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ほしづくよのドラゴンクエストX日記

ドラゴンクエストXの世界で体験したことを綴っていきま~す。画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんに著作権があるので転載しないで下さ~い。

「ヒッポカンバー」の登場以来、「ヒポせんし」・「ヒッポキング」の名称への違和感がますます高まりました。

サブストーリー 釣り 考察

 カバを英語で"Hippopotamus"(ヒポポタマス)といいます。「ポカパマズ」さんと同じく、こういう奇妙な単語は、長年覚えられないか、逆に妙に印象に残って即座に覚えてしまうかの、どちらかになりやすいですよね。

 「ヒポせんし」とか「ヒッポキング」の「ヒポ」や「ヒッポ」は、この「ヒポポタマス」の頭のほうをとったものなのでしょう。

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 しかし語源をたどると、「ヒポ」の部分は古典ギリシア語で「馬」を意味する"ἵππος"(ヒッポス)から、「ポタマス」の部分は古典ギリシア語で「河」を意味する"ποταμός"(ポタモス)からきていま~す。

 そういう知識があるせいで、「ヒポせんし」や「ヒッポキング」という名前を見るたび、「河馬戦士」や「河馬王」ではなく「馬戦士」や「馬王」という和訳が浮かんできて、いつも興醒めしてしまいま~す。ジュレットの追加クエストでは「ヒポポ・サードン」という「河馬」の「河」の部分も一部反映させたヒポせんしの色違いを出せたのですから、フィールドのカバ型の敵もせめて「ヒポポせんし」や「ヒポポキング」にすればよかったのにと思ってしまいま~す。

 それでも我慢して、ヒポせんしたちを倒し続けていました。

 ところが水の領界にいってみると、馬型のモンスターとして「ヒッポカンバー」という敵が登場してしまいました。

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 このモンスターの名前の語源を考えるに、「ヒッポ」の部分は明らかに古典ギリシア語の「馬」ですね。ギリシア神話には"ἱππόκαμπος"(ヒッポカムポス)という海に生息する馬が出てくるので、おそらくこれにヒントを得て創作されたモンスターなのでしょう。

 あえて「カムポス」の部分を「カンバー」に変えたのは、「ヒッポカムポス」のままだと、釣りで登場する「タツノオトシゴ」の学名"Hippocampus"とほぼ同じになってしまうので、それを避けたのだと思いま~す。

 なお「カンバー」は、「悍馬」(暴れ馬)か「汗馬」(名馬)あたりの単語が元になっているのだと思いま~す。

 こういうのを出されると、「ドラゴンクエストの世界でもヒポといったら本来は馬なのだ!」という意識がわいてきてしまいます。それ以来、ヒポせんしやヒッポキングを見るたび、抑えようのない憎しみがわいてきます。