今月のXの日は、風船を使った集会があったようですね。星月夜はそれにはあんまり興味がなかったのですが、もらった風船は記念写真撮影のため独自に利用しました。
アストルティアの風船は浮いているので、空気より軽い気体がつまっているのでしょう。
風車の丘では観測用の気球もいっぱい飛んでいますね。
ところで、なぜ気球は風車の丘でしか見られないのでしょうか? 気球は何かを監視するのに便利なのですから、呪われた大地を見張り続ける必要のあった序盤のカミハルムイ国とか、いつ敵襲があるか知れたものではなかった序盤のガートラント国とかは、もっと気球を導入していたほうが自然だと感じました。
本日はその件について考えてみました。
最初に考えたのは、体重の問題で~す。軽いプクリポ一名がようやく乗れる程度の気球のみが存在すると考えてみました。
でも3.2以降のプクリポは、他の種族と同じ重さになってしまいました。
それにこの理由だと、カミハルムイもガートラントも気球導入と同時にプクリポを一人雇えばいいだけの話になってしまいます。
しかもエルフは羽の揚力を使って、ゴンドラへの自分の負荷を軽減できるはずで~す。
以上三つの理由から、体重は無関係となりました。
次に考えたのは、ガスの輸送の問題で~す。
地球は文明が進んでいるので、空気より軽いガスを気軽に圧縮したり液体にしたりして、輸送を簡単にしていますね。
でもアストルティアにその技術がなかったとしたら、ガスを使った気球は天然ガスの生産地の付近以外での運用は困難になりま~す。
「炎のクール便」では、氷を運送するために最適の容器が、内部で摂氏零度よりもやや高い温度を保つ天然の袋だとされていました*1。どうやら天然ガスを液体の状態で運ぶのは無理のようですね~。
風船につめて少しずつ運ぶことも決して不可能ではありませんが、人件費がかさみそうで~す。
おそらくアストルティアでは、ヘリウムは風車の丘の特産品なのでしょう。だからそれを利用した観測気球が、風車の丘近辺でのみ運用されているのだと思われま~す。
そしてヘリウムを利用した風船もまたこの地の特産品であり、他の大陸でたまに見かける風船も、ここから輸入したものがほとんどなのだと思われま~す。