ほしづくよのドラゴンクエストX日記

画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんにも著作権があるので転載しないで下さ~い。 初めてのかたには「傑作選」(https://hoshizukuyo.hatenablog.com/entry/2017/12/31/000000)がオススメで~す。 コメントの掲載には時間がかかることも多いで~す。 無記名コメントは内容が優れていても不掲載としま~す。

たけやり立志伝その5 たけやりへい入り構成のソロプレイ縛りでジェルザークに勝利

 「たけやり立志伝」シリーズとは、「たけやりへい入り構成のソロプレイ縛り」で「将軍」を倒し、たけやりへいを出世させていく物語で~す。可能ならばそこに「星月夜もヤリ装備縛り」が加わりま~す。

 たけやりへいの神風は、「その1」ギュメイ将軍スライムジェネラルを倒して、勲一等勲章を得てとうろうへいの雪見となりました。「その2」ゲルニック将軍を倒してエビルチクリンの阮籍となりました。「その3」ゴレオン将軍を倒してふゆぐんそうのヤーコフとなりました。「その4」では帝国三将軍を倒してからくりだいみょうの正則となりました。「その4.1」ではヤリ縛りを追加してしろがねかぶとを得ました。

 これで一応完結したつもりだったのですが、ジェルザークも「将帥」であることを思い出し、また最近はジェルザークのソロプレイ周回が流行っているという噂を耳にしたので、Iの日に挑戦してみることにしました。

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からくりしょうぐん「よくきたな正則よ。わしがからくりだいみょうの中のだいみょう、からくりしょうぐんじゃ。最近ジェルザークとかいう者が将帥を詐称してはばをきかせていると聞く。実に不愉快じゃ。もしわしに代わってジェルザークを倒してくれるなら、そなたを次の将軍とするが、どうじゃ?」

正則「はい」

からくりしょうぐん「ほほう、やってくれるか」

 最初は自分もヤリを装備する縛りで挑戦したのですが、流石に難しすぎたので、それは諦めました。

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 スティック僧侶で挑戦。途中で余裕のある時期に一瞬だけヤリを装備したので、今回はこれで許してもらいま~す。

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 勝利!

 どれぐらい時間がかかったかは覚えてませんが、仕様上20分以内に倒せたことになるので、21分以上かかった「その4」よりは楽な戦いだったといえましょう。

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 褒美にからくりしょうぐんへと昇進させました。

 ヤリに関係の深い将軍といえば、天下三名槍の一本である「日本号」を一時的に所持した足利義昭が思い浮かびま~す。そこで名前も「よしあき」に改めました。

 いつかは「自分もヤリ装備縛り」を追加して、もう一度勝ってみたいもので~す。

 立志伝の縛りとしての意味のみならず、聖守護者の闘戦記もまたガラテアの神槍の影響でやはりヤリと相性がいいですからね。

「海底探索 ガテリア号」の報酬をコンプリートしました。

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 「海底探索 ガテリア号」、海底では写真が撮れないようなので、ここで主催者と記念撮影をしました。

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 まずは初日にトータルスコアを60万点にし、記念品装備だけでもコンプリートしておきました。

 あとはヒマを見つけて少しずつ点を稼ぎ、報酬のコンプリートにこぎつけました。

バラシュナIIも倒した報告 & 関連設定の分析により、なんとエクゼリア王国の謎にも迫れました。

1.バラシュナIIも倒せたことの報告

 無事にバラシュナIIも倒せました。

 今後もIIの日は時間の許すかぎり倒していきま~す。まあその「時間の許す限り」というのが最大の障壁なんですけどね。

 なお腕前の関係から、IIIは当分挑むつもりがないで~す。

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2.聖護の結界に関する設定

 聖護の結界は魔祖たちを封印しておくものですが、二つの理由から、個々の戦闘においては逆に魔祖たちに有利なものだと、長年思っておりました。

 第一に、バトルロードのイベントで結界の外であるアラハギーロの格闘場に呼ばれた魔祖たちは、Iの日の状態よりもさらに弱いからで~す。

 第二に、魔祖の側で20分耐え抜くと聖守護者側は強制的に結界から追い出されてしまいま~す。あたかも防衛軍で防衛側が10分耐え抜くと事実上の勝利になるようなもので~す。

