「竜王城の決戦」*1と「大魔王ゾーマへの挑戦」*2でパーティを組んだアキーラさんは、漫画家でもありま~す。
彼が描いた名作漫画『ドラゴンボール』はとくに有名で、星月夜も何年か前に読みました。
この漫画の「ギニュー隊長」というキャラは、追いつめられると自分と相手の体を交換する必殺技「ボディチェンジ」を使いま~す。
でも一度ボディチェンジで痛い目にあっていたことでその技の内容を知っていた主人公は、重要な脇役がボディチェンジを受けそうになったとき、とっさの機転で付近のカエルを技にぶつけることで、ギニュー隊長をカエルに変えてしまいま~す。
「チェンジ!」と発音しなければ技が発動しないので、隊長の人生はこれで事実上終わってしまいました。
「中々面白い展開じゃん」とそのときは思い、そのままずーっと忘れていました。
でも一昨日、変化の対象が他の生物ではなくカエルであったことの真の理由が、ようやくわかりました。
「チェンジ」とは「換える」ということで、「換える」の同音異義語である「カエル」が選ばれたのでしょう。つまりダジャレで~す。
きっとアキーラさんは、「換える」という卑怯な手段を使い続けたキャラが最終的に「カエル」になってしまうという一流の皮肉を通じて、当時の少年少女に「卑怯なことはするな」と伝えたのでしょう。
「チェンジ」と発音しないと技が発動しないという設定の時点で、「発音に着目してね」というヒントは与えられていたのでしょうが、何年間も気づけませんでした。
ネットで「ギニュー カエル 皮肉」とか「ギニュー カエル ダジャレ」とか検索をしても、この説の主張者は見つかりませんでした。気づけそうで案外気づけないものなのかもしれませんね。