1.動画の拡散
数多くのドラゴンクエスト関連作品でアリーナを演じている中川翔子さんが、勇気を出してストーカーの被害を動画で訴えました。
なるべく多くの人に知ってもらいたいという思いからの行動であると判断し、勝手ながら拡散することにしました。
なお被害者本人の意向こそ第一であると考えるので、今後本人の気が変わりこの件の拡散を嫌がるようになったら、それに対応してリンクの削除や名前の仮名化などの作業をおこなう予定で~す。
2.中川翔子さんを贔屓する理由
「世の中にストーカーの被害者は数多くいるのに、なぜ中川さんだけを優先的に紹介するのか?」と思われたかもしれませ~ん。
星月夜が中川さんの被害を優先的に紹介した理由は二つありま~す。
第一はやや公的な理由で~す。当ブログもドラクエ系ブログの端くれであるので読者の皆様もドラクエへの興味関心が深いと思うので、アリーナの被害を語るほうが他の人の被害を語るよりもストーカー問題に興味を持ってもらいやすいと考えたからで~す。
第二の理由は私的な贔屓といわれても仕方ありませんが、星月夜は可能な限り自分が愛したドラクエワールドを護りたいと思っておりま~す。だからドラクエの関係者の不幸は少しでも減らしたいで~す。それがめぐりめぐって自分のドラクエ生活を豊かにするとも考えていま~す。
3.警察の腰の重さについて
3-0.はじめに
多少はストーカー対策の法律も作られ始めたので昔よりはマシになったとはいえ、やはり警察の腰は重いで~す。大事件になるまでは中々動いてくれませ~ん。そのことは前掲動画でも語られていました。
これについての星月夜の立場を複数の観点から書いていきま~す。
3-1.それでも一応相談すべき
たとえまだ自分の身を守ってもらう段階ではなくても、明日の自分や次の被害者のために、まずは警察に相談するのが正しい行動だと思いま~す。
たとえば、ある日犯人に刺されて命に別状はないものの数日間面会謝絶になったとしま~す。この場合、先に警察に相談しておけばその資料が警察に残っているでしょうから、きっと初動捜査の質も高まることでしょう。相談をサボっていたら、その数日間に犯人は証拠を巧みに隠滅したり、海外に逃亡してしまうかもしれませ~ん。
また「仮に自分が殺されても、仇をとってもらえる確率が高まる」というだけで、ほんの少し気休めになりま~す。
3-2.警察を責めるのは原則としてお門違い
よほど怠けたいために対応してくれないという場合もありますが、警察が慎重であるというのは本来は正しいので~す。警察が慎重であることで自由主義社会が護られているのであり、ストーカー対策目的で警察が自在に先制攻撃できるような社会では一般市民の生活も不自由になってしまうことでしょう。
「まず自分の命が惜しい」という一つの考えにこりかたまっている人が警察の腰の重さを憎むのも理解できますが、やはり星月夜は「自由な社会もまた惜しい」と考えていま~す。
3-3.しかし対策法の強化を求める声に遠慮は不要
「自由な社会もまた惜しい」という考えが強くなりすぎると、警察を責めないのみならず、立法の不作為にまで甘くなってしまいま~す。でもこれはこれで問題だと思いま~す。
一般市民がそこまで配慮しなくても、内閣法制局を筆頭にブレーキ役ならちゃんと大勢いる社会で~す。だから一般市民は当分は「もっと我々を大胆に守ってほしい」という声を出すアクセル役を演じるだけで十分であると考えていま~す。
4.誰しも他人事ではない
4-1.呼びかけ
最後になりましたが、「自分は有名人でも美人でもないので他人事」などとは思わないほうがいいで~す。
「愛情が高じて」以外のタイプのストーカーも大勢いますからね。
さらにはストーカーに甘い社会では、腹の中では単に憎い相手に強烈な不快感を与えたいとか引っ越しに追い込んで無駄な出費をさせたいという動機を持っている者が、警察にも裁判所にも甘い顔をしてもらうためにあえてストーカーを装う演技をするという可能性もありま~す。
「アンチ中川」やさらには「アンチ有名人」みたいな立場のかたも、自身の利益のためにも、まずは社会の共通の敵を倒すために共闘してみませんか?
4-2.具体的には
「自他を守るため共闘する」といっても、今まで被害にあったことのない人は何から始めるべきか迷いそうですよね。たしかに派手でカッコイイ活動とかは、あまり聞きませ~ん。
まずは様々なケースを学ぶだけで力になりま~す。これは地味なようでかなりの即戦力で~す。
多様なケースを知っておかなければ、「私または知人の本日の被害は、ドラマやドキュメンタリーでチラリと見たことのあるあのストーカーとやらとは、また別の問題なんだろう」とか決め込んでしまい、手遅れになりがちで~す。
仮にストーカー被害であることを認識するところまで到達したとしても、やはり知識が少ないとレアケースにすぎない対策の成功例を過度に信用することで、無謀な行動を採ったり、逆にほとんど効果のない空回りをしてしまうかもしれませ~ん。
そして社会全体で被害者に同情する気運を作ることも、大きな力となりま~す。
本稿のような記事を書くのが面倒でも、前掲動画の視聴数を1増やせば、社会への貢献度は決してゼロではありませ~ん。