夕月夜と上野の美術館めぐりをしました。
夕月夜「有名な「叫び」の実物を見るの、初めてで~す!」
星月夜「関連作品もしっかり紹介されてて、いい展示ね~。ムンクの連作は、一作だけ切り取ってきても本当の意味で鑑賞したことにならないからね~」
夕月夜「「星月夜」っていう作品、見つけましたよ~!」
星月夜「これは本当にそう翻訳するに値する内容だから、翻訳者の素養の深さが感じられるね~。ゴッホにも同じ題名に翻訳されてしまった1889年の絵があるけど、あれは空に月も描かれているから、翻訳者の無能さが感じられるね~」
夕月夜「「プレミアムナイト鑑賞券~冬の星月夜~」というイベントもあったそうですが、もう売り切れのようで~す!」
※「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」(東京国立博物館 平成館)
星月夜「大報恩寺。末法の世への対策として法華経の力に頼るべく、1220年ごろ建てられた寺よ~」
夕月夜「それっていかにも日蓮宗という雰囲気がありますけど、日蓮が生まれる前の話ですよね」
星月夜「うんうん。大報恩寺は真言宗の寺よ~。日蓮が生まれる前から、末法には法華経が効くという発想自体は広くあったようね~」
夕月夜「『太平記』にも出てきた「聖徳太子未来記」が展示されてますよ~。う~、でも聖徳太子の時代には存在しなかった平仮名が書かれていて、すごくパチモノ臭いで~す」
星月夜「未来が見えたから未来文字も使いこなせたんじゃないの?」
夕月夜「とりあえず釈迦の十大弟子の像と六観音の像が置かれていたので、これを機に暗記しました」
星月夜「その六観音だけど、宗派によっては准胝観音の代わりに不空羂索観音が入るので、気をつけるよーに!」
※秋の庭園解放(東京国立博物館)
夕月夜「ふわわ~。落ち着きま~す。ヴェリナードの中心から突如アズランにワープしたような気分で~す」
星月夜「秋風が気持ちいい!」
夕月夜「ギリシア神話や聖書を題材にした絵がいっぱいで~す」
星月夜「実はこの時代のこういうテーマの絵が一番好きな私たちでした~」
夕月夜「約束事が少ないので、全部覚えてしまえば深い教養がなくても楽しめま~す」
星月夜「その他、各館の常設展や一部屋だけの特別展示室も行ったりしましたが、あまり面白い感想もなかったので割愛しま~す」