サラジャンという老人から「なんと すさまじき覇気……! 目の前にいるだけで 震えが来るぞ!?」と評価されました。今まで魔界ではつねに外見が雑魚の扱いだったので、なかなか嬉しかったですね~。
魔界の多数派による第一印象とは異なる印象を大魔王に対して持ったこのサラジャン、相手の能力を見極めるのが非常に上手であるか、もしくは逆によほど耄碌しているかですね。
サラジャンはかつてゼクレスの宮廷魔術師でしたが、家族を人質にされたために、主君であるイーヴ王を裏切り、主君がゼクレスに帰還するとたちまち死ぬという結界を張ったのだとか。その件を悔やみ、死ぬ前に結界を解除したがっているようでした。
かつてサラジャンは結界の解除の余地を残していたことがばれ、家族を殺された上にすべての魔力を奪われたそうで~す。
それでいてデスカイザーの落とす「死魔獣のしずく」を一瞬で「虚ろの器」に変えました。いったん魔力を全部奪われたのちに、ゼロから再び魔力を蓄えたのでしょうか? それともこれは魔力とは別の技術によるものだったのでしょうか?
この虚ろの器に、事前に同志たちに預けておいた宝石の魔力を注げばよいようでした。
その同志たちとは、一人目がファウロン。
ダークで撮影するとより目立ちますが、左耳にだけピアスをしていますね。これが結界の解除のための宝石のようで~す。
ファウロンの写真を掲載した過去記事を探したところ、5.0の時点ですでにこのピアスをちゃんとつけていました。
二人目が、かつてオジャロスの部屋の衛兵だったジェグロド。そもそもが親の代からのイーヴ派だったようで~す。
彼は身分制廃止論者のイーヴ王を敬慕していながら、5.2メインストーリーでは、漸進的に能力主義を目指したオジャロスを裏切って、身分制が大好きなリンベリィの味方をしていたことになりますね~*1。
好意的に解釈するならば、オジャロスによる簒奪よりもアスバルの覚醒こそが一層イーヴ王の理想に近いと考え、一時的に敵の敵と通謀したということになりそうで~す。
悪意で解釈するならば、イーヴ王への忠義や亡父への孝行よりも賄賂こそが優先だったということになりそうで~す。
彼は「なぜ 今になって……」とつぶやいていたので、この結界は今さら解除してもサラディンの自己満足にしかならないということでしょうか? つまりイーヴ王はもう死んでいる?
三人目はナクリン。
彼女はこの秘密結社の会員としての自分とアスバルの臣下としての自分とを、使い分けていることを明言していました。
これで「虚ろの器」は「解呪の宝珠」になり、ナクリンにいわれた通りの作業で解呪も成功しました。
伝書鳩でナクリンがアスバルに連絡をしたため、サラジャンへのクリアー報告と同時にアスバルも駆けつけ、エルガドーラによるサラジャン追放処分を取り消しました。
報酬で「忠臣のピアス」をもらったので、魔犬の仮面の外見にしました。「犬」と「忠」って相性がいいですし~。