「パクレ警部の事件簿」第3話*1では時空監察機関のオフィスの所在地だった場所を再訪したところ、「がらんどうの間」になっていました。
バージョン1.0からムービーなどには登場してきたパクレ警部ですが、ここで初めて対話可能なNPCとして配置され、ツーショット写真撮影も可能になりました。
警部はクエスト「パクレ警部の現実」を依頼してきました。内容は紛失した銀色のノートを発見してくるというものでした。
話が進むと、「この銀色のノートは警部が銀の丘の扉に閉じ込められていたころに拾ったものであり、時空監察機関に関する妄想を書き連ねたものであり、そして紛失するまではその妄想が現実化していた」という設定が判明していきました。
話が進むほど、何者かが差し入れてくれたバナナが次々に皮だけになっていきました。
星月夜はお使いをこなして銀色のノートを入手しましたが、パクレ警部はバナナの皮で滑った拍子にそれを焼いてしまいました。
そして最後に、銀色のノートはアルウェ王妃のノートの試作品であり、フォステイルが作ったものだと判明しました。バナナを差し入れていたのもフォステイルであり、それはパクレ警部が銀色のノートをこのクエストで再入手してもすぐに焼いてしまうための計らいだったようでした。
「パクレ警部の事件簿」は、単なる夢オチだとしたらクエスト報酬が手元に残ったことの説明がつきにくくなるので、このように夢を現実化するアイテムを『ドラゴンクエストX』の設定と矛盾しない形で登場させたことは、非常に手堅いオチだと思いました。
パクレ警部は大事なノートを失ったものの、そんなに落ち込んでいない様子でした。普段の言動では小物っぽいところもありますが、やはり大物ですね。
がらんどうの間に引っ越した件については、「借金取りの待つ家を捨てて」と動機を語っていました。
家を売って借金を返済するのではなくいっそ家ごと捨ててしまうという態度は、中々豪快ですね~。ギャンドルにしてみたらたまったものではないでしょうけど。
それを聞いたギャンドルは「ドロボウにでも入られたら」とか心配をしていました。図体は大きくても発想が小物ですね~。
報酬はバナナ風の帽子でした。