 しかしバラシュナに一度でも勝ったあとに一度だけ聞けるユリエルのセリフには、「聖護の結界の中とはいえ ついに 羅刹王バラシュナに 勝利を収めるとは……!」とありました。このセリフについては、ミルクティーさんの記事に全文が引用されていま~す。

 専門家からこのような発言が聞かれた以上、「聖護の結界の中のほうが、魔祖を倒しやすい」と考えるべきでしょう。

 そうなると、聖護の結界以上に魔祖を弱体化できるアラハギーロの召喚術師たちは、実に恐るべき存在ということになりそうで~す。

 また一切の弱体化がされていなかったころの魔祖たちは、たとえば「19分30秒戦うと、戦闘中でもルーラが使えるようになり、逃げられる」などのより厄介なチカラを持っていたことになりますね。

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3.「聖守護者の戦いについて」関連の設定

 バラシュナに勝つとユリエルに聞ける質問が一つ増えま~す。「聖守護者の戦いについて」で~す。

 ガラテアについては長らくジェニャと同一人物説がありましたが、ここで聞ける設定によると、ラダ・ガートの娘だったようで~す。

 ギルザの岬におけるバラシュナとガラテアの一騎打ちの果てに、バラシュナは封印されガラテアは行方不明になったようで~す。

 またこのとき、ギルザの岬は入り江になったのだとか。

 この設定から、長年エクゼリア王国に関して存在していた謎に少しだけ光が差し込みました。

 エクゼリア王国は、シオドーア率いる人間の難民たちがグレンから徒歩で移動して建てたはずの国で~す。だから、生産力などはともかく、グレンからの交通の便だけは超一流のはずで~す。そうであるのに、現在ではその跡地に容易には到達できませ~ん。これが長年の謎でした。

 でもシオドーアたちがグレンから移動してエクゼリアを建ててしばらくしてから、バラシュナとガラテアの一騎打ちのせいで「ギルザの岬」が「ギルザの入り江」になってしまったのですから、このときに交通の便が一気に悪くなった可能性が出てきました。

 神話篇の「残された希望」では、ギルザット地方とエクゼリア王国の近接性が強調されていたので、これは十分に有り得る説だと思いま~す。

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夕月夜の読書メモその3-3 ドストエフスキー著『カラマーゾフの兄弟』

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第9篇 予審

9-1

 ピョートル・イリッチ・ペルホーチンがホフラコワ夫人から「ドミートリイに金を貸さなかった」という一筆をとりにいき、そこで大いに気に入られ、のちの出世の足掛かりになったという話。

9-2

 事件の起きた夜、ミハイル署長の家には、イッポリート・キリーロウィチ副検事ニコライ・パルフェーヌイチ・ネリュードフ予審判事の姿があった。ペルホーチンから報告を受けて、彼らは全員でドミートリイを追いかけたのである。

9-3

 逮捕の現場でドミートリイへの取り調べが始まる。

9-4

 取り調べの続き。

9-5

 事件の直後に持っていた大金の出所と用途を頑としてドミートリイが語らないので、次第に彼は不利な立場となる。

9-6

 不利な取り調べの続き。

9-7

 ドミートリイは、持っていた大金は父から盗んだものではなく、カチェリーナから預かって費消したように見せた3000ルーブリのうちの、実はとっておいた半額だと主張する。しかし中々信じてもらえない。

