このブログの考察記事には、ほぼ100%正しいという自信のある記事もあれば、正解率が50%以下だろうと自分でも思ってしまう大胆な仮説の記事もありま~す。本日は、前半が比較的堅実なほうの記事であり、後半が大胆予想となっておりま~す。
アストルティアに自分を首班とする新秩序を打ち立てようとした者は、名前が判明しているだけでもナドラガ・不死の魔王・マデサゴーラ・ネルゲル・竜王と、数多くいますね。彼らの目指した最終的地位は、おおむねルティアナ的な存在だったと思われま~す。
そしてその有力な部下が目指したのは、現在の六大種族神にあたる地位と思われま~す。
彼らの名前からも、目標の片鱗がうかがい知れたりしま~す。
まず「ラズバーン」については、「ー」を「ガ」に変えて並びかえるだけで「ガズバラン」になりま~す。
ラズバーンは偽りの太陽を動かせ、自身もまた炎を得意とする魔物だったので、炎の神に取って代わることを夢見ていたとしても不思議ではありませ~ん。
「ゼルドラド」は、「ル」を「ー」に変え重複する「ド」を一回にまとめて並びかえると「ゼドーラ」が浮かび上がりま~す。
ゼルドラドはおそらくグランゼニスの代理であるグランゼドーラ王家に取って代わろうとしていたのでしょう。「グランゼニス」や「グランゼドーラ」の「グラン」は「偉大な」を意味する形容詞でしょうから、「ゼドーラ」こそ真に固有名詞である部分で~す。「ゼドラ洞」という地名も残ってますしね。
この法則がひょっとしたら当てはまる相手が、他にもいま~す。「今どこでどうしているのか?」がよく話題になる、賢者マリーンと旅芸人ピュージュで~す。
「マリーン」は名前の最後に子音の"u"を加えるだけで、「マリーヌ」になりま~す。「魔」と化した「リィン」ならば「マリィン」と名乗るべきなのに、あえて「マリーン」としたあたりに、マリーヌへの対抗意識が見て取れま~す。
元々ジャイラジャイラは、「種族神」より僅か一つ格が落ちるだけの「民族神」とでもいうべき存在でした。そのジャイラジャイラがリィンとの融合によって自由に身動きまでできるようになったのですから、種族神への昇格を夢見てもおかしくはありませ~ん。そして「水」・「密林」・「灰色の石を基調とした文明」という彼女好みの世界をより広い地域で運営したい場合、レンダーシア大陸の支配者になってジャイラ密林の周辺の環境を地道に変えていくよりかは、いっそウェナ諸島を奪ってしまうのが早道で~す。
賢者マリーンにも呪術師マリーンと同じく「ジュリアンテ」という義妹がいた場合には、ますますこの説の裏づけになりま~す。新体制においてこの義妹には「ジュレー島」が与えられる予定でしょうから。
そして「ピュージュ」が謎の上司「あの方」による新体制下で目指している地位は、「ピナヘト」的なものかもしれませ~ん。
名前は残念ながら冒頭の「ピ」の部分しか同じではありませ~ん。
しかしながらピュージュには、「縞模様の服を好む」・「芸人」・「体が小さい」・「原則笑顔」・「プクランド製のぬいぐるみを好む」など、プクリポと縁の深い点が数多く見つけられま~す。
プクランド大陸に封じられることを目指して「あの方」に仕えているというのは、十分にありうることだと思いま~す。
竜王がアレフガルドのときと違って報酬を世界の六分の一に限定してきたのも、「アストルティアでは、魔王による大幹部のヘッドハンティングのさいの報酬は、大陸一つが相場だ」と学んだからなのかもしれませんね~。