人」が待ち構えていました。彼が眠りのフクロウの総大将だったようで~す。
これを倒すとメネト地方に太陽が昇るようになったようでした。
永眠のフクロウ魔人は最後のチカラを振り絞って夢見の香炉を「逆夢の香炉」に変えました。これは「近くにいると明るい世界でも眠ってしまう」という夢見の香炉の逆の効果を持っているようでした。
しかし戦いの序盤で少し離れた場所でヒューザを眠らせていたことが魔人に災いし、星月夜たちが香炉のせいで眠ってもヒューザが剣を投げて香炉を破壊してくれました。
ポルテもこのあたりからヒューザに心を開き始めたようでした。
さてここで「怪しい!」となったのが、敵にとってもキーアーテムだった香炉を最初から持っていたトープスでした。
ところがこのトープスはティセが目覚めた瞬間に消えてしまいました。みんなの記憶には残ったままだったので「創失」ではないようでした。
この時点でロナ長老から謝礼を受け取れ、星のオーラも回収できたので、北方の問題は一応「解決」ということになりました。
でもアスバルはロナ長老から伝承関連の文献を借りなおして、このトープスの消滅についてさらに調べ続けることにしたようでした。