9-8

 ドミートリイの金遣いを知る証人たちが事情を語れば語るほど、ドミートリイの主張の信憑性は低下していく。

9-9

 ドミートリイはどこかに護送されていった。

第10篇 少年の群

10-1

 ニコライ・イワノフ・クラソートキン(以下、「コーリャ」)という少年が初登場する。父はすでに死んでおり、母はクラソートキナ夫人

 彼の教師のダルダネーロフはクラソートキナ夫人に懸想している。

 イリューシャは父を同級生にからかわれて、コーリャをナイフで刺したこともある。

10-2

 クラソートキナ夫人宅には、居候のような彼女の友人がいる。彼女には9歳の娘ナスチャと7歳の息子コスチャがいる。

 大人が全員留守となったので、三人の子供たちは外に遊びにいく。

10-3

 スムーロフという裕福な官吏の子と合流。実は彼はイルーシャの危険性をアレクセイに教えた子の一人である。

 四人の子供たちは通りすがりの大人をからかいながら、スネギリョフ家に着く。

10-4

 スネギリョフ家では、アレクセイがイリューシャの看病をしていた。

 アレクセイはコーリャから、イリューシャが悪の道に走ったのはスメルジャコフの薫陶があったからだという意外な接点を聞く。

10-5

 死にかけのイリューシャと、訪ねてきた子供たちとの和解。

 早熟なコーリャはドミートリイと議論をしたりもする。

10-6

 コーリャは13歳でありながら社会主義者を自称し、神なき世界観での他者への愛とは何かという、この物語で繰り返し議論されてきた話題をアレクセイにふっかける。

10-7

 スネギリョフ家に来た医師はイリューシャの死を予言して去っていった。

雨月「急に今まで活躍してこなかった子供たちが大量に出てきたと思ったら、ここにもスメルジャコフの悪の影か。あいつ何者なんやろうな」

第11篇 兄イヴァン

11-1

 グルーシェンカ宅、なぜかマクシーモフが同居している。

 五年前の男で結局よりが戻らなかったヴルブレーフスキイは、最近ではこの付近で乞食同然の生活をし、グルーシェンカの慈悲にすがって生きているようだ。

 グルーシェンカは獄中のアレクセイを気遣いつつもカチェリーナの存在には嫉妬し、アレクセイに色々と相談をしている。

雨月「このマクシーモフってのも、謎めいたキャラやな~。彼についての専門的な研究とかあるんかいな~?」

11-2

 ホフラコワ夫人宅。

 アレクセイはリーザが治ったとか、ペテルブルクで今回の事件のゴシップが広がっているとか、聞かされる。そしてそのゴシップのネタ元は、ラキーチンである可能性もあるらしい。

11-3

 リーザがアレクセイにとりとめなく色々語る。

11-4

 アレクセイと獄中のドミートリイとの対話。

11-5

 アレクセイとイヴァンとの対話。

11-6

 イヴァンと入院中のスメルジャコフの対話。スメルジャコフは、自分が当日に癲癇の発作を起こしたのは仮病ではないと言い張る。

11-7

 イヴァンと退院後のスメルジャコフの対話。スメルジャコフのほうでは、イヴァンが兄による父殺しを前もって予見していたと思い込んでいるようである。

11-8

 スメルジャコフはイヴァンに対し、事件翌日以降の癲癇は仮病ではなかったものの、当日の癲癇は仮病だったとついに教える。

 彼はドミートリイがフョードルを殺せる状態を作った上で、かつ3000ルーブリは事前に別の場所に隠すようフョードルに進言していたので、事件後に3000ルーブリを持ち逃げすることに成功したのである。

 しかしその3000ルーブリはイヴァンに一切返してしまい、自分がこんなことをしたのも、絶対神がいないならすべてが許されるというイヴァン主義に傾倒したからだという話をするのである。

11-9

 悪魔との対話を模した、イヴァンの自問自答が続く。

 最後にアレクセイが訪ねてきて、スメルジャコフが首をくくったと伝えてきた。

11-10

 イヴァンはかなり精神が不安定になってしまい、寝込む。彼の強烈な思想は、彼のスペックを越えていたようである。

第12篇 誤れる裁判

12-1

 裁判が始まる。

 傍聴人は、ドミートリイとカチェリーナとグルーシェンカの三角関係に興味津々である。

 凄腕の弁護士であるフェチュコーウィチがドミートリイにつく。

12-2

 グリゴリイ、ラキーチン、その他数名の検察側証人たちが、フェチュコーウィチの法廷戦術の前に次々と面目を失って去っていく。

12-3

 二名の医者が精神鑑定じみたことを語り、一方はドミートリイに不利であり、もう一方は有利であった。

12-4

 アレクセイ、カチェリーナ、グルーシェンカの証言。基本的に全員がドミートリイのためになる発言をする。

 ここでようやく、グルーシェンカとラキーチンが従姉弟であることが判明する。

12-5

 イヴァンが出廷し、スメルジャコフを操って父を殺したのは自分だと主張する。

 そのとたんにカチェリーナはイヴァンを救うため、今度はドミートリイに不利な証言をし始める。

12-6

 イッポリト副検事が論告を開始する。

12-7

 諭告が続く。

12-8

 イッポリトはここでスメルジャコフの擁護論まで語る。

12-9

 検事側の論告が終わり、傍聴人からの評判は上々である。

12-10

 弁護側の反撃。人間心理の分析に重きを置きすぎた検事側の主張がいかに危ういものであるかの証明。

12-11

 そもそも奪われたという3000ルーブリがフョードルの部屋に存在していたということ自体、生前のスメルジャコフの証言以外に何の証拠もないという、誰もが見落としがちな事実が、ここで弁護側からやっと主張される。

