1.クエスト「天使を裁く杯」
ドゥラ院長から、ジア・クトの転移装置はゼニアスにもう一ヶ所あるはずだから調査してきてほしいと頼まれました。

ガナン帝国領で、あまりにも怪しすぎる、それらしき場所を発見しました。まるでFC版初代『ドラゴンクエスト』の「雨のほこら」のように、いきなり地面に立派な下り階段が設置されていました。

入った途端にサミュエルというあくま系モンスターが襲ってきたので、叩きのめして大人しくさせました。
サミュエルは自分が天使だと主張し、この姿をマギエルに何とかしてもらおうとしました。
星月夜がマギエルに話を聞くと、過去の世界の冬の宮殿のダルフォンから、「天罪の杯」をもらってくるよう言われました。
ダルフォンは、天罪の杯を自分が保管しているのを知っているのはマギエルだけなので、それを要求された時点で星月夜がマギエルの使いであると信用ができるとみなしてくれました。この天罪の杯からあふれる水を堕天使が飲むと死ぬらしく、ダルフォンはこれを使って他の天使を粛清する役目なんだそうです。
でもサミュエルが死を覚悟してこの杯から水を飲むと、生きたまましっかり治って天使に戻りました。それでも本人は死んだつもりでしたが、師匠であり(義理の?)父であるマギエルが「馬鹿息子」と罵倒しながら起こすと、しっかり正気を取り戻しました。
マギエルは、星月夜しか取りに行けない場所に杯があったのだから星月夜に感謝するようにと言ってくれましたが、そもそも今回のエピソードで星月夜が過去のダルフォンから杯を受け取ってしまったから、長年ゼニアスにこの杯が存在しなかったのではないでしょうかね?
なおサミュエルがあくま系になっていたのは、罪を犯したからではなく、ジア・クトの捕虜になったとき、同時に回収されたガナサダイの成分を実験的に投与されたからのようでした。

治ったサミュエルは、この洞窟内部にあった転移装置を直してくれました。これにてクエストはクリアで~す。
2.語源探求
2-1.ダルフォンの語源
ダルフォンの語源は、間違いなく地球のユダヤ教の天使の「サンダルフォン(סַנְדַּלְפוֹן)」で~す。
カバラ思想の文献『ゾーハル』では、堕天使と戦い続けるキャラクターとして描かれており、天使の粛清役としてのキャラクターと多少イメージが重なっていま~す。
2-2.サミュエルの「サムエル」的側面
ではサミュエルは発音が最も近い「サムエル(שְׁמוּאֵל)」かというと、確かにその側面もあるとは思いま~す。
まずサミュエルはマギエルから「息子」と不自然に呼ばれていましたが、『旧約聖書』の「サムエル記」に登場するサムエルの名の由来は、一説には「神が配置された(子)」であるとされ、この説では「両親が長年神に望んでやっと神がくれた子だ」ということに因んでいま~す。
かつサムエルはサウルに「「アマレク人」を絶滅させよ」という神の命令を伝えた人物で~す。ジア・ガルネのバトラエル捕食やフーラズーラの創造やアマラーク人への虐殺が、サムエルを使用した天使体実験を踏まえてのことであるならば、この点でもサミュエルはサムエル的で~す。
2-3.サミュエルの「サマエル」的側面
前述の『ゾーハル』でサンダルフォンが戦う堕天使が、以前別の記事*1でも紹介した、サマエルなので~す。
このクエストのサミュエルは、「サンダルフォンの粛清対象」というだけでなく、少なくとも外見は「堕天使」という意味で、サマエル的側面も持っていたといえま~す。