ほしづくよのドラゴンクエストX日記

ドラゴンクエストXの世界で体験したことを綴っていきま~す。画像は原則として株式会社スクウェア・エニックスさんに著作権があるので転載しないで下さ~い。

ノアちゃん・カノック料理長・バッフル町長が、魔勇者が死んでも平常心を失わない特製品であった理由を考えてみました。

1.はじめに

 昨日の記事で、ノアちゃんにはファルシオン耐性が中途半端にあり、人間態で会うと「五種族である」という一応の認識はするものの、友達になるのを警戒するだけのそこはかとない違和感を持つということを、証明しました。

 このような耐性をノアちゃんが製造者である大魔王マデサゴーラから授かった理由については、単なる偶然である可能性もあるでしょう。

 しかし、ノアちゃんは、グランゼドーラの住人でありながら魔勇者が死んでも平常心を失わなかった、カノック料理長・バッフル町長と並ぶ三人の特製品の一人で~す。なので特殊能力を持つ理由がまったくの偶然である可能性は相当低いで~す。

 しかも、カノック料理長もバッフル町長も、後述するように魔勇者の死後を見据えて意図的に特殊な人格と能力とを与えられていた可能性が高く、その場合はノアちゃんの性格も耐性もその一環である可能性が非常に高いので~す。

 本日はこの件につき考えた説を発表しようと思いま~す。昨日の記事とは違って絶対の証拠まではないので、「こう考えるのが一番自然」という程度の説で~す。

2.バッフル町長に与えられていた役割

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 マデサゴーラが自力で量産した人間の心は、当初のプログラムにない事態が起きるとすぐに機能不全を起こしま~す。

 それは魔勇者の生前から偽のココラタの浜辺で確認されていた現象で~す*1

 だからこそ、偽メルサンディではパンパニーニという「原作者」を活用し、偽セレドでは本物の人間の魂を流用し、偽アラハギーロでは人間慣れしたモンスターを改造したのでしょう。

 偽グランゼドーラでも、いつかは住民をより高性能なタイプに総入れ替えする計画もあったかもしれませ~ん。

 でも原型となる適当な素材が見当たらなかったか、または神の緋石破壊計画で忙しくなったのか、とにかくしばらくは住民の大半は低性能なタイプで我慢する必要があったようですね~。

 この低性能な偽グランゼドーラの住民たちは、「魔勇者をあがめる」という設定を与えられており、魔勇者が死ぬと一気に機能不全となりま~す。

 魔勇者が大人しく生存していてくれれば住民の心も壊れないわけですが、勝手にアルゴングレートに挑むなどの危険な修行を通じて覚醒を目指し続けていたので、いつ死ぬかわかったものではなかったでしょう。それどころかマデサゴーラに逆心を抱いているという情報もあったので、いつか粛清する可能性も視野にいれなければならなかったと思いま~す。

 そうなったときの当座の混乱をふせぐため、魔勇者の次の支配者を目指すよう特別なプログラミングを施されていたのが、バッフル町長だったのだと思いま~す。

 こういう設定の人材は、城中に置いておくと普段から魔勇者への敬意が低いせいで粛清されるおそれが高く、かといってただの民間人では誰もついてこないので、城下町で一番偉い人物にその役目を負わせたのでしょう。

3.カノック料理長に与えられていた役割

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 カノック料理長の人格を変えたのは、魔勇者だと思っていま~す。

 魔勇者は生前から保険のためにテグラムを通じた復活計画を立てていました*2

 そしてクエスト「生きていた男」では、魔勇者の魂の宿ったテグラムが、力が入らず動けないため、カノック料理長の料理を何でもいいから持ってきてくれと依頼してきま~す。

 もしも単に空腹で動けないのであれば、料理人の選り好みをするはずがありませ~ん!

 これぞ、魔勇者の魂の宿った剣士がまともに動けるようになるには、カノック料理長の料理を何でもいいから食べることが必要だったことの、何よりの証拠で~す。

 おそらく魔勇者は自己の復活計画の一環として、カノック料理長の体質と人格を改造したのでしょう。作る料理が何らかの特殊な魔力を帯びるようにするとともに、自分の死後も活動を積極的に続けるように、プログラムを「魔勇者をあがめるのが生き甲斐」から「他人に料理をふるまうのが生き甲斐」に変えたのだと思いま~す。

4.ノアちゃんに与えられていた役割

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 ノアちゃんは「よみがえる王国」シリーズに直接関わりませんでしたが、類似の人格を持つ二人がこのシリーズに深く関わった以上、相当の確率で魔勇者の死後の何らかの事態に備えて製造または改造された人物で~す。

 星月夜が思うに、ノアちゃんは復活後の魔勇者への対策としてマデサゴーラが製造した人間で~す。理由は以下のとおりで~す。

 マデサゴーラは、魔勇者の製造者だけのことはあって、魔勇者が死後も魂は不滅であることと、本人がちょっとした工夫を生前にしていれば復活もできるということを、知っていたと思われま~す。そして復活した魔勇者が左遷や粛清についての復讐をする可能性も十分に考慮していたことでしょう。

 復活した魔勇者は、大魔王への奇襲のために一般人を装う可能性もありました。また史実においても、テグラムの体を乗っ取って魔勇者態を取り戻した後、生き残った住民を円滑に統治するために「その後も他人からはテグラムに見えてしまう魔法」を自分にかけた可能性がありま~す。

 そういう、外見を直接変えるのではなく、相手の脳に作用して脳内画像だけ修正するファルシオン風の魔法が使われた場合、大魔王軍としてはそれを早期に見破れる人材を偽グランゼドーラに配置したいところで~す。

 しかし、完全に見破ってしまって「新しい王様の正体は怪物だ!」と叫ばれてしまうと、すぐに魔勇者にその人材が粛清されてしまい、かえって役に立ちませ~ん。

 そこで、「ファルシオン耐性20%」ぐらいの人材であるノアちゃんを配置しておき、ときどき人を雇ってノアちゃんと会話をさせることで、彼女が誰の姿に違和感を持っているかを聞き出すことにしたのでしょう。

 「五種族の友達をほしがる」と性格をインプットしておけば、違和感を乗り越えてまで魔勇者と友達になって懐柔されるという心配も少なくなりま~す。

5.一般住民の虚しい気持ちに共感(余談)

 つまり、一部の不屈の精神の持ち主を描いた美談に見えた二つのクエスト、「オレの料理を食えばいい」と「ぬい合わせた願い」とは、実は大魔王マデサゴーラと魔勇者の水面下の抗争で作られた人格が持たされた特殊な欲望を描いた幕間劇にすぎなかったということになりま~す。

 そう考えると虚しい気分になりますね~。

 多分この虚しさこそ、魔勇者没後の偽グランゼドーラの住民の感じた虚しさなんでしょうね~。