12-12

 フェチュコーウィチによる弁護が続く。彼はスメルジャコフが真犯人だと思っているようである。

12-13

 さらに続く弁護に、聴衆は熱狂する。

12-14

 検察側は、そういう弁護こそ小説的だと反論する。

 最後に陪審員たちが一時間話し合ってドミートリイに有罪判決を下し、裁判は終わる。

第13篇 エピローグ

13-1

 イヴァンはあの裁判のあとからずっと寝込んでしまい、カチェリーナに看病されながら生きている。

13-2

 ドミートリイも拘束されたまま病気で倒れてしまった。

13-3

 イリューシャの葬式をアレクセイと子供たちがやって、終わり。

感想

夕月夜「「絶対神がいなければ、すべては許されるのか?」という問いがしばしば登場する作品でしたが、ジパングではそもそもそういう問いが発せられること自体が西洋の一部の特殊な文化的偏向にすぎないと了解されているので、この点について特に深い感銘を受けたりはしませんでしたね。

 やはり本編よりも強い謎の力を放っていたのが、劇中劇の『大審問官』でした。これは一般常識として把握しておきたい内容で~す」

雨月「一緒に読ませてもらったけど、やはり前半の何が起きるか不明の時期こそが一番面白かったわ。後半は正直いって退屈や」

夕月夜の読書メモその3-2 ドストエフスキー著『カラマーゾフの兄弟』

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第4篇 破裂

4-1

 ゾシマの昨日の予言どおり、ホフラコワ夫人に奇跡が起きる。

 僧たちの多くはゾシマの死後にさらに偉大な奇跡が起こるに違いないと思い込む。

 ゾシマはアレクセイに対し、最後の遺言はとっておいてやるので、まずは外で家族に対する義務を果たしてくるよう命じる。

 そしてこの僧院にはゾシマの対極的存在としてもう一種の尊敬を集めるフェラポントという苦行僧がいた。狭い部屋でいつも苦行をしており、長老制度に批判的である。

 遠方から来た一人の客僧は、両者のどちらを信じていいか悩む。

4-2

 アレクセイがフョードルを見舞うと、彼はまた散々長男と次男への不満を吐く。

4-3

 アレクセイは途中の道で、やたらと喧嘩っ早くて嫌われ者の少年と出会い、怪我を負わされる。

4-4

 アレクセイは、ホフラコワ夫人宅に着き、すぐに傷の手当をされる。

 リーザはアレクセイに恋文を送ったことを今では後悔し、撤回したがっている。

 ホフラコワ宅に同居しているカチェリーナには、先にイヴァンが訪ねてきているようである。

4-5

 カチェリーナはドミートリイをもう愛していないと自分で宣言するも、まだまだ感情の整理がついておらず、またイヴァンに対する感情も複雑のようである。

 それでも数日前にドミートリイが父の手先とみなして酒場で攻撃したスネギリョフに対しての罪悪感だけは本物らしく、慰謝料200ルーブリを届けるようアレクセイに依頼してきた。

 イヴァンによると、カチェリーナは自分を愛していないときのドミートリイを愛してしまうという厄介な性格らしい。

 イヴァンは近々この町を離れてモスクワに行くそうである。

4-6

 アレクセイはスネギリョフ二等大尉の貧しい家を訪問する。

 先ほどアレクセイを襲撃した小学生はイリューシャといい、スネギリョフの子であった。父の仇であるドミートリイの弟であるので、攻撃を仕掛けたらしい。

4-7

 スネギリョフは病気の家族を抱えていて非常に貧しく、200ルーブリの慰謝料に非常に誘惑されるも、最後の瞬間に名誉を重んじて受領を拒否する。

第5篇 Pro et Contra

5-1

 アレクセイは200ルーブリの顛末をカチェリーナに報告するためホフラコワ夫人宅に戻るが、カチェリーナはヒステリーで面会謝絶である。

 アレクセイはリーザを一人の女性として尊重して未来の妻として扱うが、ホフラコワ夫人は不快のようである。

雨月「ロリコンの兄さんが娘にちょっかいかけたら、そりゃあ親は不愉快やな」

5-2

 アレクセイはゾシマの元に戻る前に最後にドミートリイと再会したいと考えるが、見当たらない。

 カラマーゾフ家の隣家で、マリアという女性にスメルジャコフがギターの弾き語りをして惚れられているのを発見する。スメルジャコフはカラマーゾフ一門を本音では全員嫌っているようである。

