昨日は夕月夜に連れられて、夕月夜のおすすめの風景を見にいきました。
夕月夜「どうです? たまには赤い花もいいものでしょう? 絨毯のように敷きつめられてますのよ」
星月夜「極端に単純化された不自然な生態系が織り成す美観は、その身勝手な残酷さを内に秘めているが故に尚一層美しいわね」
夕月夜「流石良く解ってらっしゃる~。視覚的な美のみならず、その背後にあってそれを支えるグロテスクな犠牲の対比まで含めた芸術ですのよ」
星月夜「表層を眺めるだけでも充分楽しいのでしょうけど、それでは私達には物足りないものね~」
夕月夜「そして同胞の作り出してしまった狂気の光景の狂気性に全く気付かないという人間達の存在も、この芸術の成立に一役買っているので~す」
星月夜「嗚呼、貴女という妹を持って私は幸せだわ~」