1.オートマッチングのフリーライダーに比較的不寛容な自分
何度か書いてきましたが、星月夜は原則としてブラックリストへの登録に非常に慎重で~す。
暴言を吐かれても、たまたま自分と相性が悪かっただけかもしれないと思ってしまいますし、特にブログのネタに困っているときなんかいっそ嬉しいほどで~す。
ただし例外的にそこそこ気軽に登録しているのが、オートマッチングのフリーライダーで~す。
たとえば邪神の宮殿の一獄とかで戦闘中ずーっと動かず、「コントローラーの不具合なのかな?」と同情していたら、勝利の直後に急に動きだして宝箱の中身だけ回収していくような人で~す。
自分にだけ暴言を浴びせてきた人をブラックリストに入れないのは度量が広いことになるでしょうけど、こういう人をブラックリストに入れずに当人のマッチング成功の頻度を低めないというのは、ある意味で悪に加担しているようなものですからね。
そういう正義論のみならず、きっと性格もあるのでしょう。地球でも星月夜は、自分一人が相当酷い目に遭わされてもウジウジ泣き寝入りをし続けることが多かったのですが、家族や友人にその数百分の一でも被害が及ぶと急に自分でも驚くほど行動的になって遠い警察までテクテク歩いていったりしま~す。
とはいえ、世間の平均よりはオートマッチングのフリーライダーに対しても甘いほうかもしれませ~ん。たとえば銃士ナスビスのときは「本人が動かずとも動くモンスターを引率してきたという最低限度の功績がある」という理由で全員免罪してきました。真・災厄の王との戦いのあとは自由行動時間がないので、前座の偽の災厄の王に対してしっかり戦っていた者は全員嫌疑不十分の扱いにしてきました。
2.この方針における悩み
かようにオートマッチングのフリーライダーたち対しては未来の他の被害者たちのためにも比較的厳しくしようと決めている星月夜ですが、残念ながら同盟バトルのように人数の多い戦いで前衛をしていると、誰かが後方でフリーライドしていても気づけないことがありま~す。そして似たような方針と悩みをお持ちのかたは大勢いらっしゃると思いま~す。
フリーライドの容疑者について「この人はズルイ人物かもしれないから、勝利後の行動を注意深く見守って」というような意味が前衛に伝わるチャットを後衛がしてくれると、そこそこありがたくはありま~す。少なくとも黙認するよりはずっと立派な行為で~す。
でも戦闘を怠けているプレイヤーにもチャットによる告発の情報は伝わりやすいですから、「ごめんなさい、動けなくて」という定型文で誤魔化されたり、勝利後に30秒ぐらいフリーズのふりをされてしまったりするかもしれませ~ん。
3.天才的な告発手法
しかし少し前に、フリーライダー本人にだけはほぼバレずに他の全員に容疑を伝達するという、画期的な手法を使っている人を見かけました。
それは「キアリク」で~す。
初期位置からまったく動かない冒険者に対して、僧侶さんが延々とキアリクを唱えていました。
これはしっかり戦っているプレイヤーから見るとかなり異常な行動なので、すぐに異変に気づきま~す。しかもキアリクには「動けないでいる人を何とかしようとする」というイメージが付属しているので、多くのプレイヤーがすぐにその意図に気づけま~す。
それでいてチャットにだけ注目している悪質なフリーライダーの耳には、単なる戦闘中の一呪文の効果音しか届かないというわけで~す。
これを考えたかたは天才ですね~。
こういうのはどんどん真似していくべきであると考えました。
自分が僧侶以外のときも、「ツッコミ」などでの応用が考えられま~す。