 それでもスメルジャコフからイヴァンとドミートリイの料理屋での会見予定を聞きだせたので、アレクセイはその料理屋に向かう。そこにはまだイヴァンしかいなかった。

5-3

 アレクセイとイヴァンの対話が始まる。

 イヴァンが翌日にはモスクワに行ってしまうのは、確定事項のようである。

5-4

 イヴァンは、世界中で子供たちが様々な虐待を受けているという話を語る。この理不尽さを宗教は解決できるだろうかという話になる。

5-5

 イヴァンは非常に有名なあの『大審問官』を語る。具体的な内容については姉の記事を参照のこと。

 そして二人は別れる。

5-6

 イヴァンは帰宅のさいにスメルジャコフに会う。イヴァンは腹の底ではこの男にある種の近親憎悪を感じている。

 スメルジャコフは、ドミートリイに脅されてフョードルとの暗号を教えてしまったので、近々殺人事件が起きるかもしれないと主張していた。そしてそうなったら自分は責任を逃れるため持病の癲癇の発作のふりをしてやりすごす予定だとも。

 イヴァンは自分もまた翌早朝にはモスクワに行くので巻き添えにはならないということを教えてしまう。

5-7

 モスクワに行こうとするイヴァンに、フョードルはチェルマーシニャに寄って家業の手伝いをするよう命じる。

 イヴァンはいったんはそれに従う気になるも、駅に着いた途端にやはりモスクワに行くと決めてしまう。

 スメルジャコフは予定通り仮病で倒れ、カラマーゾフ家は無防備となる。

第6篇 ロシアの僧侶

6-1

 アレクセイがドミートリイに会えないまま僧院に戻ってくると、ゾシマは必ず再会して彼の企みを止めるよう再度説得してきた。

6-2

 ゾシマの生涯の思い出話。

6-3

 その続き。

 そしてゾシマ急死。

第7篇 アリョーシャ

7-1

 死から相当早い段階でゾシマの死体からは猛烈な死臭が発生し、ゾシマの権威は一気に低下する。

 アレクセイはこの有様を見て生き方を変える決意をしたようである。

7-2

 ラキーチンはアレクセイを、酒やグルーシェンカ宅に誘う。アレクセイは生き方を変えたせいかノコノコついていく。

7-3

 グルーシェンカとの対話。

 グルーシェンカは子供のころ、一本のネギの話を聞いたことがあるらしい。

 ある意地悪な老婆が生涯で一回だけ乞食にネギを与えたので、天使がネギを老婆に掴ませて地獄から引っ張ってやろうとしたものの、他の罪人も老婆の足にまとわりついてきたので老婆はそれを蹴落としてしまい、そのせいで老婆も地獄に逆戻りになったそうな。

