1.これまでの「アンテロ」解釈
竜将アンテロといえば竜族再興のために命懸けで戦った人物なのですが、その名前は皮肉にも二重に「人間男」を連想させるものでした。
第一に、地球のヨーロッパで広く見られる名前"Antero"からの借用なので、『アストルティア創世記』432ページの命名法則に照らす限り、竜族より人間族を連想させる名前で~す。
第二に、地球の"Antero"という名前の歴史は、ラテン語"Andreas"、古典ギリシア語"Ἀνδρέας"へと遡り、その語源である印欧祖語"*h₂nḗr"は「人間男」を意味するので~す。
これにより「アンテロの親は、アンテロに「人間族の長所を取り入れた性格に育ってほしい」という願いをこめて人間族の命名法則に従って「人間男」という名前をつけたのに、本人は六種族の中でもとりわけ人間族を憎んだナドラガの意志を継ぐナドラガ教団幹部へと育ってしまった」という皮肉なストーリーが想像できるというわけで~す。
2.これからの「アンテロ」解釈?
6.0から迷宮の新ボスとしてアンドレアルが配信されることが決まりました。
アンドレアルはおそらくドラゴン系で~す。
そして元ネタはおそらくゴエティアの悪魔の序列第65位の"Andrealphus"(アンドレアルフス)で~す。
"Andrealphus"の正確な元ネタまでは知りませんが、前掲のラテン語"Andreas"と似ていますよね。
アンドレアルを倒してそのまめちしきを読むまでは断言できませんが、「アンテロの親は、「伝説上の竜アンドレアルのような姿へと竜化してほしい」という願いをこめてアンドレアルまがいの名前をつけ、本人はその期待に応えた」というストーリーも想像できるようになる可能性が出てきたというわけで~す。
雨月「革命的新解釈や! この記事の通称は「人間男革命記事」に決まりや!」