1.クエスト「オオカミ討伐作戦!」
赤いずきんをかぶったコリスからクエスト「オオカミ討伐作戦!」を依頼されました。
パンパニーニには未完の作品『満月の夜の物語』があり、月を崇めるフォルモンティ村を赤狼が襲うという内容らしいのですが、その内容が現実化していたから救ってほしいとのことでした。
「フォルモンティ村」はドイツ語で「満月」を意味する"Vollmond"(フォルモント)が語源でしょうね~。
フォルモンティ村の地形はメルサンディ村そっくりでした。
まずは月見団子を作って供えれば月の神の助力が得られそうという話になりました。
「今年のお月見イベントはは洋風か?」と思っていたのですが、一気に和風になってきました。
月見団子を供えると月の神が「ススキラー」という銃をくれるはずだったのですが、そのようにしても一向に月の神が登場しませんでした。
そこでコリスが知っていた製法で自作することになりました。まずはバサラーナと一緒に登場するススキーノを倒して「銀のススキ」を入手することが必要とのことでした。
バサラーナに会いやすい落陽の草原はススキだらけなので、いかにも銀のススキを入手するのに適していま~す。
そしてバサラーナのもう一つの生息地は偽メルサンディ穀倉帯なので、仮にそちらのほうで挑んでも「パンパニーニの童話の一環」という物語全体の雰囲気を壊しませ~ん。
しかもバサラーナはサンスクリットの語源の影響で帽子に「金」と書いてあるので、「銀」関連のモンスターと対なる存在にするのに非常に適していま~す。
この人選、最高で~す!
やがてススキラーが完成し、オオカミの遠吠えも聞こえたので、「これで事件は全部解決!」と思ったのですが、遠吠えをしていたオオカミは「タロ」という赤くなくて大人しい個体でした。
このタロに月見団子を与えると人間態になりました。ガボみたいで~す。
これ以後のタロは「満月を見るとオオカミ態になり、月見団子を食べると人間態になる」という体質になりましたが、人語は維持できるようでした。
一夜明け、昼は赤狼は襲ってこないという理由で村人が屋外に出てきました。「昼は襲わない」だなんて人狼ゲームみたいで~す。
あとは「タロのすみか」にいくと、タロが団子のお礼に「ムーンピアス」をくれてクエストはいったん終了となりました。
2.クエスト「消えたオオカミ」
その後もコリスとタロは赤狼の捜索を続けたらしいのですが、タロは行方不明になってしまったそうで~す。タロを探すのがクエスト「消えたオオカミ」の依頼内容で~す。
タロのすみかに落ちていた「ボロボロのノート」を解読すると、タロは村の中に正体が赤狼の人物が混じっていることを見抜くところまで調査を進めていたようでした。ますます人狼ゲームに似てきました。
赤狼は人間に化けたままタロを陥れたりしましたが、コリスが転んで月のウサギとしての正体を現すと、コリスへの食欲に勝てずに村人の前で「人狼ウォルマード」としての正体を現しました。
コリスは井戸の中に逃げ、ウォルマードはそれを追いました。
これって善悪を逆転させていますが、クエスト「ウサギを追って」でアイリがウサギを追いかけていった件のセルフオマージュですよね。そしてさらに遡ると『不思議の国のアリス』の序盤が起源で~す。
話の流れは「コリスを救うために自分も井戸に飛び込む」なんですが、ここでクエストを中断してアストルティアに戻ると、コリスはちゃっかり井戸から抜け出していました。
ならば井戸を封鎖してしまえば勝ちなのでしょうけど、井戸は村人にとっては貴重なインフラでしょうから、やはり井戸の底へいきウォルマードを倒すという完勝を目指すことにしました。
コリスが置いていったススキラーを発見。
その力でレベル50の「狩人」に転職。
ステータスは、最大HP500・最大MP350。他は不明。
とくぎは、ハンターエッジ・アンガーハント・猟銃ショット・ちょうはつ・縛り罠。
あとは戦闘で弱らせて、最後に銀の弾丸を撃ち込めば完勝。
タロは村の救い主として村に溶け込みました。
コリスは月に帰ることになり、クエストの報酬としてムーンバニーの服セットをくれました。
3.後日談
タロは星月夜に「また 遊びにきてね」と言ってくれましたが、突如出現したパニーノは作品の完成を喜ぶと同時に「満月の時期が 終われば この世界は 消えてしまうことじゃろう。 それまで 存分に 楽しんでおくれ」と平然と言い放ちました。
後味悪~い!
4.家具・庭具のコンプリート
この村で売っている家具・庭具をしっかりコンプリートしておきました。
5.重要用語「満月の時期」の解釈
5-1.「満月の時期」の当初の解釈
クエストの中でコリスは「この村では 満月の時期になると」と語り始め、側に置かれていた『満月の夜の物語』にも同様の記述がありました。
アストルティアの月はほんの9時間36分で満ち欠けが一周するはずなので、この時点では「『満月の夜の物語』は、月の満ち欠けの周期がまるで異なる異世界を描いた話なんだろう」と思ってしまっていました。
5-2.それを覆した二大情報
ところがクエスト終了後にパニーノは「どうやら ここは 満月の不思議なチカラで わしの作品が 具現化した世界のようじゃ」と語り、さらにこの設定に続く形で前述のように「満月の時期が 終われば この世界は 消えてしまうことじゃろう。 それまで 存分に 楽しんでおくれ」と語っていました。
作品を具現化させる「満月」となると、作品外の存在である可能性が濃厚になってきました。
しかも月からアストルティアのアズランの町などに戻ってきたコリスと会話をすると、「フォルモンティ村は 満月の時期しか 行けないから 今のうちだよ~」という発言がありました。
つまり『満月の夜の物語』の外部の世界においても、直近の「満月の時期」とは日本時間で2022年10月26日12:00から11月6日23:59までの276時間の全体を指すようで~す。
5-3.結論
よってこの「満月の時期」とは、「月の外見が円形になる時期」の意味で解釈するのではなく、「年に一度のムーンキャロット王国の聖杯の儀式*1により、アストルティアの月がフルパワーになる時期」の意味で解釈すべきで~す。
もちろん波及効果として、その時期に『満月の夜の物語』の内部世界で月が円形であり続けるということはありうるでしょう。
5-4.アストルティアでの「満月」は多義的
なおこれはアストルティアの「満月」が多義的であるという説であって、決して「年に一度のフルパワー」の一義しかないというわけではありませ~ん。
2017年のエイプリルフールの設定では、偽のレンダーシアのラウルとリィンは出会ってから41回目の満月の夜に結婚を決めたようですが、結婚式の再現映像では二人ともかなり若々しく50過ぎには見えませんでした*2。