 グルーシェンカはこの席で、自分がフョードルのものにもドミートリイのものにもならず、かつて自分を捨てた将校とよりを戻すということを通告してくる。

雨月「このネギの話って『蜘蛛の糸*1そっくりやな。妙なところでカンダタさんと再会することになったもんや」

7-4

 僧院に戻り、アレクセイはより自覚的に生まれ変わる。

 三日後、ゾシマの遺言どおり、僧院から出ていく。

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第8篇 ミーチャ

8-1

 ドミートリイは使い込んだ3000ルーブリの返済のため、金策を試み。

 まずはグルーシェンカの庇護者であるサムソノフ老人と組んでフョードルとの訴訟をしようとするが、そういうことならゴルストキンと組むよう断られる。

 ゴルストキンは、フョードルの土地を買いたがっている人物の一人である。

8-2

 苦労して旅費を工面してドミートリイはゴルストキンに会いに行くが、まるで会話にならず終わる。

8-3

 ドミートリイはホフラコワ夫人から金を借りることを思いつき、うまくいきそうな雰囲気にもなるが、結局は借りられないまま終わる。

 グルーシェンカの居所も不明で焦ったのか、ドミートリイはグルーシェンカ家から巨大な杵を武器として持ち出す。

8-4

 ついにフョードルを襲撃するドミートリイ。大金も入手できたようだ。

 しかし殺害に成功したか失敗したかは自分でもわからないまま逃亡する。

8-5

 ドミートリイは極端な興奮状態の中、グルーシェンカの召使のフェーニャと存外まともに会話をしたり、質として預けていた拳銃を引き出しに行ったりする。

8-6

 ドミートリイは御者と馬鹿話をしながらグルーシェンカを追う。

8-7

 到着した店には、グルーシェンカの他に、読者にとっては非常に懐かしいカルガーノフやマクシーモフといった連中が第2篇以来久々に登場し、ドミートリイと賭け事をすることになる。

 グルーシェンカを五年前に捨てて最近戻ってきたヴルブレーフスキイもいたが、五年ぶりの再会は両者にとってあまり感動的なものにはならず、決裂してしまう。

8-8

 ヴルブレーフスキイと破局したグルーシェンカは、再びドミートリイに好意を戻す。

 しかしそこに警察署長ミハイル・マカーロウィチ・マカーロフ率いる警察がやってきて、ドミートリイを親殺しの容疑で逮捕してしまう。

 この時に一緒に来た役人は、めぼしいところではマヴリーキイ・マヴリーキチ警部とまだ名前が不明な予審判事・副検事である。

 

夕月夜の読書メモその3-1 ドストエフスキー著『カラマーゾフの兄弟』

 お久しぶりで~す、夕月夜で~す。

 今回読む本は『カラマーゾフの兄弟』で~す。姉の書いた「『大審問官』と「大審門」の関係 そして明かされるモーモン王国と「荒野」の真実」という記事に影響を受けて読み始めました。

 ロシア文学は人名がややこしくて挫折するケースが多いので、このメモは徹底的に登場人物中心で作りました。

 底本は米川正夫訳の岩波文庫ですが、「ワ」に濁点などの容易に再現できない表記が多かったので、人名はwikiの表記を参考に書き換えました。

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第1篇 ある一家族の歴史

1-1

 フョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフは絵に描いたような俗物の地主。

 アデライーダ・イワーノヴナ・ミウーソワはその先妻。駆け落ちして結婚するが夫に持参金の大半を奪われる。長男が3歳のときにまた教員と駆け落ちしてペテルブルクへ逃亡し、現地で死亡。

 ドミートリイ・フョードロウィチ・カラマーゾフは長男。三兄弟で彼のみが先妻の子。

 イヴァン・フョードロウィチ・カラマーゾフは次男。

 アレクセイ・フョードロウィチ・カラマーゾフは三男で、作者の設定上は主人公。

1-2

 グリゴリイ・ワシーリエヴィッチ・クツーゾフカラマーゾフ家の忠僕。アデライーダ出奔後にネグレクトを受けたドミートリイをしばらく育てる。

 ピョートル・アレクサンドロウィチ・ミウーソフはアデライーダの従兄弟。義憤からドミートリイを引き取るが、パリで自由主義の活動をしているうちにすっかりその存在を忘れてしまう。

