暁月夜「本日の文責は私である」
1.暁月夜の試験対策 "JAPAN MENSA"編
1-1.入会動機
一定以上のIQの持ち主だけが入会を許される"JAPAN MENSA"という団体がある。一々アルファベットで綴るのが面倒なので、以下「メンサ」と表記する。
私はこのメンサの会員資格の取得をある時に志した。
入会動機というのは人それぞれであるが、私の場合は内部での活動よりも対外的な名誉が目的であった。
私は本人も地球用アバターも腕力が強く、そのせいで「力馬鹿」というイメージを持たれてしまっている。これが家業の後継者争いにマイナスになる可能性が高かった。そこでメンサに入ることでそのイメージを払拭したかったのである。
また家業を継ぐ前や、相続争いに負けた場合や、実家が倒産した場合には、就活をしなければならない。そのためにも知的な肩書は多いに越したことがない。
1-2.入会方法選択
入会方法は二種類ある。メンサ主催の入会テストによるものと、専門医の証明書によるものだ。
私としては、以下の理由からまずは「専門医の証明書」コースから挑戦することをお勧めする。
入会テストコースは欠点が多い。まず15歳未満はそもそもこのコースが認められていない。そして予約はすぐに埋まってしまう。伝染病が蔓延している時期にはテスト自体が開催されない。そして一度不合格になると一年間受験資格がなくなり、三度不合格になると生涯受験資格がなくなるのだ。
これに対して、専門医の証明書コースなら、体調の良さそうな日を自分で好き放題に選んで予約できる。また関連する病気を患っていたら、検査費用に保険が効く場合もあるらしい。しかも検査結果として分野ごとの能力値が示されるので、それはその後の人生の指針の一つにもなる。極めつけに、仮にその日の気分や出題内容との相性のせいで低い成績が出てしまっても、その成績をメンサに申請しなければ受験資格には影響しない。
そうしてもしも「専門医の証明書コースとはどうしても相性が悪い!」となったら、そのあとで入会テストコースにも挑戦すればよいと思う。
1ー3.検査対策
IQというものは、勉強でどうにかなるものではない。だが「対策」には多少の意味がある。
私が資格を取得していくシリーズのカテゴリーは「暁月夜の試験勉強」という名称だったのだが、そういう理由からこれを機に姐御に頼んで「暁月夜の試験対策」と改名してもらった*1。
さて肝心の「対策」であるが、初見の出題内容に動揺しないようにするための工夫をすべきだ。具体的には、ネットで無料のIQテストの練習をしたり、どんな出題形式でどんな能力を探ろうとしてくるのか調べたりすべきである。
そして自分で決めた本番の前夜になったら、しっかり眠って栄養を摂取し、万全の体調で受験することだ。
ちなみに私自身は興奮のあまり検査の前夜に完徹をしてしまった。
なお以上の対策はあくまで私の実体験に基づく専門医の証明書コースの話なので、入会テストコースのほうを目指す人は、そのコースでの先輩の話もしっかり聞いておいたほうがいいだろう。検索をすれば、多少の情報は出てくるようだ。
1-4.入会成功
検査当日は完徹のせいで意識が朦朧としていたが、メンサ合格には十分なIQを叩き出すことができた。
この検査結果を元に医師に推薦状のようなものを書いてもらい、メンサに送りつけたら入会できた。
これで多少は一族内での発言力も増すことであろう。
いつか金と時間が余ったら、ベストコンディションでもう一度検査を受けなおしたいものである。
2.はじめての総会出席
最初に書いたように入会の目的は対外的な名誉が中心だったのだが、入ってみると記念に総会に一度は出席したくなった。
そこで今年の総会に出席してみた。
懐かしの東京国際展示場駅だ。
前に来たのは、『ガールズ&パンツァー』の同人誌を目当てにコミケを訪れたときだ。
あのころの地球は新型コロナなんかなくて、ヌルゲーだったな~。
メンサは例年あのビッグサイトで総会をやっているらしいのだが、今年は工事中のため近くのTFTビルでの開催となった。
ビルの前で、知り合いの先輩会員と合流。先輩はゆりかもめの東京ビッグサイト駅を利用したそうな。
会場内で撮影した写真は外部に流出させてはいかんとのことだったので、仕方なく休憩時間に会場外で撮影したこれが記念写真となった。
私は初回ということで気負って似合わぬ正装をしてきたが、普段着の会員も多かった。
総会の内容については、個人的な感想も含めて極秘としておく。