 ドミートリイは父フョードルを大金持ちだと思い込んだまま育つが、実は過去に受け取った仕送りだけで本来の相続分を越えていると知らされ、それが詐欺ではないかと疑う。

1-3

 ソフィヤ・イワーノヴナはフョードルの後妻。アレクセイが四歳の時に死ぬ。

 ヴォロフ将軍夫人は、ソフィヤの育ての親。ソフィヤ死後にネグレクトを受けたイヴァンとアレクセイを引き取る。

 エフィーム・ペトローウィチ・ポレーノフは、将軍夫人の後継者であり、イヴァンとアレクセイを養育する。

 イヴァンはその文才で十分に生きていける人材に育った上、俗物っぽいところがないのに、なぜか大学卒業後に故郷に戻ってきてしかも父と不思議なほど仲が良い状態である。

1-4

 アレクセイが俗物の父を含めて誰からも好かれる性格であること、中学を卒業せずに故郷に戻ってきたこと、僧院入り志望であることなどが語られる。

 そして彼が最も尊敬しているのがゾシマ長老である。

1-5

 アレクセイとゾシマのさらなる紹介がなされたのち、カラマーゾフ家とミウーソフとゾシマが親睦会をするということが決まる。

第2篇 無作法な会合

2-1

 ミウーソフは親睦会に遠縁のピョートル・フォミッチ・カルガーノを連れてくる。

 僧院内ではマクシーモフという地主と軽い出会いがある。

2-2

 一行は庵室でゾシマと会う。ただしドミートリイは遅刻。

 僧院側からは「図書がかり」の僧(のちに「ヨシフ」という名前だと判明)・パイーシイという僧・ラキーチンという神学生の三名も同席する。

 この数十年間どんな人物でもゾシマと会うと敬虔な気持ちになってきたのに、フョードルは史上初めて会った次の瞬間からひたすら馬鹿話を開始し、周囲を驚かす。

2-3

 親睦会を一時中座したゾシマは、彼を慕う多くの民衆の悩みに的確に答えていく。

2-4

 ゾシマの最後の対話の相手は、信仰と不信の狭間で悩む貴婦人。名前はのちにホフラコワ夫人と判明。

 ここで有名な、「全人類を愛する一方で個々の人類への憎しみが募る」という話が出てくる。

 ホフラコワ夫人の娘リーザカチェリーナ・イワーノヴナ・ヴェルホフツェヴァの手紙をアレクセイに渡す。カチェリーナは、のちにドミートリィの元許嫁と判明する。

2-5

 ミウーソフとイヴァンと僧たちの間で、国家と教会のあるべき関係をめぐり、三つ巴の論争が始まる。

 ミウーソフは自由主義。僧院はロシア正教。そしてイヴァンは「このように考えるとこうなる」という理論が中心であって、本人自身の理想はよくわからない。

 最後にドミートリイがようやく到着する。

2-6

 ドミートリィの遅刻は、本人がいうにはフョードルの召使のパーヴェル・フョードロウィチ・スメルジャコフに騙されたから。

 関係者が見ている前で、フョードルとドミートリィの大袈裟な告発合戦が始まる。どうやらフョードルは一人の売春婦(のちに通称グルーシェンカことアグラフェーナ・アレクサンドロヴナ・スヴェトロヴァと判明)を唆してドミートリィを陥れようとしているらしいが、現時点ではまだどちらが本当に悪なのかは不明である。

 その後、一行は僧院長との会食をしにいくことになる。

2-7

 ゾシマは近日中の己の死を予言し、アレクセイに対して家族一行と合流するよう促す。アレクセイがしぶしぶ従うと、廊下で待っていたラキーチンと出くわす。

 ラキーチンはカラマーゾフ家の争いを密かに研究していたらしく、近々殺人事件が起きることを予測する。さらに、父と兄のアグラフェーナをめぐる争いに中立的に見えるイヴァンには、カチェリーナの次の許嫁になりたいという裏の目的があるとまで語る。

 この話が長引いているうちに、僧院長との会食でもまた揉め事が起きたことが示唆される。

2-8

 帰宅したかに思われていたフョードルが会食中の僧院長室に乱入し、ここでまた僧院に対してあらん限りの罵倒をする。

 そしてイヴァンにはともに帰宅することを命じ、赤の他人のはずのマクシーモフには着いてくればもっと旨いものを食わせてやると誘う。

 それまで常識人に見えていたマクシーモフは突如としてその誘いに乗り、カラマーゾフ家の馬車に相乗りしようとするが、イヴァンはマクシーモフを突き落としてしまう。

雨月「世界名作のはずなのに、カオスすぎるで! 雨月好みや!」

第3篇 淫蕩なる人々

3-1

 カラマーゾフ家の召使は三名。既出のスメルジャコフと老僕グリゴリイの他に、グリゴリイの妻マルファ・イグナーチエヴナ

 グリゴリイ夫妻の子が生後二週間で死んだその夜に、女性宗教家イリヤー・リザヴェータ・スメルジャチシャヤカラマーゾフ家の湯殿に侵入して産んだのが、スメルジャコフである。

3-2

 リザヴェータを妊娠させたのはフョードルという説もあるが、出産直後に本人が死んだこともあって真相は不明。

 グリゴリイ夫妻は死んだ子の代わりとして、スメルジャコフを育てた。

3-3

 アレクセイは手紙に答えるためにカチェリーナを訪ねる途中、ドミートリイと再会する。

 ドミートリイは世の中は矛盾でいっぱいであるということを懸命に説明しようとするが、基本的に彼の主張はよくわからない。

3-4

 ドミートリイの過去の話。

 カチェリーナもその父の中佐もドミートリイのことを嫌っていたが、中佐が公金横領の疑いをかけられる陰謀を受けたとき、ほぼ全財産である5000ルーブリを提供して彼らを救ったのがドミートリイであった。そのほぼ全財産とは、「これ以上は遺産も何もいらない」という証書と引き換えにフョードルから譲り受けたものだったのである。

3-5

 その後三ヶ月で運命は反転し、中佐は死に、さらに遠縁の大金持ちも死んだことで、今度はカチェリーナが80000ルーブリの財産を持つ大金持ちとなり、ドミートリイに求婚してきたのである。

 ドミートリイとしては、こんなに優れた娘が自分なんかと結婚をして不幸になってはならないと考え、イヴァンにその地位を譲ろうとしている。

 さらにはダメ人間を演じるためカチェリーナが依頼した送金3000ルーブリを使い込んでしまうのだが、これは別れる前に返金したいと思っているらしく、返金費用はアレクセイ経由で父から最後の無心をしようと思っている。

雨月「頭おかしすぎ」

3-6

 物語としてはアレクセイが父の元を訪ねたというだけしか進展せず、作者はスメルジャコフの人物紹介を突然始める。

 ネコを殺して葬式ごっこをする危険な少年だったらしい。そして誰とも仲良くならなかった。ただし金に淡白だった上に料理の才能はあったので、フョードルからは大切にされて育った。

3-7

 カラマーゾフ家で会食が続く。

 スメルジャコフはそれなりに聖書の知識もあり、宗教上の議論もできるようである。

3-8

 下男らを退席させたフョードルは馬鹿話を続けるが、後妻のソフィヤがヒステリー症だったという話になったとたんにアレクセイも母と同じような症状を起こして倒れてしまう。

 そこへドミートリイが乱入する。

3-9

 ドミートリイが乱入してきたのはグルーシェンカがカラマーゾフ家にいると思い込んだからのようであったが、フョードルに暴力を振るったあとは、アレクセイの言を信用して去っていく。

 フョードルはこれだけ痛い目に遭わされても、実は自分はイヴァンのほうを怖れているとアレクセイに漏らす。

 イヴァンは何を考えたか、アレクセイへとの友好を急に深めようとする。

3-10

 アレクセイはドミートリイから頼まれた「兄はダメ人間です」の伝言をカチェリーナに伝えにいくが、実はカチェリーナはすでにグルーシェンカと通じており、何もかもお見通しという超展開であった。

 これですべてが丸く収まりそうな雰囲気となるが、アレクセイの目の前でカチェリーナとグルーシェンカが仲違いをしてしまい、結局カチェリーナのドミートリイへの愛情も薄まるという超展開返しが続いた。

雨月「カオスすぎるわ」

3-11

 僧院への帰り道、アレクセイはドミートリィに遭遇して一部始終を話す。

 僧院に戻るとゾシマは死にかけていた。

 リーザからアレクセイに恋文が届く。

夕月夜「ここで一区切り。大勢の民衆に慕われているゾシマですが、「長老」という立場自体が一部の僧の反感を買っているようで~す。長老制度のせいで、本来のキリスト教では一対一の関係でなされる「懺悔」が公開型になってしまっているとかで」

雨月「集団型の懺悔って、奇しくもロシアを中心に発生する共産圏における独特の自己批判文化に似とるな~。何か文化的なつながりとかあるんかいな~。教えて、偉い人!」

またチェイから幸運のおまもりをもらいました。理論値までリーチに。

 チェイを相手にしたダイスで、最初に幸運のおまもりを入手したのが2019年6月のテンの日でした*1

 そしてそれから2年の記念日に、またもやチェイ相手のダイスで100を出してしまいました。

 幸運のおまもりは「おでかけすごろく」でも一度当てているので*2、これで3個目で~す。

 無事に2回目の合成も達成でき、理論値までリーチとなりました。

 こうなったら意地でも4個目も運で入手したいもので~す。

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